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チープな5.1CHへの道(02/02/09)ようやく歩き出したデジタルサウンド(02/01/19)
Let'sNote カーナビ化作戦(その4)(01/09/22)過ぎし日のニューヨーク(01/09/17)Let'sNote カーナビ化作戦(その3)(01/09/08)
Let'sNote カーナビ化作戦(その2)(01/07/08)Let'sNote カーナビ化作戦(その1)(01/07/07)ポータブルMDプレーヤを買った訳(01/05/13)
JAFの終焉(01/03/25)Enjoy eggy(01/03/24)続・再びGIF問題(01/01/15)
再びGIF問題(01/01/14)年賀状(01/01/01)ブルースクリーン(00/12/17)
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チープな5.1CHへの道(02/02/09)

 CD-4の頃からピュアオーディオをやっている人には思いっきり馬鹿にされるだろうけど、やっと5.1CH環境になった。もっとも最近は6.1CHとか7.1CHの時代だそうだが・・・。

 そもそもの経緯はこの下の書き込みを見てください。・・・・。

 今回はひととおりの環境ができるのにいろいろと余計な時間がかかってしまった。
 どのみち限りなくチープに行きたかったので、当初はスピーカー1台だけで5.1CH対応にしようと思った。6つのスピーカーが必要な5.1CH・・・そんなことできるのか、であるが、一応できるのである。
 アイオーデータからこんなものが出ている。いやすでに生産終了している。このP2DiPOLEというスピーカーセットを使えば、オーディオプロセッサと繋ぐだけで5.1CHになる。1台しかないのになぜ後ろから音が聞こえるようになるのかはよくわからないが一応そうなるようである・・・。
 生産終了しているが販売しているサイトはまだけっこうある。が、価格があまり安くない。2万円以上する。Yahooオークションで5千円くらいで出ていたので入札してみたが例によって最後の5分でぐんぐん跳ね上がり逃した。もっとも2万円近かったような・・・。
 ただこのスピーカー、形も癖があるし、5.1CHに聞こえるポジションはかなり限定されていて、なんといってもこれだけではアナログレコードを聴くことはできない。というわけでAVアンプと5.1CHスピーカーセットにするか、ということになった。ちなみにAVアンプというのはレコードやCD、テープといったオーディオソース以外にビデオやDVDなどの映像ソースを接続できるアンプをいうようである。
 AVアンプの候補はDENONのAVC5というもの。理由は同じシリーズの5.1CHスピーカーセットと相性がいいかな、となんとなく思ったからだが・・・。
 このスピーカーは小型で台も付いていて角度調整もできるのでレイアウトフリーという感じで、ぼくの部屋のように置き場所に苦慮する貧乏人には最適。スピーカーを先に決めたというわけである。音の出口のスピーカーには本来もっとお金をかけるべきだろうが、どうも昔から貧乏性で少しばかり高いスピーカーを見ても「どうせJBL4343にはかなわない」と思ってしまう傾向がある・・・。(ちなみに今は4344ですね・・・。2003/8 すでに4348のようです。 http://www.harman-japan.co.jp/products/jbl_cons/4348.htm)
 というわけでこのスピーカー(JBLではありません、念のため。でもいつかは4318は無理でも4312あたりを揃えたいですね・・・)とAVアンプAVC5をオンラインで注文。

 一方、このアンプにはアナログプレーヤを再生するためのPHONOイコライザが内蔵されていない。そらそうだよなあ、最近アナログプレーヤーを使う人はほとんどいないから・・・。ちなみに、アナログプレーヤーは、CDプレーヤやチューナー、テープデッキなどと違い出力がとても小さい。特にMC型カートリッジと呼ばれるより高音質のタイプはさらに小さい。このためテープデッキなどと同じレベルまで出力をアップさせるにはアンプが必要で、これがPHONOイコライザアンプ。通常はアンプ側に搭載されるが、最近は上記のような事情でアンプ側に装備されないことが多い。1万円前後の安いアナログプレーヤーの場合はプレーヤー側に内蔵しているケースが多い。
 MC型カートリッジしか持っていなかったので、本来はMC用のイコライザが必要になるのだが、これは少し高めのアンプか、イコライザ単独だとそれだけで最低3万円かかる(ピュアオーディオの人たちはイコライザアンプだけでこの10倍くらいはかけるようですが・・・(^^;))。というわけで手持ちのMCカートリッジは来るべき将来までお蔵入りとして、新たにオーディオテクニカのVMカートリッジAT10G RDVM/MM用イコライザアンプを別に注文した。
 意外に手こずったのがイコライザアンプの通販先の検索・・・。いつも使っているムラウチでもヨドバシでも売っていない。結局、大阪のシマムセンを発見。ここはもともとオーディオ専門店のようだがAVオーディオ関係も価格も安く、なかなかよかった。VMカートリッジもここで買った。

 さて、ようやくというところであるが、スピーカーはすぐに届くも肝心のアンプが発送される気配がいっこうにない。結局、メーカー在庫切れとのことでこのアンプをキャンセルし、ONKYOのTX-DS494を注文した。
 結果的にはこちらが正解。ドルビープロロジックIIにも対応しているし、なんとMM用のイコライザを内蔵している。新品のMMイコライザ経由で接続してみたくも思ったが、これもまた来るべき時期までお蔵入りにした・・・。さて、やっとのことで日の目を見るビクターのQL-F4という大昔のダイレクトドライブアナログプレーヤー。なにしろ最近このプレーヤーを使った時期が思い出せないほど眠っていたわけだが、カートリッジもMCからMMに後退したものの、5.1CH用のサブウーハーの恩恵もありそこそこの音がしてくれた。

 が、である。
 2日ほどは問題なく元気だったプレーヤーが3日めにご機嫌を損ねてしまった。33回転再生がうまくできないのである。45回転になってしまう。切替スイッチがうまく働かないようだ。念のため、箱を開けて電気系統を見てみたが、見ただけ。ぜんぜんわからない。
 DD(ダイレクトドライブ)方式のプレーヤーは昔はごくふつうであったが、今はピュアオーディオの部類に入るようで4万円くらいする・・・。これを新調するのはちょっときつい。とりあえず家内が使っているコンポセットに付属しているプレーヤーを借りてみた。SONYのPS-V705というもの。交換針はここでたいていのもの(なんと蓄音機まで)がオンラインで購入できる。このサイトはプレーヤーの機種を選択するとそのプレーヤーに標準添付されているカートリッジの交換針が買えるので便利(今回は購入はしていない)。
 ということでレコードが聴ける環境にはなったが、一方でYahooオークションを探してみると古いプレーヤーはけっこう出ている。最近のコンポ付属のベルトドライブ式のものからぼくのプレーヤーのような10年20年もののDDプレーヤーもあり、最新のDJ用のターンテーブルまで何でもある。いくつかをチェックしているうちになんとぼくのと全く同じプレーヤーが出品されているのが目に留まり脊髄反射で入札してそのまま落札・・・。届いてみるととてもきれいな状態であった。型式は同じであるがわずかにデザインが新しい感じがする。いったんはしまったMMカートリッジを再びセットして順調に動いている。
 レコードクリーナーとか針の汚れ落としとかそういうものがすっかりなくなっていることにあらためて気が付いたのでこれは別に入手しないと・・・。

 ちなみに捨てる予定だった不調に陥ったプレーヤーとサンスイのプリメインアンプAU-D607をYahooに出したら両方とも入札された。アンプの方はいちおう完動品であるせいかそこそこの価格が付きちょっとびっくりした。

 本題は5.1CHであった。

 もともとPC上でDVDを見るためのものなのでPCを中心にスピーカーを配置した。ディスプレイの奥の左右とプリンター用の上の台にセンタースピーカー、スーパーウーハーは置き場がないので足下、PCと向かい合う形で置いてあるステレオ台にリアスピーカーを2台並べている。それでも5.1CH対応の映画はかなりいい感じで聞こえる。右後ろから左前に宇宙船が飛んでいきますね・・・。
 アンプがプロロジックII対応なので、5.1CHでない音声は基本はプロロジックIIで再生される。なかなかいい。
 一番の問題は、いずこも同じ、大きな音を出しかねる住環境だったりします。


【2002/2/16追記】
その後、やはりオークションでロングセラーカートリッジ、SHURE M44Gの中古をゲットした。普及品とはいえ十分いい音です・・・。出力がなんと6.2mVもあるので録音するときはオーバー気味になってしまうのが悩みでしょうか・・。
ようやく歩き出したデジタルサウンド(02/01/19)

 ポータブルMDプレーヤを買った訳、などと華々しく?始まったかに見えた「レガシー資産」のデジタル化、すなわちカセットテープやアナログレコードのデジタル化は遅々として進む様子がなかった。
 原因は主に2つ。1つは音質。カセットテープのほとんどがドルビーCで録音しているが、その状態でPCに録音するとこもった音になるので、ドルビーをはずして録音するが、そうすると今度は高音がキンキンいってしまい、かつ元のアナログレコードのパチパチというノイズとカセットテープ特有のサーっというヒスノイズがストレートに入ってしまう・・・。まあ、それも一興ではあるのだが・・。
 もうひとつはMP3化あるいはMDに録音する場合の切れ目の問題。元のカセットから録音するときに1曲ずつWAVEファイルにすればいいのだがそれは面倒。MP3はともかくとしてもMDに録音する場合、アルバム1枚を1ファイルで録音してもMD側であとから曲の切れ目をマークしてやれば曲毎に切れるのでこれで選曲はできる・・・・。でもやっぱり面倒くさい。

 というもっぱらぼくのずぼらな性格に起因する後者の要因によって、アナログカセットテープのデジタル化は遅々とした歩みであった・・・。
 が、昨年の暮れ、仕事納めも終わったころ、ある製品を見つけてしまった。
アイオーデータのD2VOXというオーディオプロセッサである。定価19,800円。同じような価格帯のものは他にもあるが、注目してしまったのは、PCのDVDドライブ経由で5.1CH再生ができることと、USB接続ながらVIAチップセットの制限がなかったことである。今まで知っていた製品はUSBの関係でVIAチップセットでの動作保証がなく(こちらを参照)、人柱になりたくなかったので買わなかった・・・。

 というわけで即座にゲットしてみた。
 付属ソフトはいくつかあるがDVDの5.1CH再生用のDVDプレーヤーの他にサウンド編集ソフトがついている。DigiOnのDigiOnSound Liteというものである。
 D2VOXとカセットデッキをつないで(当然D2VOXはPCと繋いで)DigiOnSound Liteを使ってカセットテープを録音してみる。カセット側はいつものようにドルビーをはずしたままだ。すると不思議なことに録音される音にはなぜかヒスノイズがほとんど乗らない。かといってドルビーを効かせた時のようにこもった感じになることもない。はっきり言えば元のカセットテープをそのまま再生した時よりもいい感じで聞こえるのだ・・・。
 なんでそうなるのかはよくわからないが、D2VOXにヘッドホンをさして録音前の音声を聞いても同じなのでD2VOXがこのあたりの仕事をしているようだ。

 D2VOXはもちろんPCからの出力もできる。光デジタル出力ができるので、光ケーブルでD2VOXとMDレコーダを繋げば音楽CDをデジタル録音することもできる。

 さて、DigiOnSound Liteであるが、このままでもサウンド編集ソフトとしてはなかなか使えるのであるが、今回のぼくの目的に是非ともほしい機能が、Liteには付いていない。 欲しい機能とは、録音したサウンドデータから無音部分を検知してそこで曲を区切って別ファイル、できればMP3で保存したい、というもの。で、そんな都合のいい機能があるかというとあるのである。製品版には・・・。
 年末にユーザ登録したのに年明けになってもバージョンアップ案内が来ないので、DigiOnに照会したりして、昨日やっと製品版であるDigiOnSound Expressが到着した。
 さっそく、以前に録音したデータをこいつで開いて、無音検知をやってみる。検知オプションとしてノイズの大小が3段階と、検知する長さをミリ秒で指定できる。ファイルによってはだめなものもあるが、だいたい検知できる。そのままMP3で分割保存すると曲ごとのMP3ファイルができあがった。50分の音声ファイルをMP3保存するのに11分(Athron 900MHz)だからまあまあの変換速度である。さすがに曲名などのID3タグはあとから書く必要があるが、これでなんとか準備ができた、というお話。

 さて、もうひとつの5.1CHの方はただいま準備中(あとはAVアンプが来れば・・・)。


Let'sNote カーナビ化作戦(その4)--リモコン導入--(01/09/22)

 ノートPC導入も最終フェーズとなった。というか、すでにおまけ編。
 Navin'Youをリモコン操作できるというので
これを購入した。このサイトではけっこうなお値段(14,800円)であるがここで6,610円(送料別 700円)で購入した。海外のサイトを眺めて見ると40〜60ドルくらいなんで送料を考えればまあまあでしょう。
ものは左のような感じで、USB接続で赤外線受光部が付き、リモコンはきわめて小さい。名刺サイズ以下であり、車に置くとなくしてしまいそうである。ちなみにリモコン部の電池はカメラ用の平たい電池なのでけっこう持つだろう、きっと。
 デフォルトで使えるソフトが多数あるのでふだんはデスクトップ機に付けておこう。WindowsのメディアプレーヤーやQUICKTIME、MP3AMPなどのマルチメディアプレーヤー、PowerDVDなどDVD再生ソフト、PowerPointなどがデフォルトで使える。PowerPointが使えるのは仕事でプレゼンをするときに便利かも。DVDプレーヤがリモコンできるとパソコンから離れてDVD操作ができる(当然だが・・・)。残念ながらぼくが使っているWinDVDはデフォルトでは使えなかった。
 Navin'Youもデフォルトでは使えないので(と思ったら、地図の上下左右のスクロールはそのまま使えた)アプリケーションを指定してキー設定をする必要がある。
 あまり細かい設定はよくわからなかったのでとりあえず、地図の縮小拡大と2D/3D切替とENTERキーのキーアサインをした。


キーアサイン画面は上のとおり。左に青い●がついているのがデフォルトのキーアサインで、これを選択して右の[Modify Selected Button Propaties]をクリックするとキーアサイン画面になる。その画面で実際にキーを押すとアサインされる。キー以外に各種コマンドやプログラムのスタートなども設定できる。

 実際の車での使い勝手はまだ試していないが、走行中に一番使う地図のスクロールと縮小拡大ができるだけでもかなり楽になりそうである。これで

何をしているのか運転中にさかんにPCをいじっていたけど、そのたんびに車のハンドル操作が一瞬留守になるのか、後ろで乗っていると車がぐらっと不安定に走行して結構怖かった。 (きっと本人気づいてないだろう。。)
(某サイトより引用)というような非難を浴びることがきっと減るであろう・・・。

過ぎし日のニューヨーク(01/09/17)

 ニューヨークのワールドトレードセンタービルは1度だけ仕事で行ったことがある。
 それも無くなってしまった・・・・。

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これは95年7月の写真です。この年のはじめには阪神大震災がありました。もう6年前です。みなさん覚えていますか? あの震災では5千人以上の方が亡くなりましたが、今回は大きなビルの崩壊で同じくらいの人が行方不明になっています。阪神大震災の発生時刻がまだ人が少ない早朝だったことが不幸中に幸いと言われましたが、今度も発生時刻はまだ人が少ない時間ではありました。これは不幸中の幸いなんでしょうか・・・。

Let'sNote カーナビ化作戦(その3)--評価--(01/09/08)

 7月あたりからちょろちょろと作成していた新しいHTMLエディタが今日ようやく公開レベルになって一段落したところ(でももう8月から公開している・・・)。とはいえまだ原因不明のバグを抱えているし、やり残し項目は多数あるのだが、まあこのページを含めていつも使うエディタに自分の中では昇格したのでよしとしておく・・・。

 というのはどうでもいいのですが、Navin'YouによるPCカーナビ化を実現して2ヶ月がたった。その間、3度ほど遠出をして使ってみたが、総体的にはけっこう使える、という印象である。

【意外と良かった編】
 ・けっこう速い
 9/5版の
スタパトロニクスTVあたりのHDDカーナビレポートを見るとやっぱり歴然とした差はあるが、ルート検索や再検索スピードはCD-ROMカーナビよりは速い。MMX200MHzという数世代前のノートPCでもDVD並の速度は出る。
 トンネルなどで衛星が捕捉できなくなった後でも受信可能になってからの捕捉が速い。これはNavin'YouのおかげというよりもGPSアンテナとして使っているGARMINのGPSのおかげ。
 ・ルート検索の精度はかなり良い
 2001年版の関東詳細版の地図を入れておいたせいもあるだろうが舗装してある道路なら林道でも大丈夫のようだ。8月に金峰山に行ったときも麓の駐車場までナビしてくれた。
 ・アドレスキャッチャーが意外と便利。  これはPCならではであるが、たとえばWEBで宿泊するホテルのページなどを表示してその画面に住所か郵便番号か電話番号があるとNavin'Youがただちにその場所の地図を表示する。遠出する前にはデスクトップでルートの確認とかをするのでそういう場合には役に立つ。
 ・持ち運びができる!
 ノートPCなんで持ち運びが当然できます。うちは車が2台あるのですが2台にカーナビをつけるのは大変。たとえばカーナビのない車に便乗する場合でも使える。
 ・GARMINのGPSが使える
 Navin'You専用のものも売っていますが、アウトドア派標準GPSであるGARMIN社製のGPSが使えるのは大きいです。Navin'You専用の低機能GPSしか使えなければもともとパソコンカーナビ化は実施しなかったかも。Navin'You専用GPSはGARMINに比べてかなり感度が悪いとの報告が@niftyのFGPSでされていました。

 【やっぱり良くない編】
 ・検索機能が貧弱
 電話番号か住所による検索は可能であるが、名前での検索ができない。周囲の情報を検索する場合もカテゴリーで一覧表示するだけ。
 ・音声ガイドがちょっとしつこい
 別にレポートしたけど分岐などから1キロ以内のアナウンスがけっこううるさい。あとこれは設定次第ですがトンネルに入ったときなどの「衛星が受信できなくなりました」のアナウンスもうるさい・・。
 ・操作が面倒。
 通常のPCソフトとしては全く問題ないですが、やっぱり運転しているときに操作するのはちょっと危ない。これは通常のカーナビがリモコンで指先だけで操作(最近は音声認識ですね)できるのと違い、PCの画面を見る必要があるから。ただぼくのは最新版の5.5ではなくて5なので最新版では違うかも。まあ、今や音声認識ソフトもかなり向上していますからそのうちできるようになるのでは・・・。
 音声認識は別にして、操作性については通常のカーナビのようにリモコンをつければいいのであって、実際こういう製品がNavin'Youで使えるという報告があり、購入を検討しているところ・・・。




・・・、あ、今、注文しちゃいました(^^;)・・・。使用レポートは別途。
 ・考えなくなる。
 これはNavin'Youのせいではなくてカーナビ全般に言えること。
 要するに今までは事前に地図で確認するなりして大まかなチェックポイントを意識して運転していたが、カーナビを使うようになると、そういう意識が抜け落ちる。時にはあれ、と思っても「まあ、カーナビ様のお告げのとおりに行ってみるか」ということになる。それはそれで一つの楽しみ方ではあるが、ドライブが目的地までの単なる移動手段に成り下がるという気がする。逆に言えば、事前に自宅でルート検索ができて経路をきちんと確認できるNavin'Youの場合、少しはその欠点を補うことができるのかもしれない。

 んまあ、こんな感じです。
 毎日のように車で出かけて毎日何ヶ所も見知らぬ場所に出かけるというようなヘビーな使い方をされる人の場合、ルート検索操作が少し面倒なんで向かないかもしれません。
 が、たまの遠出で使う程度であれば、お部屋で事前にPCでルート検索して確認して保存しておけるし、カーナビのない知人の車に便乗するときにも使えるしけっこう便利。
 ソフト代実売1万円程度で実現できるカーナビとしては十分です。

 GPSがない場合はGPS付きのセットも実売3万円程度で売っていますが、GPS本体はGARMIN社製のものをおすすめします。価格もSONYのものと同じ2万円程度です。GARMINのGPSで何ができるか、とか、販売店などの情報は拙作のこちらをご参照くださいませ。

 もっともノートPCがないと・・・。


Let'sNote カーナビ化作戦(その2)--Navin'Youの巻--(01/07/08)

 パソコン用のカーナビソフトといえばNavin'Youである。これしか知らない。
 Navin'Youには専用のGPSユニットが発売されている。が、これを使うつもりはない。
 フィールドでのGPSといえばGarminに決まっているのだ。Garminは通信仕様が公開されているため有志が各種ソフトを公開している。カシミールやGPS Player32はその代表である。そしてGPS Player32の作者であるひろくんNyLinkというNavin'You用のソフトをフリーで公開している。これを使えばSONYの専用GPSを買わなくてもNavin'Youで使える。もともとはVer3.5用であるが最新版でも動作報告がある。Win2000用にはバイナリエディタで何箇所か修正する必要があるが、ともかくも動く。

 だからあとはNavin'Youをgetすればいい。最新版のVer5.5 (2001Edition)は実売12千円程度(GPSユニット付は35千円程度)。
 で、どこで買おうかなと思ってふと、Yahoo オークションを見ていたら未登録のNavin'You5がアップされておりしかも締め切りまであと数時間になっていた。Win2000でも動く。最新版ではないが、バージョンアップ内容がSONYのサイトではわからなかったので、あまり差はないと考え、入札し、無事落札。もしおかしなところがあれば3000円でバージョンアップしてしまえばいい。

 まずはデスクトップマシン(Win2000 SP2)に入れてみた。いろいろ操作をしているとフリーズすることがあるみたい・・・。う〜ん。(2001/9/9追記 その後はフリーズすることはなくなった)
 次にLet'sNote(Win2000 SPなし)に。
 こっちは問題なく動く。おお、良かった。
 次にNvLinkを入れ、パッチ当て作業(バイナリエディタでのデータの一部書き換え)を行う。
 それからNavin'Youを起動させ「GPS/ルートガイド設定」メニューを開き、[NMEA-0183]を選択する。
 実際にGPSと連動できているかどうかは、外に出る必要があるので、その前にルート検索方法を確認して試してみることにした。
 ルート検索方法は一般のカーナビと変わらない。地図あるいは電話番号により目的地を指定、経由地指定もできる。ちなみに自宅から霧ガ峰沢渡スキー場までをデスクトップ機(Athron900MHz)で検索すると2ルート検索して、1秒程度。Let'sNote(MMX200MHz)では数秒かかったが、スパシオに付けている16bit仕様のCD-ROM機との比較ではLet'sNoteでも数倍速い。十分実用になる。コンビニやガソリンスタンドなどの周辺情報検索も速い。まあ考えてみれば、最新のカーナビ機種である「ハードディスクタイプ」になるわけだから・・・・。

  で、GPSを付けて車に載せてみた。
 パソコンカーナビで困るのはPCの置き場所。さすがにダッシュボードの上には置けない。FIVAならおけるかもしれないが画面が小さい。助手席に人が座ることはないので、必然的に助手席になる。もともと地図を見ながら走行はあまりやらないのでそれほど気にならないといっておくが、やっぱりちょっと負け惜しみである。う〜ん、小型液晶ディスプレイがほしいぞ・・・。まあそう思ってもないものはないのでそのまま。
 PCの電源はもちろんシガープラグ経由の100V供給。バッテリ駆動では2,3時間しか持たないし、バッテリーモードでは動作が遅くなったり、すぐにスクリーンセーバーがかかったりして不便。

 GPSの通信プロトコルをNMEAに合わせ、Navin'Youを起動。
 さすがにGarminは衛星補足が速い。
 近くの公園までルート検索してナビしてみる。

車で動作中の画面 こんな画面で案内してくれる。方位はヘッドアップも選択でき、地図の3D表示も可能だ。地図は付属の全国広域版なんで細かさはこの程度。でも地方でもかなり細かい道まで出ているのが助かる。地域別の詳細版地図ならもっと細かいだろうが、全国版でもそれほど不自由はないかな。

 案内はけっこうしつこい。案内が出る前にブザーが鳴るのはいい。たいてい聞いていないからね。600メートル手前、400メートル、300、200、まもなく、という感じ。音量はPCに依存するが最大ボリュームに設定しておけば、ラジオつけていてもまあ聞こえる。ただ地名発音の1発めが聞き取りにくい。
 
 というわけで、3万円以下でパソコンカーナビ化計画は完成。
 操作性などは最近のカーナビとは比較するレベルにはないが、基本的な機能は問題なく、なんといっても速いのがいい。
 このテストドライブでたどり着いたのが中沢池公園。6月には菖蒲でにぎわうところ。季節はずれで人もまばらだったが、ここで最近入手したデジカメ、OLYMPUS CAMEDIA C-700 Ultra Zoomの簡単なテストをしてきた。
 その様子はこっち。  


Let'sNote カーナビ化作戦(その1)--HDD換装の巻--(01/07/07)

 ぼくの車にはカーナビがない。
 と書くと、昔からの読者からは、
「カーナビの威力」って以前に書いていたよね、と言われそうだ。
 おお、よくご覧になっていました。そのとおりです。
 で、今回の話はそれではなくてこっちに書いた昔からあるミラージュのお話。

 最近、初めてまともなオイル100%化学合成の5W-30。でもモービル1ではなかったりする・・)を入れ、テフロンを入れたらけっこうまともになった。新車の頃には、とてもこの車では高速に乗れないと思ったが、今はかなり安定している。もちろん昔乗っていたFC3S やR32のTypeMと比較するレベルにはまったくないが・・・。

 というわけでこの車を少しまともにしたいと考えた。
 遠出するにはカーナビが必須のアイテムである。が、安くて高性能になったとはいえまだカーナビは高い。まともなのは20万円くらいするし、10万程度あるいはそれ以下のものに投資するのも無駄・・・。
 では、操作性は悪くても、機能は20万円クラスのカーナビに断然劣るとしても、パソコンカーナビではだめなのか、ということである。
 以前からカーナビがなくても、GARMINのハンディGPSをノートPCにつけてドライブのお供にして、プロアトラスで現在位置を確認してその便利さを実感していた。
 もちろんVICSで渋滞情報を見たり、音声で検索できれば便利だが、少なくとも、目的地が設定できて一応のルート検索が出来て、現在位置が確認できて、相応の縮尺の地図がPCで使えれば十分ではないか、というのがパソコンカーナビに関するぼくの考え。
 で、ノートPCカーナビ化作戦にトライすることにした。

 カーナビ化するノートPCの候補は2台あった。
 1台は、旅のお供としてGARMIN eTrexでトラックログを記録し、カシミールで風景を見せてくれる愛用の中古のLet'sNote CF-S21J8。もう1台は最近使われていないCASIO FIVA MPC102 。当初はFIVAを使おうと思った。HDDがLet'sNoteが3.2GBに対して、FIVAが6GBあるためだ。カーナビで使う地図ソフトは容量を食うし、その他にもプロアトラス、カシミール用の山旅地図などを使いたいので3.2GBでは絶対に入らないから・・・。

 が、ここで問題がひとつ。
 FIVAにはRS232Cの口がない(Let'sNoteはある。もともとLet'sNoteを買う決め手のひとつにポートリプリケータをつけなくてもいろいろつながることがある)。GPSアンテナは既存のGARMINを使う予定でありGARMINはRS232Cでしか通信ができない。もちろんカーナビソフト専用のUSB接続のGPSを買うという手法はあるが、これでは低価格カーナビ作戦の趣旨に反するし、GARMINのGPS以外は使う気になれないほど低機能。ここはやっぱりGARMINを使うのだ。
 で、最初はRS232C<=>USBの変換コネクタ(数千円程度)を検討したが、いまだにUSBは機種により危ういことが多いので、使えない可能性がある。次にRS232CのPCカードを検討。これにはラトック社のREX5056Vという定評ある製品があるが、実売で14千円程度する・・・。近所では売っていそうにないので通販になると送料を入れれば15千円くらいになろう・・・。この金額を出すのであればLet'sNoteに搭載できる、2.5インチ、厚さ9.5mm以下のHDDが買えるのではないか・・・。それにやっぱりトラックボールのLet'sNoteはタッチパッド系のFIVAより操作性がいい。

 と、先週の日曜日に八王子のムラウチに行くと、なぜか偶然にも、IBM DJSA220(20GB)がその価格で売っていたりしたので、1時間後の自宅にはそのHDDがあった・・・。

 実際のHDD換装作業については詳細は記載しません。Googleで「CF-S21 HDD換装」あたりで検索すると参考になるページが多数出てきます。それにしてもLet'sNoteはいじりやすいですね。たぶん開発者が自分もあとでいろいろやろうと思ったのでしょう。部品価格は高いのに操作性抜群のトラックボールを復活させるなど、このあたりのこだわりがLet'sNoteが「ツウ」受けする理由でしょうね。SONYは「小型化」は非常に得意ですが、あとでいじれる構造にはなっていませんね。

 簡単に実施した手順だけまとめると・・・。


1.キーボードのとりはずし。やっぱりつっかえました。最初は左右の下(手前)からドライバを入れてみたのですが、うまくとれない。そのうち左右のSHIFTキーのところにつめがあるのに気が付きました。この爪の手前にドライバを押し込むとキーボードが浮きました。左右同じことをやって無事キーボードが外れました。

2.HDDの差込。古いHDDを抜くときに何も確認しなかったのでコネクタのどの部分を目印にしていいかわからなかった。元のHDDが手前ぴったりに装着されていたのでそれを真似してぴったりつけるように差し込んだところ正しかったようだ。

3.なぜかIBMのDiskManagerが起動しなかった。IBMのサイトからVer9.55をダウンロードしてFDを作成したのだが・・・。DR-DOS起動後、いろいろなファイルがBad fileといわれた・・。そのためDiskManegerによる起動をあきらめざるをえなくなった・・・。DiskManagerを使ってOSだましをするのはHDD換装の常套手段であり、これができると一気に20GBを認識させることができるが、DiskManagerが使えないので、最初にBIOSの限界である8GBを認識させてWin98をインストールし、それからWin2000をインストールすることで20GBを認識させることに方針変更した。 

 DiskManager2000の件はhttp://aloha55.hoops.ne.jp/labo/20gb_cfs21.htmlに情報がありました。himem.sysの問題でした。

4.Win98再インストールは、ファーストエイドFDで起動させ、マニュアル66ページおよび76ページに従い、ハイバネ領域の確保、FDISK,FORMATし、ファーストエイドCDからリカバリしました。当然ですがこのときは8GBまでしか認識されません。 領域は3GBにしました。もともと残りの領域を全部Win2000にして使うつもりなので。このときMSCDX.EXEがファーストエイドFDになかったとか(実は中古で買ったのでうまく作れなかった・・・)ちょっとトラブルがありました。あわててWin98の入っているデスクトップ機でFDとか作成しました・・。
 その後は順調に再インストールが終わり、何も入っていないとこんなに軽いんだという感じで98は動きます・・・。

5.Win2000のインストールはWin2000のCD-ROMのi386フォルダをHDDにコピーして実行しました。CD-ROMからのインストールも可能ですが、後でいろいろなハードを認識させるときにドライバ要求のたびにWin2000 CD-ROMをセットするのは面倒なんで、こっちの方が楽です。
 最初に8GBのみを認識したせいなのか、ハイバネ領域の102MB以外に4.8GBと10.8GBの領域をWin2000のインストーラーが見つけたので4.8GBの方にWin2000をインストールし10.8GBの方はNTFSフォーマットにしてデータ領域にしました。Win98とWin2000のインストールを続けてやるとWin2000のインストーラーがWin98よりもずいぶん自動化されたのを実感します。


 Win2000の起動速度はデスクトップマシンのAthron 900MHz(256MB)にはとても及びませんが、以前のデスクトップマシンのK6-2/400MHz(256MB)よりはかなり速いです。なんでだろ・・・まだソフトがあまり入っていないせいかな。
 なお、Win2000でメモリ96MBはちょっと不足気味で、HDD換装ですでにメーカー保証もなくなったことだし、そのうち128MB増設して(64MB分は捨てることになるが)160MBにしようかな・・・。CPUを233MHzにクロックアップするのもできますが、これははんだ付けが要るのでやめておこう・・・。

 というわけでWin98/2000のデュアルブート環境で無事動いています。


ポータブルMDプレーヤを買った訳(01/05/13)

 たとえば「巨人の星」を再放送でなくてライブで見た世代の方は、CDではなくてアナログのLPレコード、そしてその数倍の音楽カセットを持っていたか、あるいは今でも持っているだろう。もちろんぼくもその世代である。ぼくらは初代WALKMAN世代であり、電車の中にヘッドフォンを持ち込んで当時の大人から白い目で見られた最初の人たちである。今では電車の中で音楽を聴くことも少なくなったし、MDプレーヤのヘッドフォンから漏れるシャカシャカ音に眉をひそめる側になっていることだろう。

 で、その音楽カセットは今、どうなっています?
 引っ越しや新たな出発の時にあきらめて捨てましたか、誰かの思い出とともに・・・。

 ぼくはまだけっこう残っている。
 しかもほとんど再生されることなく。

 だいたい、ぼくの部屋にはコンセントが2カ所しかない。その乏しい電力事情のもとで、デスクトップPC2台、ノートPC1台およびその周辺機器(フラットベッドスキャナー、フィルムスキャナー、プリンター、ネットワーク機器・・・)に加えて、テレビ1台、ビデオ2台、コードレス電話充電器、PHS充電器・・・。これらに加えて、かつてのコンポーネントステレオ、すなわちアナログプレーヤープリメインアンプ、CDプレーヤー、カセットデッキ・・・、これらに全部電源供給するのは無理なのだ。

 そういうわけで音楽カセットは古いLPレコードと同様にほとんど再生されることもなく眠り続けていた。
 捨てない理由は特にないけど、あえていえば70年代、80年代のもので、なんで今まで持っているかよくわからないけど今ではCDで入手できないものが割とあるためだ。

例えば北原佐和子のKISSとか・・・。うわ、恥ずかしい。最近はこんな感じなのをこれを書くために調べて知りましたが、かつてはパンジーの一人だったりした・・・。実はさらに数年前に「失楽園」で復活した川島なお美のセカンドアルバム「SO LONG」なんかもあったりする・・・。でも一番はやはり水越けいこ門あさ美です・・・。

 話しは唐突にMD、すなわちMiniDiscになる。
 MDは91年にSONYが提唱して(正確にはCD-MOの規格ができた87年が発祥らしい)以来、今年で10年になる。
 CDがアナログレコードに代わるまでの期間が異様に短かかったのと比較すると、録音メディアとしてMDがカセットテープに代わるのにはずいぶん時間がかかっているという印象があるし、今でもカセットテープは健在である。駅前やスーパーの入り口でやっている特売カラオケなんて今でも堂々とカセットテープを売っている。

 札幌オリンピックの日の丸飛行隊の記憶がない世代にとってはMDは録音メディアとして必須なんだろうけど、ぼくらの世代には必須ではなかった。CDが普及し、街のレンタルレコード店がレコードからCDに代わっても、音楽CDを録音する先はカセットテープだった。

 SONYがMDを世に出した頃、デジタルコピーによる著作権問題が同時に出ていたため、結果的にCDからMDへのデジタル録音は1世代となってしまった(いわゆるSCMS、Serial Copy Management System)。
 そんな事情もあり、ぼくはMDに対するイメージは妥協の産物のようなやや否定的なものだったし、そのころはすでに電車で音楽を聴くこともなかったので積極的にこの新しいメディアを試してみようという気にもならなかった。
 電車の中でポータブルMDのメディアを入れ替えている姿を見ると、気になることもあるが、漠然とした知識ではMDは100MBしかない、だからCD1枚分しか録音できないとか、どうせならMP3の方がたくさん入っていいとかも思っていた。MP3ならPCだけで大丈夫だけどMDにはMDレコーダがいる。でもそれより先にほしいものがたくさんあるぜ・・・。

 というわけで今までMDプレーヤもレコーダも持っていなかった・・・。

 さて、この1年くらいでパソコンでの音楽が実用になってきた。もちろんMP3はもう少し前からあったけど、WAVEファイルをMP3にエンコードするにはかなりの時間がかかったのでなかなか既存のCDをMP3化する気にならなかった。が、最近のCPUの高速化でこれがかなり楽になってきた。ちなみに最近愛用しているフリーソフトSCMPXでCD1枚分のWAVEのMP3にエンコードするに、Athron900のマシンでは十数分である。
 CD-R1枚に音楽CD約10枚分のMP3を収録できる。

 まあ、そんな状況で音楽カセットのデジタル化、具体的にはMP3化を考え始めた。要するに大量の音楽カセットを整理して必要なものはデジタル化し、それ以外は捨ててしまいたいのだ。なんせ部屋が狭くて・・・。部屋の大部分を占める古いコンポーネントステレオはほとんど再生されることのないLPレコードと音楽カセットのためだけにある。ステレオを捨てるにはその前に音楽カセットを捨てる必要があるのだ。

 その前にアナログレコードのMP3化がありそうだが、こちらはレコードプレーヤをイコライザアンプ内蔵のものにしてPCのサウンドカードに接続すればいいし、そもそもLPレコードを整理して捨てたいという要求はまだあまりない。要するにレコードはオリジナルだから資産として考えるのだがカセットテープは所詮コピーでしかない。 

 で、いろいろ調べた(教えてもらった)結果、まともな音質でデジタル化したいのであれば、オーディオプロセッサを使う必要がある。オーディオプロセッサとは要するにPCのサウンドカードの機能を高級にして単体にしたもの。PCでまともに音楽を聴きたければオンボードサウンドカードではなくて個別のサウンドカードが必要で、さらには外部MIDI音源が必要なのと同様だ。
 オーディオプロセッサを使えば、MDと同じようにCDから光デジタル録音も可能だし、逆にPC側からMDへ光で出すことも可能だ。が、安価なオーディオプロセッサはローランドのUA-3カノープスのMD-Portの2つしか選択肢がないようなのだが、これがいずれもUSB接続。しかし私のメインマシン(Athron900)もサブマシン(K6-2+500)もVIAチップセットやVIA USBドライバに問題があるようで(なんでVIAのチップセットってあんなにだめなんでしょう・・・。VIAのせいでAthron人気も落ちるのではと思う)ちょっと購入できない。それにそもそも元の音質も大したものではないので、とりあえずはカセットデッキをサブマシンのそばに移動してサウンドカードに直結してWAVE化にとりかかった。
 とりかかってすぐに気がついた(というか今まで知らなかった)のはWindowsに付属のサウンドレコーダは60秒しか録音ができない。もともと効果音作成などをイメージしているのだろうか・・・。で、VECTORで簡単なフリーの録音ソフトを落としてきた。
   しかし! カセットの片面、すなわちLPレコード1枚を1つのWAVEのまま保存しておくほど環境に余裕があるわけではないし、これではMP3化しても、必ず最初の曲から聞く羽目になる・・・。最終的にMP3にするのだから1曲ずつWAVEにしなければいけない。そのためには1曲終了したところでWAVEとして保存していく必要がある。となると録音中はずっとPCのそばで曲の切れ目を確認しなければならない・・・。
 とても面倒である。
 うう、やっていられない・・・。
 やっぱりいったんMDへ録音しておくべきか・・・。
 最近のMDはMDLPという長時間録音に対応しているので1枚のMD,約100MBの中に320分、CD 6,7枚録音できるようだし、MDならCDや音楽カセットを録音するのに曲ごとに確認する必要はない。アナログ録音だと録音し続けている間が1曲とカウントされるが、それも再生時にマークを入れれば、1曲と認識してくれる。もちろん保管サイズも小さくて済むし、そのうちMP3化も簡単にできるようになるだろうし、MDのままでも十分だ。

 というわけでMDデッキを探し始めた。
 最初の考えたのはMD付きカセットデッキ付きのミニコンポを買ってしまう、ということ。
 だいたい4万円程度で購入できそう・・・。
 が、パンフレットを詳細に見るとこれがだめ。「付録」のカセットデッキがだめ。ドルビーNR-Cがあるものがほとんどなく中にはNR-Bすらついていない。これでは今あるコンポのデッキの方がまとも。ならば単体のMDデッキを買ってこれを今のコンポステレオにつけようかとも思い検討したが、やはり安いMDデッキは光出力ポートがないとかMDLP対応がないとか機能不足のものが多い。(ポータブルMDプレーヤがどんどんMDLP対応しているのに、高級品のはずの単体のMDデッキが対応していないのが多い、言い換えれば発売年月が古いものが多いところに、この業界の厳しさを感じた・・・) それにコンポを捨てるという目標から離れてしまう。

 ということで、録音可能なMDLP対応のポータブルMDプレーヤを買うことにした。
 さすがにポータブルだと光出力対応機器はないが、どうせ元のソースはアナログテープなわけであるし・・。
 MDLP対応の録音可能なポータブルMDプレーヤはSONY,Panasonic,KENWOOD,SHARPの4機種くらいしかないようで、仕様も価格も大体同じなのでSONYのMZR900を購入した。
 
  以上がいまさらMDウオークマンを買ったいいわけである・・・。


JAFの終焉?(01/03/25)

 4月下旬に満期が来る自動車保険を見直している。去年まで会社の給与引き落としで東京海上だった。いわゆるSAPという一般的な自動車総合保険。保険料はそんなに安くはないが大手で安心という感じだった。

 去年の満期に外資系のアクサ損保に変えた。インターネットで見積もりができるようになり、いくつかの内外の損保会社の見積もりをとったが2番目に安かった。一番安かったところはワゴン車特別割引だった。ファミリー向けのワゴン車が一番事故率が少ないので安くしたという。うちはもう1台ぼろぼろのスポーツタイプ(というには苦しいミラージュ)があるのでこれとの関係も考えて2番めの会社にしたのだ。ミラージュも同じアクサである。

 今年3月に満期になったミラージュの時は前年より安かったのでそのままアクサで継続したが、4月満期のスパシオがわずかであるが高くなった・・・。車両保険が去年と同額のままだったのでそのせいかとも思ったがふつうは安くなるので、あれ、と思い、別の会社から見積もりを取った・・・。今回更新予定の金額より高い会社の方が少ない・・・。乗り換えるしかない。

 まだ最終決定していないが、候補はチューリッヒロイヤルダイレクトの2社。チューリッヒの方は「ハロースイス」という奇妙な曲のCMで有名、ロイヤルはサンアライアンスグループなのでグループ全体の総収入では世界1、チューリッヒは世界3位の損保。どちらも日本の損害保険会社よりはよっぽど健全経営の会社だ。ちなみに東京海上は10位である。

 さて、肝心の保険料だが、なんと三井ダイレクトが一番安かったが、周辺サービスではずした。
 その周辺サービスとはJAFのサービスである。

 車をお持ちの方は何となく入っているJAF(日本自動車連盟)。昔は入っていることをひけらかすようなエンブレム(バッチか)を車のフロントグリルに着ける人もいた。
 鍵の閉じこめとかバッテリーあがりで何回かは世話になった人もいるだろう。
 ぼくはJAF歴はたぶん15年くらいだが、バッテリー3回、牽引1回の実績がある。
 あと、1回だけJAF協定で割引で1泊旅行をしたことがある。
 会費はたしか年4000円だったか・・・。自動振替になっているので覚えていない。

 で、なんでJAFに入っているのだろう。
 答えは簡単。毎月送付される雑誌「JAFメイト」が楽しみだからである、
という人はまずいなくて、鍵の閉じこめやバッテリー上がりのときに駆けつけてくれるからである。
 要するに年4000円の会費はこのための保険料なのだ。

 で、保険料として払っているのだから保険会社がこの業務をやるのは全く理にかなっている

 そう、最近の自動車保険にはJAFが従来独壇場だったロードサービスがついている。もちろん事故の有無とは無関係で、鍵の閉じこめとか、バッテリーあがりにも対応してくれる。(実は今契約しているアクサ損保にもついている)
 保険でロードサービスができるならもはやJAFなんて入会している必要はない。
 思えばこの10年くらいはJAFの世話になったことはないぞ・・・。バッテリーも最近は上がることはないし、鍵の閉じこめは経験がない。
 ある保険会社に聞いたところどうもJAFと提携しているようなことを言っていた。なら、まさにJAFと同じサービスがJAF会員でなくても享受できるではないか・・。(もちろんそうでなくて民間の自動車整備工場との提携もあるだろうが・・。)

 かつてJAFといえば自動車レースの主催者であり、レース好きの耳に響くJAFはロードサービスではなくてレースのJAFであった。そしてレースのあり方についてJAFがとやかく言われた頃もあった。

 そうだ、思い出した。JAFの会員でないとB級ライセンスが取得できないのだ。もちろんそれ以上も。そういえば僕も講義を聞きに行ってB級ライセンスを1年だけ取得したときもあった。

 独占企業であったJAFにも徐々に自由化の影響が出てくるのか・・・。


Winterthur Swissが安い、との情報をもらいましたが、現在はインターネットでの見積もり、申し込みを中止しているようです(2001/4/8)。申し込みが殺到したのかどうか??
 わたしは結局ロイヤルダイレクトにしました。申し込んだあとに型式の違いでさらに安くなってしまい、見積もりした会社では最安値になった。

 それとJAFは契約更新時期の5月で退会申し込みをしました。


Enjoy eggy(01/03/24)

 今頃、なんだ。で、ある。
 すでにeggyについては各所でレポートされているので今更である。
 だから今回はあんまり書かないことにする
 
 でもeggyを知らない人もいるかもしれないので、少しだけご案内。

   要するにデジカメ+デジタルビデオである。
 これだけだと、なんだ、である。
 デジカメの解像度は35万画素、ビデオは最大320*240である。

 ここでさらに、今時35万画素のデジカメになにができるか! である。ごもっとも。
 ビデオが320*240では小さくてはなしにならないではないか! という方も。ごもっとも。

 では、ここらでeggyの先達のサイトを見ていただこう。
 キーワードはCCDカメラとMPEG-4である。
 まずは
WS30の世界ここでeggyの実力をチェックしてください。

 画質関係はやっぱりHIBIさんがまとめたここが2CHでも話題になっていました。

 で、私はなにを興奮しているのかというと、もちろん暗いところでも十分明るく写るプログレッシブCCDカメラでのデジカメやMPEG-4ビデオそのものと平均1万円以下という安価な価格にもびっくりはしている。
   ぼくの場合、付属ソフトのPixLabの簡単な操作とAVI←→MPEG4の変換機能に注目している。

 何せ今まで動画、ムービーをネット上で配信するのはやっぱり大変だった。
 QuickTimeでもAVIでもファイルサイズが大きいから、わずか10数秒の小さなムービーがすぐに2MBとかになる。アップする方はフリーのサイト探しをしなければすぐに満杯になってしまうし、ダウンする方もよっぽど好きな人でないと2MBのファイルなんて見てくれない。
 が、ネットでMPEG-4が簡単に使える時代が来た、ということだ。
 そうファイルサイズはAVIの平均1/5以下になる。
 これに興奮してeggy購入直後に作成したのがこちらにあるムービー。元はCD-Rで配布していたものをリサイズしたもの。本当はこのサイトにもう少しムービーをまとめてからこの駄文をアップする予定であったんだが、なかなか新作ムービーができないので、とりあえず現状のまま公開しておく。

 eggyについてはいろいろ書きたいんだけどもうほかの人がたくさん書いているのでやめておく。

eggyで遊んだ


(続)再びGIF問題(01/01/15)

 インターネットで一般的に使用される画像形式GIFの持つライセンス問題については直前の稿で書いたのでこちらを参考にしてほしい。

 あらゆる技術はそれを発明・発見した人、もう少し厳密にいえばその特許を持っている人が法的に許される範囲で利益を得ることができるし、それが技術の発展を促進する。だからUnisysがGIFの使用についてライセンスを盾に商売をするのは企業として当然の行動であり、法的には何ら問題はない。
 もちろんGIFユーザであるわれわれは最低50万円のライセンス料金をできれば支払いたくないし、個人利用は無料とか、明示的にライセンス請求しない旨をUnisysに宣言してほしいと考えているが、大企業が一度決めた方針を覆すことがほとんどないことを経験上知っている。

 特にこの問題でユニシスに対していやらしく感じるのは、もともとGIF形式そのものの特許は今は亡きCompuServeが持っていてライセンスフリーだったので普及したのに、その圧縮・伸長に使うLZW方式の特許を持つユニシスがあとからライセンスフリーをやめて、当初は商用ソフトのみに、後にフリーソフトまでもライセンス料を徴収するといいだし、ついにはライセンスのないソフトで作成したGIFを公開しているWEBまでにその手を伸ばすという、企業行動に出たためでもある。
   では、ライセンスを保有しているUnisysに期待ができないとすれば、ユーザはどうすべきか? を考えざるを得ない。

 きっかけは国土地理院の「地形図閲覧システム(試験公開)」である。このシステムは国土地理院発行の全国の25000分の1の地形図をインターネットで自由に閲覧できるサービスである。25000分の1地形図はあらゆる地図の大元であり、道路地図やカーナビの地図やそして登山用の地図もこの地図を元に作成されている。

 一般の人はこの地図を直接利用することは少ないが、登山者には必須の地形図である。登山用の地図も出版されているが地形表現が粗いため、本格的な登山をする人や登山地図が整備されていない地域へ入る人には必須の地図である。
 しかし、大きな書店に行かないと入手できない、かさばるなどの不便がある。
 このシステムを使えばインターネットで必要な場所の地形図を見ることができる。旅好きの人が旅行ガイドブックを眺めて楽しむように、登山者も地図を眺めて楽しむ。このシステムを使えばいつでも行きたい場所の地図が自由に閲覧できるし、私的利用での印刷は認められているので、厳密な縮尺にこだわらなければ実用にも耐えうる。
 ぼく自身はそのような使い方はしないが、フリーの山岳データベースに掲載されていない山の緯度経度を調べたりする場合にはとても助かるシステムである。

 このサイトを見てもらえば分かるが、地図データ(地図画像)はPNG形式を使用している。
 が、説明文はそのままなのだが、最近、地図データがGIF形式になった
 もともと試験運用なのでいつでも公開中止される可能性もあるし、画像形式が突然変更されることもあるが、変更後の画像形式がGIFであるということで、このサイトのユーザの間で話題になっている。
 当然、それはGIFライセンス問題に起因する。もちろんこの画像がライセンス済のソフトウェアで作成されていればライセンス問題は発生しない。仮にそうでない場合でもサイト運営者である国土地理院がUnisysとライセンス契約を結べばいいのであってユーザであるわれわれにはライセンス問題は発生しない。
 また、このシステムが将来的にもWWWブラウザ上での「閲覧」しか認めないのであればまたこれも問題は出ない。
 しかし、将来的にダウンロードや加工が認められるとライセンス問題が発生することになる。

 このサイトの画像は1回で表示される地形図は地形図の1/4程度である。だから現在でもとても見にくいので当然1枚の地形図につなげたいという要望がある。こういうことはもちろん技術的にはできるけれども、ビジネスソフトと違い、ユーザ数が圧倒的に少ないから、Unisysとライセンス契約を結ぶような大企業のソフトウェアがそのような機能を持つことはありえない。当然、このサイトのユーザや興味をもつ篤志家のプログラマがソフトウェアを自作することになるが、GIF画像を加工する以上、ライセンス契約が必要になる。すなわち、加工ソフトを作成する人か、それを使うユーザが契約する必要がある。
 しかし、これまでこのようなソフトはほとんどフリーウェアかわずかな金額のシェアウェアで提供されてきた。もしソフト作成にあたり最低50万円のライセンス料が必要であったときに、わざわざそのようなソフトウェアを作成するだろうか。

 インターネットの世界が、もともと学生や研究者の相互扶助に精神でソフトウェアを無償で提供してきた事実を知らない人はいないだろう。もちろん、そのなかからネットスケープのように大企業になったケースもある(いまや昔ではあるが)・・。
 もし、このサイトの画像形式が今後もGIFのままになるとすると、将来的なこのような利用方法の芽を摘むことになるのでは、というのがユーザの危惧である。
 ぼく自身は、説明文がPNG使用のままなので、画像形式を変更した場合の影響とかトラフィックやDBの容量とかいろいろなチェックの一環として一時的にGIFにしているのではないか、と考えているが、パフォーマンス(画像表示速度)面ではPNGよりもGIFの方が軽いのでその点を評価して「GIFで行こう」という方向にならないといいな、と思っている。

 サイト運営者は自らのサイトのライセンス問題だけでなく二次利用を意識して画像形式を決めてほしいな。

 国土地理院を含め、政府・公共団体はそういった下々の事情もご配慮いただいて、画像形式の決定にはこのような問題も意識してほしい。


 さて、ご存知 i モード。
   i モード用サイトでは画像はGIFしか使えないことは割と広く知られているし、DoCoMoのサイトでも使用できる画像形式として周知している。このサイトにはi モード用のコンテンツの作り方がHTMLとJavaに分けて記述されている。
 DoCoMoが i モードを開始するにあたりコンテンツの方式を決めるにあたっては「既存Webサイト運営者の負担軽減」を意識して記述言語はHTMLベースのCHTMLを、画像形式はもっとも利用されているGIFを採用したことは有名である。このあたりの事情はベストセラー、松永真理「i モード事件」やコンテンツの主管であった夏野剛「iモードストラテジー」に詳しい。

 この選択自体はビジネス的に非常に正しいし、その他の戦略との差もあり、PNGを標準画像形式としたJ-Phone(J-SKYWEB)とのコンテンツ数の差は開くばかりだろう。

 DoCoMoのこの戦略でGIFは従来以上にインターネットに定着してしまった
 なんといってもパソコンユーザよりも圧倒的に多い携帯電話のユーザ数。その中でも毎月のように i モード契約者数は伸びている。ぼくも一時期会社のを借りて使っていたが、移動中のちょっとした時間にニュースや情報がチェックできるのはとても助かる。リアルタイムに届く i モードのメールも非常に便利だ。
 ふつうの人の生活に、i モードがなくてはならない時代がもうすぐ来るだろうし、一部の i モードユーザにとってはすでにそういう状態だろう。
 それほどの影響力をもつアイテムをヒットさせたDoCoMoとしては、GIFのライセンス問題についても考えてほしい
 もちろん、この件についてもDoCoMo側にまったく落ち度はない。
 が、先のコンテンツの作り方のサイトに各種の登録商標のコメントはあるのにGIFのライセンス問題についてなんら言及していないのはちょっと疑問ではある。

 i モードサイトの人気は非常に高い。PC専用だったサイトがどんどん i モード対応になっていく。
 i モードサイトにGIF画像は必須である。選択の余地はない。
   DoCoMoのメニューに登録されるような企業のサイトは問題ないだろうが、i モード人気を支える「勝手サイト」の製作者たちはどんなソフトでGIFを作成しているのだろうか。

 ぼくは自作HTMLエディタソフトを i モードサイト用に改造しようとして、中断している。
 パソコン用のサイトであれば画像形式は写真を中心にJPEGが一番であり、GIFもあるもののPNGでもいいわけで、GIFのライセンス問題には目をつぶっていける。もちろん確認はGIFライセンスを取得しているWWWブラウザを起動すればよいからライセンス問題は出ない。
 しかし、 i モード用となるとGIF画像を無視するわけにはいかないし、確認画面もGIF画像を表示するブラウザを自前で作る必要があるからだ・・・。もちろんライセンス料がかかる。もっともぼく自身はLZW圧縮を1から実装してGIF表示するソフトを作る技量もないけど・・・。

 「なんだ、そんなの、ちゃんとしたソフトで作ればいいじゃない。どっちにしろわたしはサイトを見るだけだから、金払え、って言われることもないし、関係ないなあ」と思った人・・・。

 それはとっても正しいです。
 たとえ、ちゃんとしたソフトの価格がライセンス料のせいで高くなって、その結果、サイトの利用料が上がったとしてもきっとわずかでしょうからね。


2001/1/16追記
 この駄文を公開したところ、「
LZWを使用しないでGIFの圧縮・伸長を考えている人もいる」との情報をいただいた。詳しい仕組みは理解していないが、なるほどできそうである。でも、この方もかかれているように、これですべての特許がクリアできるのかとかプログラムとは別の問題もあり、なかなか個人でこれを実現することは難しい。
 GIF普及に拍車をかけたNTT DoCoMoさんあたりの大企業が、ユニシスのライセンスに触れない手法とか、ライセンスフリーのDLLでも公開してくれないかな。

 国土地理院のサイトの地図画像はPNGに戻っている。


再びGIF問題(01/01/14)


 Aさんは、パソコン好きで1年前から無料のWEBレンタルスペースを使って、自分のWEBページを公開している。
 サイトはそれほど派手ではないが、トップページにはアニメーションGIFを使って見栄えのするページに仕立てており、公開している日記は割と好評で、掲示板にはその日の日記の感想が寄せられるなどそこそこの人気サイトになっていて、この1年でアクセス件数は1万件を超えるようになった。

 ある日、帰宅して郵便ポストを覗くと、なじみのないコンピュータメーカーからの郵便が届いている。
 中を見ると意味不明な契約書とともにこんなメモが入っていた。

 「貴方が開設しているWEBサイト(http://www.xxx.ne.jp/yyyy)で使用している画像は当社とライセンス契約済のソフトで作成されていることが確認できませんでした。
 つきましてはこの画像を使用したWebサイトを公開されている貴方は、当社との間でLZWライセンス契約が必要となります。別紙、契約書をごらんいただき、ご署名・ご捺印の上、当社宛ご返送いただきますようお願い申し上げます。
 なお、本契約は従来はアメリカ本社と直接契約していただいておりましたが、このたび日本国内で日本語にて契約できるようになりました。契約金額もドル建ての5000ドルから、日本円で50万円とさせていただきました。海外送金など面倒な手続きや英文での契約は不要となり、日本語で契約できますし、契約金も同封の振込み用紙で銀行または郵便局からお振込み可能となりました(誠に恐縮ですが、振込み手数料はご負担いただきますようお願いいたします)。日本のユーザに大変便利なこの制度をぜひご活用ください。なお、従来どおりアメリカとの契約も承ります。
 本契約締結後は上記サイトの公開については問題はありませんが、別のサイトを利用する場合には同じ画像を使用されても別にライセンス契約が必要になることを申し沿えておきます。」
 彼は唖然とした。アニメーション画像やボタンに使っているGIFという画像形式にはライセンス問題があるのは聞いたことがあったが、実際にどういう内容なのかは知らなかった。文面を見る限り脅しやいたずらではなさそうだ。趣味でやっているWEBのために50万円支払うつもりは毛頭ない。彼はパソコンを起動すると、自分のサイトから対象となっているファイルを削除し、それから検索エンジンでこのライセンス問題を調べ始めた・・・。

 これがGIFの抱えるライセンス問題である。

 この問題をとりあげるきっかけは2つあった。
 ひとつは国土地理院の地図画像問題。もうひとつはDoCoMoのiモード問題である。そして、長年「マルチフォーマットグラフィックビューワ」として君臨していた
とびたさんフリーソフトGVからGIF表示機能が削除されたこと・・・。

 この話をする前に事実関係を確認しておこう。

 UNISYSの見解はGIFその他のLZWをベースとするテクノロジーに関するライセンス情報に明記されている。これによれば

インターネットその他のソースからLZWソフトウェアをダウンロードして入手した場合、使用に際してUnisysのライセンスが必要になるかどうかという質問が、たびたびUnisysに寄せられます。答えは簡単です。いついかなる場合でも、LZW変換機能(たとえば、GIFイメージを作成・表示するためにダウンロードされたソフトウェア)を提供するすべてのソフトウェア(いわゆる「フリーウェア」も含む)やハードウェアの使用・販売・配給には、正規のUnisys代理人によって署名されたライセンス契約書またはライセンス文書が必要です。ライセンス料金が不必要なこともありますが、この場合正規のUnisys代理人によって署名された同意書または文書が必要です。

 すなわち、GIFを表示・作成するソフトウェアはUnisysとライセンス契約をしたものである必要がある、ということです。

  また、同じ文書では、こうも書いています。

Unisysは、LZW変換機能を持つハードウェアまたはソフトウェアの受給者・ユーザー・配給者に対して、ライセンス契約を受けたLZWソフトウェアを合法的に入手・配給しているかどうか確認するよう警告します。Unisysライセンスが必要だという但し書き(またはソフトウェアが「フリーウェア」だという文書)を製品が持っているからといって、受給者が免責を受けることにはなりません。配給者がLZWソフトウェアの配給を認可されていないことも考え得るからで、この場合配給者は受給者とともに有責です。

 すなわち、ライセンス契約をしていないソフトを使用した場合はユーザも有責である、ということです。
 では、どうすればいいのか、という回答がやはりUnisysのサイト(Unisys がウェブサイト LZW ライセンスを取得可能に )にあります。

 これによれば

ウェブサイトで、ライセンスのないソフトウェア開発者やサービスから上記に記載された画像形式を受け取り 使用している場合、Unisys から LZW 特許を使用するためのライセンスを取得しなければなりません。
ということで、使用している画像の作成元がライセンス未契約である可能性がある場合はサイト運営者がライセンス契約を結べ、と言っています。で、そのお値段ですが・・・。
各ライセンス契約は、$5,000(U.S.)の一回のみのお支払いとなります(ライセンスされた 各ウェブサイト、2 サーバーまでです)。または、ビルボード並びにイントラネットの両方のライセンス用に $7,500(U.S.)の一回払いがあります。

 ということで5000ドルすなわち円安の昨今、約60万円になります。

 ここでよくわからないのはWEBサイトのサーバーそのものを運営しているのではなくて、プロバイダのものを借りている場合です。個人でwebを公開している場合はほとんどがサーバースペースレンタルですね。特に無料レンタルの場合はバナー広告でサイトの作成者の意志にかかわらずGIF画像が自分のページに表示されてしまいます。そのバナー画像(あるいはそのサイトのサーバー)がUnisysとライセンス契約をしたものかどうかなんて知る由もありません。

 この点についてはPNG普及プロジェクト JAPANがGeocitiesを例にとって直接アメリカのUnisysに聞いています(ライセンス問題は交渉窓口が米国本社であるのも大きな問題)が、「Yahoo, 要するに geocities.com のオーナーは、Unisys にライセンスされてないよ。 この問題やあなたを保障するそれらの義務に関して、Yahoo に連絡(質問)することをオススメするよ。」という冷たい回答だったようです。

 では、どうするかといえば・・・。

  1. GIF画像の作成はライセンス契約されたソフトウェアを必ず使用する。
  2. フリー素材のGIF画像はライセンス済ソフトで作成したことが確認できない場合は使用しない。
  3. 念のためバナー広告が出るサイトは使用しない。
という哀しい結果になります。

そして、GIF画像を表示したり加工するソフトはフリーでは提供ができなくなる、という事実ですね。

 書きたかった国土地理院の地図画像問題とiモードの話は稿を分けます・・・。


年賀状(01/01/01)

 年末に、年賀状を何枚くらい書きましたか?
 きちんと準備して書く人ですか? それとも泥縄型でしょうか。
 宛名は手書き? そして裏のデザインはどうしていますか。

 最近はさすがに宛名はほとんどの人がPCによる印刷が多いし、裏もPCプリンターが目立ってきた。
 
 それはさておき、ぼくは年賀状書きは苦手である。
 準備も苦手だし書くのも苦手。住所はPCで印刷しているが、喪中管理や前回のあて先不明のチェックとか転居の更新もやや甘いし、なんといっても時期が間に合わない。Y2Kで休む間のなかった去年は別としても、仕事はたいてい30日まであったし、気がつくとクリスマスが終わり、海外の友人からクリスマスカードが届いたのを見ては慌てる。
 で、結局年賀状を書くのは31日になる。

 それでも今年ははがきの準備だけはけっこう早くしていた。コンビニでふつうの年賀はがき(広告が入ったり、裏印刷して値段が高いのではなくて)を売るようになったし、11月に変わった職場の通勤経路に郵便局がある。で、たぶん200枚くらい買った。はがきも200枚買うと1万円なわけで、けっこうな出費だから気持ちと財布に余裕がないと買えないが・・・。

 さて、PCで印刷するといっても最低限しかしない。
 宛名のフォントは毛筆体とかそういうのではなくて単なるゴシック。へんなフォントをインストールしたくないだけなんだが。
 裏も基本は黒1色。去年まではPCの印刷とゴム印の組み合わせが多かったが、今年はじめてカラー印刷にした。その前まではぼろいプリンターですぐにカラーインクがなくなり、慌ててしまうので黒が基本だったが、プリンターを代えてカラーインクもそこそこ持つようになったのと、印刷速度が速くなったのと、加えて、昨年末に無料で入手した
「筆自慢2001FREE」にそこそこ使えそうな裏のデザインがあったので・・・。

 ぼくのようにみみっちい人間は、カラー印刷にはなかなか踏み切れない。単純な話、カラーインクがもったいない。ふだんからもったいなくてカラー印刷そのものもしないぼくが年賀状のためにカラー印刷をするのは、清水の舞台から、みたいな感じがちょっとだけある。

 手書きのコメントもいつもいいかげんだし、今年はさらに準備不足と印刷のミスではがきが足りなくなったりして右往左往したせいもあってコメントはほとんど書いていない。そういう年賀状を出すのは自分でもちょっとつらいが、仕方なく受ける期末試験のように、あとはなるようになれ、どうせ1日には出していない人からも来るし、3日も同じだ、という感じ。

 なんでかというと、要するに年賀状を仕事や付き合いの一環としてしかみていないせいだ。しかも自分自身で非常に儀礼的だと思っている。
 といって年賀状反対論者ではない。年賀状はもらえばうれしいし、ふだん会うことのない人からの賀状を見れば、なつかしくも思うし、さらに手書きで一言書いてあるだけでちょっと気分が明るくなる。
 では、なぜいやなのかというと、そういうふうに受け取った人に喜ぶ年賀状を作れないからなのだ。
 理由は今まで述べたとおり。準備不足と時間切れ。
 仕事ならそういうことは許されないのに年賀状は毎年この繰り返しである。
 改善しようという気がないのである。だいたい、200人を相手にひとりひとりに対してゆっくりコメントを書くなんてそう短時間にはできないのだが、12月の上旬から準備をはじめる気にどうにもなれない。

 昔は「お年玉付き」って結構魅力的でいつも5等が数枚でもきちんと交換しに行っていた。当たったはがきを出してくれた人にはわざわざ報告したりもしていたし、そういうささやかな楽しみを受け取ることができる意味でも、もう少し昔はぼくにとっても少し地位が高かった。しかしこの2、3年はあたりはがきの交換もしていない。年賀状の「お年玉」の価値が下がったのは歳のせいか、世の中の流れか。

 で、いろいろ考えた(というほどではないが)のだが、元は手書き嫌いにあるのでは、と思い至った。
 たとえばこの文章をぼくは、もう手書きすることはできない。もちろんできるけど、わざわざ書かない。
 年賀状もそうなんだ。
 簡単なコメントなんてキーボード上ではいくらでも書けるけど、手で、ペンで書くことを潜在的に拒否している。
 と、もうひとつ。年賀状を出す作業って、仕事みたいなんだよ。
 いちおうの締め切りがあり、事前準備をして(住所録整備)、材料(はがき)を入手して加工して、全部できたところでポストに投げ込む。この流れ、特に最後に全部そろったところでポストに出す、というこの感じ、コンピュータでいうバッチ作業の印象がだめなんだな。

 これが最近はやりのネットでのグリーティングカードだと、そうならない。
 ぼくも去年あたりからyahooとかの無料サービスを少し使っているが、これって、自分の気に入った人に出すというせいもあり、きちんとメッセージ考えるし、一人が終わればまた別の人、という流れはあるにしても、バッチ作業的なイメージはない。
 今年も何人かの人からはメールアドレス付きで賀状をもらっているが、たとえ出した相手であってもアドレスがあると、グリーティングカードを出してみようか、という気にはなる。

 もちろん、これも200人相手となれば大変なのは同じだけど、どうでもいい相手には同じカードを同報で済ませばいいし、やっぱり紙のはがきよりは楽そうだ。

 ということでなるべく楽したい、というだけの結論になってしまった。
 で、今年の暮れも同じようにどたばたするんだろうな。きっと。


 
ブルースクリーン(00/12/17)

 いまさらだけど、Windows2000を入れた。
 メインマシンはNT4(SP6a)で動いていた。NT4はDirectXが使えないので
カシミールのプレビューがポリゴンなのを除けば特に不満はなかった。

 CPUもK6-2 400MHzといういまやクラシックなものであったものの起動時間を除けば、動作速度にそれほど不満はなかった。
 ただ、使い始めて1年半もいろいろ遊んでいると、

  1. 起動時にへんなメッセージは出るし、
  2. ドライブレターを変更したらちょこちょこエラーが出るし、
  3. システムが入っているハードディスクは2GBしかパーテションが切れないし、
  4. その他のディスクも残り少なくなっていた。
  5. 一番困ったのはドライブレター変更の余波と思われるDLLの検出エラーで、これが出るとD&D(ドラッグ・アンド・ドロップ)をサポートしているソフトの起動が何回もエラーになる。
  6. それとこれも同じ原因と思っているのだが、Delphi5でD&Dのコードを書くとエラーになってしまう・・・。
(なんだ、不満ばっかりではないか・・・)

 今、これを拙作HTMLエディタBaseEditで書いているが、このソフトももう2年近くメンテしていない。ユーザの方からは要望もいただいているのだが、Delphi3でぼろぼろに書いたのでメンテナンスする気力がなくなっている。だからもっとスマートかつ簡単(すなわち低機能)なエディタを作ろうとしているのだが、D&Dが組み込めないのではやる気にならない。この際、ハードディスクを新しくして一からやり直すという意味もあってWin2000にすることにした。

 最近はAMDのAthronとかDuronが安いので1GHzに迫る高速CPUが1万円くらいで入手できる。でもそのためには現在のSocket7のマザーボード(Epox EP-MVP3G-M)を代える必要がある。どうせHDDも更新するしビデオカードも更新するのだからマザーも更新すればいいのだが、そこは自作派のこだわりで、CPUを1度も変えないでマザーを交換するなんて・・・。
 ということで、同じSocket7に載るAMDのK6シリーズの特売を見つけたのでK6-2+500MHzをゲットした。

 で、ここまで読んでこのあと起こる事象がわかったあなたは相当の自作マニアか単なるオタクです。

 HDDを交換して20GBにして、ビデオカードも32MBのAGPにして、CPUも換装した。もっともCPUの取り付けはFANの金具のせいでえらい苦労した。きつすぎてなかなか入らない・・・。さらにCPU電圧設定のジャンパーに2.0Vがない。ええい、2.1Vでいいや。
   で、電源投入。
 ビデオカードを認識、BIOS画面が出る。あれ、??  CPU欄がUNKNOWN-S(100MHz*5) 500MHzだって・・・。
 そのあとメモリチェック。OK。
 そのあとは普通はIDEの認識に行くはずが、・・・・・行かない・・。
 ケーブルチェック、電源チェック・・・。だめ。

 その日はそのままであきらめる。
 翌日、いろいろ情報を探すと、電圧設定ジャンパはジャンパを全部はずすと2.0Vになることがわかった。
 よおし、これだ。
 で、
 結果は同じ。

 仕方ないのでCPUを戻すことにした。

 入れるときに苦労したFANの金具ははずすときも苦労した。はずすだけで2時間くらいかかった・・。
 で、ようやく起動して無事インストールができた。

 感想は、まあいいんではないか、という感じ。少なくとも出たての頃のWin98のような不安定さはない。CPUが遅いので起動時に出る起動中のプログレスバーが途中で止まるが、ログインしてからの起動はNT4よりは速いのでトータルでは起動時間は同じくらいだろう。384MB以上のメモリが必要とかP3 500MHz以上とかいわれているがそうでもないな、という感じ。

   一番変化があったのはビデオカードでPCI 4MBからAGP 32MBに替えたのでこの差は大きい。DVDがなかりスムーズに流れる。
 あと、カシミールのプレビューがポリゴンでなくなったのもうれしい。

 が、まだまだ終わらない。

 今度はシャットダウンしても電源が落ちない・・・。

 うう、HALの問題か。また某社のサイトから落としてこなくては。(ちなみにこのサイトのHALは某社の昔のPC専用とかかれている)

 HALとはHardware Abstract Layerのことで、こいつの種類によって電源制御をやっている。
 Windows95/98ではシャットダウンをするとマシンの電源も落ちるが、NT4ではこれができないことがある。マザーボードの仕様ですね。対処方法はHALを書き換えるか、レジストリを操作することになるが、今までは富士通のサイトからFMV用のHALをダウンロードしてHAL.DLLを書き換えていた。  NT4のときはこれで問題なかったので、今度もそうした。
 C:\Winnt\system32\hal.dllを置き換えて(もとのhal.dllはhal.orgにコピーしておく)再起動。これで大丈夫なはず。・・・・が、
 起動しない。BIOS画面から次のチェック画面でブルースクリーンになり、このHALはマルチプロセッサ用だよ、と怒られる。しまった、適用するHALを間違えた。
 仕方なく再インストール。修復インストールした。
 今度は正しい(と思う)HALをゲットして、再挑戦。
 今度もブルースクリーンでコメントも出ない・・・。
 またも再インストール。ただし、今回はマニュアルをちゃんと読んだので修正インストールから、回復コンソールを起動してコマンド画面にしてhal.orgでsaveしてあったものをhal.dllに上書きして再起動した。
 さらに別の情報を見るとNT4ならレジストリのここを修正しろ、というのがあり、それを試そうと思ったが、レジストリを開いても残念ながらその項目がない・・・・。Win2kはNTとこのあたりは違うようだ。
 さらにさらに、別の情報でWindows2000ではHALはコントロールパネルから変更できることがわかったので、それをためす。
 APCI用のHALを指定して、再起動・・・・。
 今度はブルースクリーンもでないままリセットが続く。

 ここまでやってとりあえずあきらめました。仕方なくまた再インストールで回復スクリーンからHALの上書きコピー。

 この問題の解決方法がわかる人、ぜひ教えてくださいませ。

(12/25追記)たぶんマザーボードの関係で今までNTではだませていたのがだませなかったんだろうね。更新するしかないと思い、来年頭には雷鳥に代えようかなと考え中。


 
 さて、とりあえずWin2000はまあ、おいておくとして、せっかく買ったk6-2+をどうするか?

 FANも付けてオークションで売ってしまうというのも選択肢だが、すでにグリースでべたべただし、ちょっと気が引ける。ここまできた以上、何とか認識させたい。

 @niftyのAMDの会議室で調べたところK6-2+対応のマザーボードはそれほど多くはない。
 実は、買うまでというか、調べるまでよく知らなかったのだが、K6-2+とK6-2は別ものなのだ。名前からみるとK6 K6-2 K6-2+ K6-3の順に発表されているように見えるが、K6-2+はK6-3よりもあと(K6-3+もある)。AMDはデスクトップ用のK6-2+の製品化断念の発表をしたあとに第一世代のAthronを出したあとにk6-2+/3+を出している。しかもAthron/DuronはK6シリーズとは違う口(SocketA)なので、K6-3よりあとに出たK6-2+をサポートするマザーボードはもともと少ないのだ。ほとんどはBIOSのバージョンアップでの対応で、少し古いものは対応していない。私のボードも結果的に対応していないようだ。

 サブマシーンのマザーボード、ASUS TX97XEは古すぎてつかえない。

 かといってわざわざ将来性のないSocket7のマザーボードを1万円以上出して買うのももったいない。1万円以上出すならSocketAのマザーを買って雷鳥を載せてしまうほうがぜんぜんいい。
 ということで、オークションでメインマシンと同じEPOX製のマザーボード(EP-MVP4F)をゲットした。このボードはオンボードでサウンドとAGPがついている自作初心者向けの古めのカード。PCIが2本しかないが、最新のBIOSではK6-2+をサポートした。今日落札したばかりなんで、続報は別途・・・

 それにしてもかつては「安い」と言われたDOS/V、PCの自作。昔は、メーカーPCなんて馬鹿らしくて買えないと思っていたし、事実そうだった。自分で作れば思いのままのPC、世界で唯一の(というのは大げさではあるが)PCが作れたが、昨今はたいていは割高だし、こういったトラブルも多い。

 PCも自作と既製品の違いはまるで男から見た女性のようになってきた。
 金で片がつくプロよりも、軽い気持ちとこだわりで付き合い始めた素人の方が結局高くつく、と、誰かがいったとかいわないとか・・・・。


(注)上記の電源とHALの関係の情報は、以下にあります。
http://www1.neweb.ne.jp/wa/myumyu/
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/010halchk/halchk.html