今年も行って参りました。
今年は例年のように@niftyのFYAMAPの情報に加えて、霧ヶ峰有料道路のページ で情報集めをしました。もっともこのサイトを教えてもらったのはFYAMAPですが・・・。
昨年はリフトでごまかしたので今年はまじめに沢渡のヒュッテジャヴェル(ルート図の一番下)から右、すなわち肩に出て、車山山頂経由で蝶々深山を回って降りてきました。なお、左のルート図は国土地理院の数値地図50メートルメッシュ「日本II」を使ってカシミールで描画。赤い線はGPSによる軌跡です。右は25000地図画像に重ねたもの。
もう少し宣伝するとカシミールで作成した画像をBMPで保存後、拙作Gif2png で256色に減色したあとにPING型式に変換しています。JPEGだとGPSの線がにじむので・・・。
以下の写真はクリックすると元の大きさの画像が見られます(^^;。 なお、キスゲ以外の花を見たい方はモスリンさんのページ をご覧下さい。
自宅を5時前に出て沢渡に着いたのは7:30頃。前日、FYAMAPに「行く人がいたら携帯にメールちょうだい」との書き込みに反応してくれたとがくれさんに電話を入れる。とがくれさんの到着までは時間があるので肩をめざす。カメラにフィルムをセットしたら自動装填が始まらない。液晶には何も表示していないし・・・。あれ、電池切れだ。予備は持っていなかったのでカメラは置いて行くことにした。おかげで荷物がぐんと軽くなった。というわけで今回の写真はすべてデジカメによることになった。
沢渡の斜面は今年も見事な黄色い絨毯だ。
週末のスポーツクラブ通い が効果があったのか、はたまた荷物の軽さかいつもよりも調子がよい。最初の数分汗をかいたがあとはさわやかな冷たい風の助けもあって気持ちよく歩ける。
肩から山頂をめざすと斜面から南アルプスが見えてくる。この小さな山旅でもっともわくわくする瞬間だ。左から鳳凰、甲斐駒、北岳、仙丈ときれいに見える。今年のキスゲは黄色いという感じ。写真でいえば左のものよりもその上の沢渡の写真の方が実際に近いかな。
そのうち八ヶ岳が見えてくる。八ヶ岳にはわずかに雲がかかるが、富士山を挟んで、南アルプスとのシンメトリックな配置がいい。
山頂には去年建築中だった気象レーダーがそびえている。近寄って見るとけっこう大きい。左下の人の大きさと比較してみてくだされ。
無粋といえば無粋ではあるが、天気予報を支えるものだし、目印にはなるので我慢しよう。
観光客で溢れる山頂を後にして、車山乗越までの急坂を下りて、蝶々深山を目指す。蝶々深山への道はキスゲが気持ち大きいような気がする。
この道も見事だ。
山頂で、とがくれさんに電話をすると物見岩まで来ているという。とがくれさんは沢渡を起点に私とは逆に八島湿原から右回りで歩いてきたのだ。
少し、待っていると見覚えのあるガタイの男が現れた。
96年にやはり霧ヶ峰で会って以来の再会だ。
といってもネット仲間はネット上でふだん会話しているので、久しぶりの再会でも、もの凄く感動したりはせずに淡々と会話がなされる。とがくれさんはILLの企画で借りたGPS12 を持っていた。10分ほどだろうか話をして、互いに反対の道を目指す。
蝶々深山を少し下りて、沢渡への道に入る。
本当は蝶々深山から物見岩までの道から直接沢渡に行く道を選んだつもりだったのだが、標識があるところで左上に行く道を歩くとそのまま1792メートル峰の頂上に着いてしまった。1昨年この道を選んだときは別のところで道を間違えたが、今度はいきなり間違えた。
でも、ここはほとんど誰も歩かないので踏み跡はきっちりしているが、足下まで草が覆う「本格的」な山道で嬉しい。
もちろん、キスゲも豊富だ。
通常のコースはキスゲとの間は柵で仕切られているが、ここは左右から覆い被さるようにキスゲが近くにある。静かな道を歩いて車のある沢渡に戻り、家路に着いた。
タイム
(正確な時刻はGPSのログのおかげ・・・・。昔みたいに手帳にタイムをメモする必要はない)
- 沢渡 7:40
- 車山の肩 8:10
- 車山山頂 8:43-8:56
- 車山乗越 9:13
- 蝶々深山 9:32-10:21
- 沢渡 10:48
番外いつも一人なので自分の写真がない。
誰かに撮ってもらえばと思うだろうがそこまでして撮りたいとも思わないが、今回はとがくれさんがいらしたので実に久しぶりに自分の写真を撮ってもらいました・・・。見たい人はクリック してくださいませ。
過去の霧ヶ峰とニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ満開の霧ヶ峰(95年8月)| 独身会へ乱入・・入笠山と霧ヶ峰(96年8月)| 霧が峰97(97年7月)| 霧ヶ峰98(98年7月)| 霧ヶ峰99(99年7月)