山旅日記に戻る
写真
eggyによる動画
霧ヶ峰2001 2001/7/20

GPSによるルート図 山旅倶楽部の地図を使用

 前日は体調が悪かったので風邪薬を飲んで寝た。こういうときは睡眠薬代わりに薬を飲んで寝てしまって翌日なんともなければ体を動かしてストレスを発散してしまうのが合っている・・・。(その後またダウンしない保証はない・・・)

 というわけで、天気予報は曇り気味なんで展望は期待せずに出発することにした。今日の目玉は花、花。キスゲです。
 それと、 今回は「パソコンカーナビ化作戦」で20GBのHDDに換装し、Windows2000化のうえで、Navin'You 5をインストールしたLet'sNoteによるルートガイドの性能を確認する日でもある。
 Let'sNoteにNavin'You用のGPS受信機としてGARMIN eTrex Ventureを接続する。あれ、通信しないぞ、と思ったらNavin'You側のGPS受信機の設定がクリアされていたので再設定。
 検索済みのルートを開きいざ出発。
 自宅から八王子ICまではまともなルートを案内した。途中、わずかにルートを無視してみると「ルートからはずれました」と言ったあとにいちおう再検索してくれる。よしよし
 固有名詞、地名の合成音声がちょっと聞きにくい。
 まあ、中古で6500円のソフトなんだからこんなもんだろう・・・。

 3連休の初日で学校の夏休みの初日なので相当混むはずなんで朝が大事。5:29に八王子ICから中央高速に乗ったがなんとか渋滞の頭よりは先に出たようだ。
 途中、大月の手前のトンネル(岩殿山トンネル)でふとFYAMAPで出たEOSさんの展望クイズを思い出し、トンネル出口で富士山の方を見ると、この付近ではなかなか見られない左右のかなり下の方まで裾を広げた富士山を一瞬見た。中央高速は富士山を眺めるチャンスは多いのだが、たいていは丹沢や道志、あるいは御坂山塊越しになるので、このように裾まで見えることは少ない。なかなか貴重な展望ポイントである。場所はちなみにここである。ただしこのリンクはカシミールを持っていないと意味ない

 Navin'Youは高速に入ってからは大月JCTについて警告しただけで諏訪ICの2キロ前になってもなにも言わない、と思ったら1.2キロ前に案内をはじめた。うう〜ん、高速の出口は看板どおり2キロ手前で案内しろよな。減点1である。

 途中、事故車による渋滞4キロ40分との表示があってあせったが、そんなにひどい渋滞はなく諏訪ICには7:30くらいに到着した。
 諏訪ICを降りるといつもは直進して20号に出るのだがNavin'Youが左折しろ、というので左折した。すぐにガソリンスタンドがあったのでこれ幸いとガソリンを入れる。その先で右折し20号に合流。こっちの方が少し早いような気がする。
 元町交差点から20号と分かれ山を登るようになるが、地図そのものは細かくないが、蓼の海との分岐などわかりにくいところはサブ画面で案内してくれる。「中部詳細版」でなくて「全国版」でもここまでやってくれるのはなかなか立派。誉めてつかわす。ただ、強清水まで来てビーナスラインを沢渡に左折したはいいが、そろそろ目的地だといってガイドを勝手に終わってしまったのは問題、減点1である。

 ヒュッテ・ジャベルのそばのいつもの場所に到着したのは8:00ちょうど。まだ車は数台しかいない。よしよし。

 今までNavin'YouのGPS受信機として頑張っていたeTrex VentureのトラックログをいったんPCに吸い上げPC接続ケーブルをはずしトラックログをクリアする。今度は単体でザックの肩ベルトにセットされたデジカメケースに収められてこれからの行動を記録してもらう。その前にトラックログの取得間隔をAUTOから30秒おきのTIMEモードに変更しておく。

 天気は晴天ながらどの方向にも下の方に雲があるため遠望は望めない。
 さあて、どのコースにするかな、と考えるまでもなく、車山の肩を目指して歩き出す。歩き始めるとすぐに去年も見たキンバイやマツムシソウに同じ場所で出会う。まあ、あたりまえではあるが、・・・また来ましたよ、と挨拶したくなる。
 沢渡の下の方はシーズンが終わったようでしおれているキスゲが多いが上部へ行くといつもの黄色い絨毯に会えた。振り返ると八島湿原が綺麗だ。いつもより緑が多く見える気がする。遠くには美ヶ原が見える。その左奥の北アルプスがあるはずの場所には厚い雲・・・・。ここから美ヶ原はもう何回も見たが、北アルプスだけは見ていないなあ・・・。

 肩まで来ると観光客が急に増える。
 肩のキスゲは見事である。
 そのまま車山まで歩く。
 車山までも道も最近来たなかでは最高のキスゲであり、三脚を担いだカメラマンが多い。
 そういえば今日は光学10倍ズームのOLYMPUS C-700 UltraZoomの初回本番稼動日である。
 やはりずぼらな人間にはこの程度の大きさが限界。三脚担いで重い銀塩カメラはもう遠い世界である。
 デジカメでもほら、この程度には撮れる・・・。
kisuge.jpg  それはさておき、車山は相変わらず人が多い。反対側からリフトでどんどん上がってくるから仕方ないが・・・。
 それでも腹が減っては戦は出来ぬということで食事をする。風が強くてけっこう寒い。今日は大胆にも半そでシャツ1枚なのだ。おかげでもうすっかり両腕は、・・・・放送禁止用語なのか差別用語なのかよくわからないので回りくどく言うと、「天保6年武州石田村生まれで、後に新撰組の副長となり新撰組解散後は函館に行く、名は歳三の苗字を素直に読む」焼けである。(ここまで書いてもわからない純粋理科系あるいは歴史オンチの人はここを・・)

 ということで(何がということなんだか、最近、スタパ斉藤ものをまた読んでしまっているせいかもしれない・・・)車山乗越(のりこし、と読まないように、念のため・・・。のっこしです。峠のことです。ちなみに日本で一番高所にある乗越はどこでしょう。答えはここです。)まで降りて蝶々深山に向かう。

   蝶々深山は車山にしか行かない観光客は来ないというひとつのポイントではあるわけです。なんとなくはずれに来たなという感じがある。
 ちなみに蝶々深山までの道は右のような感じである。(529KB MPEG4)蝶々深山までの道
 で、ここで残りの食事を採って歩き始める。中央アルプスや南アルプスが霞んではいるが見えてきた。では物見岩でも行ってみるか。八島湿原界隈のアヤメも見てみたいし・・・。というわけで物見岩。

 ほら人面岩だと思いませんか?  この岩、現物を見たときは思わなかったんだが、今、写真でみると人面岩だなあ。

 で、八島湿原へ向かう。といっても湿原のそばまで行くだけで沢渡に戻るつもり。
 

 八島湿原界隈はキスゲとは別のなかなかいい花が揃っていた。もちろんアヤメも咲いていた。
 デジカメはけっこう活躍してくれた。湿原の花は咲いている場所の問題でキスゲ以上に近寄れない場合が多いが10倍ズームでちょっと見にはなかなかの写真がとれてしまうのである。アヤメの写真は5メートル先のを撮影した・・・。
 というわけで最後は八島湿原の鎌ヶ池キャンプ場からの暑い暑い林道歩きが残されたものの、まあ、けっこういい一日でありました。

 帰りの高速も、3連休のおかげで上りが渋滞する時間が遅くなる傾向があるため、渋滞に会うことなく帰宅した。

 そうそう、今回はもうひとつ、ハンディGPSのeTrex Ventureのログの採取テストもあった。そちらはこっち(準備中)。
 あと、写真はここにありますのでな人はどうぞ。eggyによる動画はこちら


山旅倶楽部4万図を使用 本日のログ

山旅日記|霧ヶ峰95|霧ヶ峰96|霧ヶ峰97|霧ヶ峰98|霧ヶ峰99|霧ヶ峰2000|霧ヶ峰2002|