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Windows98とLinux(12/19)

Windows98とLinuxといったって前者が高くて不安定で後者がフリーで安定している、なんてことを書くつもりはない
 単純な話、先日16日にサブマシンにWin98を入れて、本日さらに同じマシンにLinuxを入れました。

 Win98を入れた理由は

  1. Win98のCD-ROMを持っていた。(いちおうこれでもβテスタだったんで発売前から製品版を無料で入手していました)
  2. Linuxを入れるためにHDDを購入したのでHDDに余力ができた。
  3. 自作ソフトの稼働確認をしたい。
  4. 私のWin95はOSR2以前なのでHDDのパーテション分けが面倒。
  5. Linuxを入れたあとにWin98をインストールするといろいろトラブルらしいので先に入れた。
  6. 実はすでにIRQ不足でプリンターが使えなくなっている。マザーボードはUSB対応しているのでそれも見込む・・。
  7. ActiveDesktopはちゃんと動けばWin95で使うより軽くてけっこう便利らしい。
てなところでしょうか。
 で、問題のインストールですが、まあ一応準備はしておきましたが、あっさり40分程度で終了しました。Win95は残さず上書きインストールです。
 トラブルが予想されたのはISAバスのサウンドボードでしたがこれは少し前に最新版のドライバーを入れた気がします。マザーボードのBIOSは最新版にしました。
 まあ、これで動かないのがあれば仕方ない、ということでしたが、音源、動画キャプチャーボード、CD-Rドライブ、CD-R書き込みソフト、MP3関係のCD-WAV変換、MP3エンコーダー、MP3プレーヤ、それにカシミールなどサブマシンを作業環境にしているものはすべて動きました。さすがにほっとしました。
 HDDは不良セクタがあって変換できなかったブートドライブ以外はFAT32にしました。
 FAT32はメインマシンのWinNT4では直接は見えないんですが、LAN経由だと相互に見えるんで問題がないんです。ああ、これもWin98を入れる決心をした大きな理由ですね。

 ただ、残念というか、当然なんですが、Norton System Doctor Ver2はWin98のレジストリに対応していませんしFAT32にも対応していないのでアンインストールしました。以前から入れていたVirusScanは問題ないとWin98側のチェックが報告してくれました。

 まあ、まだ4日めなんであんまり使っていないですが、Win95よりも起動・終了時間が少し長い。wave音が少し柔らかくなった。てなところです。6歳じゃない先日7歳になった娘は特に文句も言わずに使っています。

 で、Linuxです。ついでですが「リナックス」って読んでいます。私は。
 Linuxを入れようと思ったのはまあ仕事のこともあるんですが、はっきりいえば興味本位です。最近は日経新聞のようなコンピュータ記事の質の悪さでは定評がある新聞でも一面で記事になるようになり、大手コンピュータベンダーも続々とサポートを発表、そんなソフトを知らないではこの世界もうやっていけませんからね。(別に私、パソコンソフトで生活しているわけではありません。念のため。)
 直接的なきっかけは
PlamoLinux のCD-ROMがSoftwareDesign 12月号に添付されたことですね。

 Linuxのインストールってけっこう簡単になったようですが、それでもインストール最中はやたら早いスクロールで読めない英文が羅列されますし、やっとインストールしてから、X-Windowの設定だ、やれ日本語環境構築とか、いかにも面倒そうじゃあないですか。
 Plamoは違うんですね。すべて日本語メニューなんですよ。しかも作者の「お勧めパッケージ」を選択すれば必要にして十分な各種システムがもれなくインストールされるんですよ。もとはSlackwareですからいろいろ参考書もありそうだし。
 というわけでSoftwareDesignという高度な雑誌を初めて買いまして、本日インストールしました。
 インストールそのものは簡単でした。メニューが日本語というのは楽です、やっぱり。
ちなみに12月号のSD誌はどこも売り切れ状態とのことです。(私も買ったのは発売直後の11月下旬)
 これだけ簡単なPlamoでしたが、それでも何カ所かつっかえました。ほとんどはLinuxというかUNIXの知識不足です。
 何せbootdiskを作成して再起動したところでboot:のプロンプトのあとどうすればいいかわからない。setupとか入れてもだめ・・・。でenterキーを押せばよかったんですが・・。これ10分は無駄にした。ディスプレイの設定やマウスの設定を間違えたりとばしたり・・。加えてときどきキーボードが暴走してキーマップが全然変わってしまったり・・。fdiskのあとformatし忘れたり・・。間違ったところがわかっても直接ファイルを直せない(どこにあるのかわからないし、エディタも使えない・・)ので結局4回ぐらいインストールし直してしまった。
 現在は、やっとXが動いたというところです。

 これでは話にならないので、UNIXのコマンドレファレンス本(UNIXコマンド ポケットリファレンス 技術評論者 1680円)を1冊買ってきました。
 で、なにをするつもりかって?
 そんなもんわかりませんよ。
 ただいくら整理してもどっかへいってしまう写真をなんとかしたいと思っています。
 というわけで当面の目標はWebサーバを作ってperlとPostgreSQLで検索システムでもと思っていますが、完成するかどうかは全く不明である。だいたいawkすら、まともに手をつけずJavaScriptもいいかげんなぼくにperlが組めるのか・・。まあいくらやってもソフト代は全部無料だしせいぜい本でも買って考えよう。コンピュータの本てすぐ3,4千円してしまうので高いって感じだけど、Linuxについては元のソフトが無料なんでその分つぎ込んでもいいかなと思っています。
 ああ、うかうかしているとDelphiの4が届いてしまうぞ。
 でもLinuxのあのNext風の美しいX Windowを見てしまうと、センスのないWindowsを開くのがイヤになるなあ。

画像キャプチャ(12/13)

 念願の、というほどではないが、動画キャプチャボードを買った。
 検討当初は当然ながらカノープスのボードを検討しましたが、やっぱり高い。買値で8万近いボードは飽きっぽい私にはもったいなくって・・。BUZも評価が高いけどSCSIボードがついているのが逆に足かせという感じで3万円以上出す気にならず、最終的にはやっぱり安物買いの私の常で、11,000円でI/O DATAのGV-VCP/PCIを買った。
 きちんとやる人は当然ながらMPEG1をサポートしなければいけないけど(VIDEO CDの仕様ね)私はせいぜいQUICKTIMEムービーを作ってCD-Rに焼くぐらいのものだから、そこはどうでもいい。AVIで十分だ。
 11,000円のボードに付属するソフトなんてそれだけで10万円近くするAdobeのプリメアなんかにかなうわけはないが、それでも十分楽しめる。
 まじめに動画を編集するのはとても時間がかかるししんどい作業になりそうなんで、今のところ動画の静止画キャプチャが中心。非圧縮のAVIで適当な場面を読み込んで好きな場面を静止画で捉える。この操作が添付ソフトのVIDEO WORKSはけっこうやりやすい。キーボード操作でコマ送りができるがこれがキータッチ次第で実際のAVIの再生スピードから1こまずつまで変幻自在にできる。もっともこんなことはどんな編集ソフトでもできるんだろうけど。
 まあそれでも所期の目的は十分果たせそうでけっこう満足。キャプチャのサイズは320*240までなんで小さいけれどHDDの都合もあり、まあ1万円強のボードとしては「ローコストで高画質」に偽りはないなと感じている。8万かけたらのめりこまなきゃいけない気になるんで困るけど1万円ならだめもとだから。

アルテッツア(12/6)

 トヨタの久しぶりのFRスポーツセダン「アルテッツア」がけっこう評判がいい。
 最近の車の雑誌にはたいていこの車のインプレッションが掲載されている。
 でまあ久しぶりに試乗してみた。といっても乗ったのはAS200という6気筒ATで160PSのものだ。
 まあ160PSの車に乗っていうのもなんだが、カペラよりは多少速い、発進がスムースだが、それだけのもの。まあ少し前までに乗っていた、スカイラインR-32はターボ付きとはいえ215PS。比較するだけ無駄か。RS200の方は自然吸気210PSだからもう少し期待はできるか。でもAS200もハンドリングは非常にきちっとしていてブレーキもいい感じだった。前評判が大きかったのであれ、という感じがしたが、ふつうのセダンで何も知らなければ驚いただろう。
 でもFRはもういいや。

ブレッド&バター(11/7)

 MP3にちょっと凝っているせいもあって最近は図書館で音楽CDコーナーもチェックしている。こういうところのCDなんて本も同じだけど最新の人気アルバムなんかあっても半年待ちで何の役にも立たないのだが、ぼくみたいに最近の音楽はようわからん、というおじさんにはけっこう掘りだしものが見つかる。
 もちろんここ多摩市にもTSUTAYAなんかあってレンタルCDもあるのだが、ぼくあたりが聞きたいのは古くてマイナーなものも多くてレンタルCDでは入手できないことも多い。

 そんななかで最近図書館で見つけたCDにMICHAEL FRNKS/BLUE PACIFICとか水越恵子/BEST TUNEとかがあるけど、今日は本当に掘り出しもの(もちろんぼくにとってのね)を見つけた。
 それが表題の「決定版ブレッド&バター ベストセレクション」だ。

 ブレッド&バターは加山雄三とサザンの間の空白を埋める湘南サウンドだ、と学生時代の知人がいったが、まあそんなところだろう。もう少しリアルというか哀しみがあるような。
 ということでこのアルバムの収録曲だが、
 ピンク・シャドウ/マリエ/渚に行こう/ゆううつ/あの頃のまま/青い地平線/THE LAST LETTER/LET US LOVE/HOLD ON/マンディ・モーニング/HOTEL PACIFIC/SHONAN GIRL/第2土曜日/お食事どこでする?/STAY WITH ME TONIGHT/別れたのあとの憩い
 となっている。発売は90年9月アルファレコード。

 「あの頃のまま」は学生の頃から好きな曲だったが、これは作詞作曲とも呉田軽穂すなわちユーミンに加えてアレンジが松任谷正隆と細野晴臣というもの。
 世の中に泣ける曲というのはけっこうあるけど本当に涙が落ちることは少ないが、この曲はぼくにとって数少ない1曲で、さきほど数年振りに耳にして思わずジーンときた。
 というわけで、今日は思わぬ掘り出し物を見つけて嬉しかったのでつい書いてしまった。

 棚には古今亭志ん生のCDも何枚かあったが大好きな「火焔太鼓」がなかった。リクエストしとこうかな、TSUTAYAでは無理そうだから・・・。        

MP3(10/18)

 やっと、MP3用のソフトが揃った。
 MP3とはMPEG LAYER 3の略でオーディオCDレベルの音質でWAVEファイルを1/10程度に圧縮する技術で、概ねMDのような感じである。
 一部で携帯用の再生端末も出ているが、概ねはPC上で聞くことになる。
 MP3のよいところはその容量の小ささだ。といっても通信カラオケの主役、MIDIのように1曲が数キロバイトになることはなくだいたい1分1MBであり、CDアルバム1つだと60-70MB喰う。とはいえCDオーディオからMIDIが作れるわけはないし、絶対にボーカルはできないわけで・・
 それでもCD-R1枚にアルバム約10枚入ってしまう。お気に入りの曲をHDDに置いてもあまり邪魔にならない。ぼくは一部をHDDにおとし、全部をMOに入れている。たまったらCD-Rに焼こうと思っている。
 が、このソフト探しは意外と苦労した。
 オーディオCDからMP3に変換するには、通常CD-DA(CDオーディオ)からWAVE変換をかけ変換後のWAVEファイルをMP3に変換する。もちろん再生時には専用の再生ソフトも必要である。
 CD-Rをさわったことがある人ならわかるようにこれらのソフトにはけっこう癖があって自分のマシンのCD-RやCDドライブを認識するかどうかがけっこう問題になる。
 MP3関係の情報は現在では
ここが一番判りやすいのでここからソフトを探した。プレーヤーはニフティにもあるが、wave変換ソフトとMP3エンコーダがなかなかいいのが見つからなかった。
 市販のパッケージも出ていたので先週末買ったところ、最初のWAVE変換で躓いた。見事に私のCD-Rをサポートしていなかった。なんとマニュアルにも書いてある。パッケージの箱に書けよなあ。
 で、最終的にはWAVE変換はフリーソフトのCD2WAV(2003/8現在配布停止)がCD-Rは認識できなかったもののサブマシンのCDドライブを認識してくれた。CD-Rは読み出し4倍だがCDドライブが32倍なのでWAVE変換はめちゃくちゃ速くできるようになった。1曲1分以下で終わる。
 MP3エンコーダは380円という安さのYUNASOFT のエンコーダをレジストした(2003/8現在 フリーソフト)。エンコーダは上記の市販ソフトのほか海外ものを中心にいくつか試したが今のところこれが一番速い。それでもAMD K6-2/300MHzで数分の曲で数分+αかかる。
 プレーヤーは市販ものでシェアウェアでも出ているunreal(リンク先は2003/8現在の製品)のを使っているがwinamp ($10)も捨てがたい。前者は日本語で曲表示が出来る。
「熊谷突撃商店」(9/20)

 ひさびさに読後感のいい小説を読んだ。
 実家が商売をやっており親戚にも商人が多いぼくは、ねじめ正一の商店ものが好きだ。というか、よく描けているのだ。ねじめ氏の小説は恋愛ものはちょっと暗めでまた長嶋ものも少し気合いが入りすぎているが、商店ものは非常に軽快だ。
 この小説は女優熊谷真美、美由紀の母であり、松田優作の義母であるきよ子の生涯を綴っている。
 シベリアで行方不明の父、電撃的な亭主との出会い、愛人、商売、娘の病気、松田優作との衝突、その死、実在の人物でなければ「あまりに小説のような」波乱の人生である。
 読み進むうちにモデルに気がついたのだが、ちょっと気がつくのが遅かった。
 最初から判っていればもっとイメージをふくらませながら読めたのに。残念。
 事実は小説より奇なり、いや波乱万丈なり。

カーナビの威力(9/13)

 1か月ほど前にカーナビを付けました。
 知人から譲り受けたもので、CD-ROMタイプのものです。  

 もともと紙地図を読んだりするのは苦手ではないので、今まで地図のせいで道に迷うようなこともない方なのでカーナビについては以前から「ずいぶんと高価なおもちゃ」という印象で、今年車を買ったときももちろん付けていません。
 装着してからも近所しか走っていないのであまりその恩恵は感じられず、むしろ、GPSアンテナとの関係で「レーダー探知機」と同時使用できないのが不便でした(レーダー探知機にはGPS対応機があるそうです)。

 車の位置表示ですが、GPSのみでジャイロ等による補正はしていませんが、概ね正確です。ソフトの方で道からずれると矯正してくれます。アンテナは後部座席の後ろに置いてありますが、受信感度はかなりよいです。
 VICS(渋滞情報なんかを受信するシステム)はアンテナをきちんとセットしておらず単体のFMアンテナをGPSと同じ場所に転がしてあるだけなので受信感度は悪くてたまにしか受信しません。

 そんな状況で先日初めてカーナビの威力を思い知りました。
 

 ・・・・5日の土曜日の夜、横浜からの帰り、ラジオの交通情報は道路がどこも混雑していることを告げていました。
 当初設定したコースは行きと同じ、自宅から狩場ICで保土ヶ谷バイパス、246にぶつかり右折してそのまま町田街道左折、北上するコースです。

 カーナビの表示がおかしいのに気がついたのはすでに渋滞している国道1号の保土ヶ谷の交差点、永田の手前です。
 カロッツエリアは設定されたコースを太い緑線で表示しそれ以外の道をオレンジに表示しますが、その時は行く先が赤くなっていました。地図の表示範囲を広げると横浜の中心部や保土ヶ谷バイパスの北の方がやはり赤い線になっています。
 「これは表示のミスだろうか」
 そう思いながらも、保土ヶ谷バイパスに乗りました。
 しばらくは順調に行ったもののすぐに渋滞の様相を呈してきました。
 地図を見るとこの先から道路が赤くなっています。
 カーナビの画面のVICSの受信時刻は5分ほど前の時刻です。
 「そうか、これが渋滞の表示なのか
 赤い線がVICSが捉えた渋滞情報だというのにやっと気がつきました。
 と、同時にこれからの予定コースがどうなっているか地図をスクロールしてみると、赤い、赤い、真っ赤です。平行して走る16号はもっと真っ赤。これでは通常なら1時間半程度なのが3時間以上かかるでしょう。

 予定したコースではどうにもなりません、上川井でバイパスをおり、246に抜ける道を東に走りながら再度ルート検索をしました。ルート検索では通過しない場所を設定したり、道幅優先とか距離優先とかオプションがあるんですが、走りながら操作しているので(止まればいいのにと思う莫れ、渋滞が押し寄せてくる時間帯のドライバーの心境なんてそんなもんなのだ)、面倒な設定はやめでひたすら走行時点での位置をもとに単純検索。最初の2回は位置がもとのルートに近すぎて同じルートを選択してしまいましたが、3回めで鶴川街道へのルートが出ました。246を渋谷方面へ走り長津田の手前で左折して子供の国を経由するルートです。この道は途中は走った覚えがありますが、あまり記憶にないです。カーナビにナビゲーションしてもらいましょう。それと渋滞情報が表示されていないので空いている、という点を証明してもらいましょう。
 
 左折する地点から1キロほど手前で「およそ800メートル先、左方向です」
 300メートル手前で「まもなく左方向です」の音声アナウンス。
 地図には交差点名が大きく表示される、信号の上の交差点名を見ると合っているのでそのまま左折するといきなり住宅街だ、「知らねえぞ」と思いながら道なりに進むと、おお、田園都市線の駅の横を走るまともな道に出たぞ。  

 時折夕立のような雨が落ちてきますが車はまばらで空いている。そのままカーナビのアナウンスのまま何回か交差点を曲がって行くとおよそ30分ほどで、見覚えのある鶴川街道に出た。あとはぼくの方がカーナビよりも詳しい。ということで渋滞に巻き込まれることなく自宅にたどり着いた。

 カーナビ+VICS渋滞情報=未知の空いている道で楽々
というおはなしでした。

シェアウェアを作った理由(8/29)

 最近、はじめてシェアウェアなるものを作った。といっても、ほとんど同じ機能でフリーソフト版を先に出しているし、送金しなくても機能制限はしていないのでほとんどフリーに近い。
 登録料金は500円だし、それほどニーズがあるソフトとも思えないので、どれほぞ送金されるのかはわからない。ニフティ社の規定で6カ月送金がないと送金代行の契約が無効になってしまうのでそれにひっかからなければ、と思っている。

 今回、シェアウェアを私が出したことで私の他のソフトのユーザの反応はいくつかに分かれるだろう。
 「なんだ、こいつも、ミニ・ゲイツか
 「他のソフトもそのうちシェアウェアにするつもりなのか」
 「この程度でよく金取るもんだ」

 いずれもごもっとも。

 で、なぜシェアウェアにしたか。
 まずは、以前のここの書込み、
「フリーソフト作家の気持ち」 をご覧いただきたい。

 ぼくの気持ちはこのときと基本的には変わっていない・・・。
 ソフト作成は趣味だし、これで儲けるつもりも技量もない。が、ユーザの方の反応を見たい、本当のユーザ数を知りたい、という気持ちは強い。
 拙作HTMLエディタはベクターのサイトですでに8000件以上、JPEG変換ソフトPJMは4000件以上の参照件数である。これはまあかなりの数字なんではないか。しかし、要望もメールもその件数は極めて少ない。実際に使っている人がこの数分の1であるとしても少ない。雑誌やホームページなどへの掲載依頼メールの方が多い。これはやっぱりちょっとおかしいなあ、という感じである。LHAの作者の吉崎さんにみんながメールを出したら吉崎さんのメールボックスはパンクするだろうが・・・。
 フリーソフト作者の多くはユーザからの反応を大きなインセンティブとして活動している。
もちろん、それは自己満足であるかもしれないが・・・。
 もっとも「使っていますよ」というメールが来ても回答に困ることもあるんですが。

 もうひとつの理由は、オンラインソフトのあり方のこと。
 というと大袈裟だけど。
 OSの基本機能やコマンドだけでは何もできないパソコンの世界では、使いたくない機能は高価なソフトに付いているけど、使いたい機能はオンラインソフトにしかない。(MS Wordのほとんど誰も使わない機能を開発する時間があるなら、メモ帳を秀丸並のエディタにするのなんてわけないと思うんだけど)
 というわけでオンラインソフト、なかでもフリーソフトはなくてならないソフトだ。
 一方でフリーソフトを大いに迷惑に思っている人もいる。職業でソフトを製作している人たちである。
 UNIXの世界などもともとが研究者、学者集団から始まったとはいえその多くがフリーソフトの世界があり、マイクロソフトを頂点とする、えげつないほどのやり方で対価を要求する人達もいるなかで、オンラインソフトはどうあるべきか、という問題に対する回答はまだ私自身のなかにはない。

 オンラインソフトにももちろんいろいろなものがある。

   ぼくはシェアウェアでもリーズナブルな価格でしかも使用制限がついていないと意気に感じてすぐ送金するたちである。たとえばエクスプローラ拡張メニューとかね。今回のソフトも同じ理由で機能制限をしていない。
 あと、フリーソフトでも感心したものにはなるべく作者にメールを出すようにしている。

 そうそう、今公開しているフリーソフトをシェアウェアにするつもりは今のところは、ない。BaseEditもPJMもそれほどのものではないし・・・。

 今回のシェアウェア作成でのもうひとつの目的は、責任を感じることである。
 どうも、いいかげんな性格なんで、フリーソフトをいいことにメールをいただいたユーザの管理もできていないし、バグもちょっと見て難しそうだとなかなか手を付けない。お金をいただくということには当然、義務も発生するわけで、シェアウェアであるがゆえの苦しみの部分も感じでおかないと先の問題への答えはでないのかな、と思っている。

 というわけで、漠然としていてまとまらなかったけど、御理解いただけただろうか。

リアワイパーがほしいぞ(8/22)

私の車(カペラセダン)にはリアワイパーがない。
前のスカイラインもセダンだったがリアワイパーはあった。
セダンでリアワイパーの有無の基準ははっきりしないが、どうもスポーツ系の車にはあって純粋セダンの車にはないような気がする。あと同じ車種の場合、下位グレードにはない。
 それはともかく、リアワイパーがないのは非常に不便でかつ危険だ。
 暗い駐車場でバックで登って車庫入れしているが、少しの雨でも見えないのでドアミラーだけが頼り。
 最近の車は、やれGOAだなんだとボディ強化を図っているようだが、まず見えるようにしてほしい。
 安全はまず視界の確保から・・・。
 
Win98はどうなったのだろう(8/15)

 R34スカイラインがデビューしてそろそろ3カ月がたつが、町中で見ないなあ。今日、やっと2台めを見た。私のくるまの後ろに付いたが色が地味なんで最初は気がつかなかったが、フロントグリルのカッコウ悪さでわかった。ベストカーのテリー伊藤じゃないけど、あんなデザインよく許したなあという感じ。今回マツダ車に乗り換えたのでマツダのお店によく行くけど、ロードスターもへんな顔になっちゃったね。そこへいくと癖があるとはいえトヨタ、三菱、ホンダはああいうデザインミスは少ないね。三菱なんかいかにもみえみえのデザインなんだけどまあ魂胆がはっきりしているだけに許せるという感じ。日産が売れないのはやっぱりデザインなんだと思うね。

   さて、Windows98、どうされていますか。
 私も手元にβテスタの景品としてアップグレード版がありますが、インストールしていません。
 まっさらから入れるならともかく、アップグレードする場合はまずWin95の再インストールから始めるほうがドライバで悩まずに済むようです。が、そこまでしてまで入れない。2、3日前の日経新聞には「Win98の目玉のUSB製品を各社が控えている」との記事もありましたね。まあそうでしょう。
 いずれにしても私の環境(MMX200MHz 64MB)ではWin98の最低稼働ラインなんで当分入れることはないでしょう。
 そういえばNT4WSにしたときに32Bitソフトが早くなったと報告しましたが、Win98ってどうなんでしょう。ドライバ回りではNT4WSもかなり苦しい状況なんですが、Win98=WinNT4-(マルチユーザ環境+多少のセキュリティ)という感じでしょうか。ぜひ、教えてほしいです。

 話はかわるけど最近、ニフティのホームページ作りビギナーフォーラム(FHPBGN)をのぞくことがあります。拙作BaseEditPJM などもアップしています。あまり詳しくはみていないんですが、けっこうみなさんまじめというか、気合いを入れてホームページを作っているんですね。ブラウザはどれにあわせるべきかとか、スタイルシートとかDHTMLとか・・・。
 わたしなんぞ、拙作HTMLエディタを見てもらえばわかるけど、凝り性でないし、MSIE4を使うつもりもないから、たとえユーザ数最大だろうが、このページの動きをMSIEに合わせるつもりもない。なんせ推奨ブラウザも規定しているし、と思ったらIindex.htmには記載してなかったので追記しておきました。
 XMLでブラウザを企業ユースするのはまあいいとして、DHTMLとかに凝る気はないなあ。どうせMSとNetscapeは非互換だろうしね。

ごみソフトを大量アップ(7/20)

 この三連休で拙作のごみソフト を大量アップしました。
 そんなにヒマなのか、あるいは、そんなカンタンに作れるのか、と言われる(誰も言わないか)といけないので少し解説しておきます。

 色み〜るのVer.2は以前から懸案だったもので、ソースがなくなってしまいまずいなあと思っていたものでした。こんなソフトでもベクターデザインの参照件数ではすでに5000件を越え、雑誌等の掲載依頼も割とありますんで。直接的にはニフティの初心者用ホームページ作成フォーラム(FHPBGN)にアップしたバージョンを間違えていたので作りました。仕様そのものはBaseEditに残っているのでそれをコピーして作りました。

 PJMのVer1.2もバグFIXが懸案だったものです。ひさしぶりにソースを見たら意外に単純なバグだったので・・・。JPEGへの変換はサイズと品質とのトレードオフなのでいつも何回かやり直しますので、「やり直し」機能で最初に読んだファイルの読み直しをカンタンにできるようにしました。

 Mimi(Mini マルチメディアプレーヤ)は子供用にちょこっと作っていたものです。この程度はDelphiのコンポで原形は5分でできてしまいます。オーディオCDを鳴らしたいなあと検討していたんですが挫折したのでマルチメディアプレーヤーだけで公開しました。

 DelTag(HTMLソースからタグをはずす)は、機能的にはあると便利だと思っています。仕事なのでインターネットのいろいろな記事を参照することもあるので・・・。HELPに記載したようにこの機能は「プレーンテキスト変換」機能として拙作BaseEditにも搭載しているのですが、BaseEditを会社で起動するのはちと大袈裟なのでこじんまりとしたのが欲しかったんです。これも仕様はBaseEditにあるのでコードはほとんどがコピーでおしまい。でも、いかにもしようもない仕様で遅いんですよね。誰かもう少しまともなの作りませんか?

個人でNT4WSを使ってみて(7/5)

 6月25日のWindows98の発売(アメリカ)以来、すでにいろいろ騒動が持ち上がっているらしい。予想どおりというかWindows95からのアップグレードでいろいろ問題が出ているようだ。LANカードを認識しない、ビデオカードがだめ、Novell IPXが動かない、MSIE4しかソフトがインストールできないなどなど・・・。すでに主要PCメーカーはWin95ユーザ向けにアップグレードを当面はしないように警告しているし、マイクロソフトはすでにサービスパック1のテストをしている。このあたりはZD NETに詳しい。

 これで暫くは手元にあるWin98日本語最終版も使うことはないだろう。もっともWin98が魅力的でないということは、まああまりにも当然なのでどうでもいいのだが、何も知らない初心者が夏のボーナスでWindows98無償アップグレードなんていう文言にだまされていそいそとPCを買って、11月ごろに(メーカーPCのWin98への無償アップグレードの期限がこのあたりのようだ)苦しむのが目に浮かぶなあ。

 というわけで、最近Win95からWinNT4Workstationに移行した感想を。
 もっとも移行というのは正確ではなくて併用環境です。
 以下にマシン構成を掲げます。

項目メインマシンサブマシン
マザーボードASUS P/I55T2P4 Rev2.1ASUS TX97XE
CPUP55C MMX200MHzP54C 120MHz
メモリEDO 64MBFastPage 32MB
SCSIAdaptec AHA2940UWJASUS PCI-AS300
ビデオI/O DATA(S3-Verge) 4MBASUS(S3-Verge) 4MB
LANEtherExpress 100BASE(PCI)ENW-2401P 10BASE(ISA)
HDDE-IDE(1.2GB)SCSI(1GB/2.3GB)E-IDE(2.3GB)
その他MO:230MB SCANNERCD-R MO:128MB
OSWinNT4WS/Win95Win95

 ご覧になればお分かりのとおりでサブマシンは古いCPUのために不足するものを追加した、という感じのものです。メインマシンは私のマシンで、これで通信からソフト作成などみんなやっています。サブマシンは一応、子供用なのですが、それとふだん使わないCD-R焼き専用マシンになっています。LANにしていますがルータは未導入なので通信はメインからしかできません。それとNTのHDDはFATにしています。

 NT4を入れた動機はマルチユーザにしたかったからです。サブマシンが子供用なのですが、ディスプレイが15インチと17インチの差があり、子供も画面が大きいメインマシンを使いたがるからです。

 で、感想です。

項目内容評価
ソフトの実行速度32bitアプリでは明らかにNTが速いです。これは重いソフトほど顕著です。顕著な差が出ているのは通信ソフト類(NetscapeCommunicator/NifTerm)、開発言語(Delphi3)といったところでしょうか。あとインターネット(INS64同期)の接続と認証も速い
ソフトの汎用性ソフトによってはNTでは動かないもあります。が、多くはハードを直接制御するようなものでしょう。ワクチンソフトは幸い両方で動くVirus Scanを使っていますがVirusBasterの人は買い替えが必要ですね。もっともDOSのソフトも動きます
ISA機器への対応ISAバスを使うサウンドカードなどでインストールが面倒です。ドライバー類が95用だとだめなものもあります。私の場合スキャナーの専用カードが使えないのが痛いです。もちろんSCSI接続すればいいのですが専用カードだと使いたいときにスキャナーの電源を入れればいいので・・。
マルチユーザうちの子供は日本語FEPは手書き文字認識ができるMS-IMEが好きで入力も「かな」です。私はWXGで「ローマ字」です。ユーザ毎に設定を変更できるのがいいです。デスクトップの壁紙も子供用にできるのでいいです。
電源制御マシンの電源自動OFFができません。サブマシンはできるのに。ただこれはマザーボードのせいもありますがNTはできなかったはずです。
併用環境私はNTと95を併用していますが、これはよいです。やはり95でないと動かないソフトもあるので、同じマシンで起動させるのには便利です。
FATHDDをFATにしたのでNTFSの持つユーザ毎のセキュリティはかけられませんが、サブマシンの95から見ることもできるし。95側でWindowsフォルダにあるDLLなどを見ているソフトでもNT側から上書きインストールするとデータやプログラムのみは共用できてWindowsNTフォルダを見ているところだけが二重になるだけで無駄がないように思えます。

 ということで、32ビットアプリをより速くしたい方、家族で環境を同じにしたくない方などにはお薦めです。あと、「ボク、95は飽きたから、最近、エヌテイね」と気取ってみたい方にも・・・。

 ただし、くれぐれもたかがNT4WSあたりでWWWサーバーを立ち上げようと思わないこと。一応できますけどね。



疑問が多い電磁波警告本(6/28)

 本多勝一が編集委員をする「週刊金曜日」という雑誌がある。定期購読をメインの販売ルートし企業からの広告に依存しないことで「硬派」を貫く週刊誌だそうである。
 さて、この雑誌が別冊ブックレット「ケータイ天国 電磁波地獄」という本を出している(98/1/29)。
 で、この本を図書館で借りてきた。
 荻野晃也監修である。この人は経歴を見ると電磁波関係の著作が多い理学博士である。図書館にも何冊かあった。これだけの背景があるのだからきっときちんとした本なんでしょう。
 

 最初にお断りしておくが、私は門外漢であり、この問題の本は読んだことはないが、特定の周波数帯の特定の強度以上なら電磁波はやはり悪影響があるだろうと思っているし、危険性が証明できないからといって安全だとも思わない。個人的にはPHSは持っているがケータイは持っていないがこれは使用頻度、使用方法、音質、料金などを勘案してPHSにしたまでで電磁波のことはあまり考えていない。

 電磁波や原発など素人にはわかりにくい問題について専門家が解説する本は多いが、この種の本に抜けているのは専門外以外についての記述の正確性だと思っている。ある事項の専門家や権威であればそのことについてすべてわかるかというとそうでもないのではないか。そのことに関係があっても少しテーマがずれるとわかっていないのではないか、という記述が多い。

 この本にはどうもこういった記載が多くみられる。最初の方で目に付いたものをあげてみよう。
 
ページ記述内容疑問
22 アマチュア無線についてのコラムで「テレビにノイズがよく入る」原因が「アマチュア無線のせいだ」と言うことなども、周辺の人達が電磁波問題を知りはじめたからだ、との記述。 アマチュア無線がラジオやTVに受信障害を与えることは4級の試験にもでる基本的な事項。人体に危険があるとする電磁波問題の普及との関係付けるのはいかがなものでしょうか。それとも著者は電磁波問題に関るまで無線では基本のこの事項をご存じなかったんでしょうか。
36 携帯電話の基地局の記述。説明の項目ではアンテナは1つの電波に対して1W-10Wで同時に数十から数百以上の電波を送信するため総合出力は数百Wとなる、との記述。 1つのアンテナで複数のチャネルと送受信するには時分割多重などで通信するしかないわけで、同時に複数の電波を出すわけはないですよね。単位時間あたりに放射される電磁波は1チャネルで通信するのと多チャンネルで通信するのと全く同じはずですが。出力を単純加算していいんですか??
 と、書いたところでこの関係の専門の方より、ご指摘をいただきました。
 周波数をずらして送信する場合は単純加算になるそうです。 。
36 基地局の電源装置の記述。多数の携帯電話と同時に交信するために数十〜百数十台の無線装置を内蔵しています。
 消費電力も数千〜数万W。ここから漏洩する極低周波(50または60Hz)の電磁波の影響も・・。
 う〜ん、すると数万世帯の電話器と交信する電話局なんて数万台もそれを受ける装置があるんでしょうか。やっぱり交換機とか多重通信の仕組みがわかっていないのではないのでしょうか。百台の無線装置を局で本当に見たのでしょうか。基地局ってそんなスペースないと思うけどねえ。
 消費電力が数千W〜数万Wですが、要するに数KW〜数十KWですよね。オフィスコンピュータ程度ですね、あるいはビル用のエアコンとか。騒ぐような電力でもないと思いますが。一度大学や会社の契約電力をご確認された方がよいのでは。たぶんその100〜1000倍くらいの数百〜数千KWだと思いますよ。少し大きなオフィスビルならたいていその程度の電力は使っているしそれだけの電力を受電するシステムもありますね。
39マンションの屋上に建てられた基地局の絵。無線装置の出力がなぜか数万Wになっている。上の消費電力と間違えたんでしょうか。36ページの数字の数百Wとも違いますね。もっとも数百Wというのは電話局側の基地の話ですが・・・。単なる誤植でしょうか。

 上記に記載した内容は主に通信と電力に関する事項で電磁波そのものではない。電磁波についてはわからなくても上記事項については私のようにふつうの企業の情報システム部門の人間にとっては基本的な内容だ。
 電磁波の専門家は周辺事項の記載にあたってはその正当性をきちんと確認してほしいし、数値については責任を持ってほしいなあ。
 明らかに確認不足だと思われる記述があると、そのほかの記述もその専門家が見れば大きな誤解や思い込みがあるのではないか、という気になってしまうし、執筆姿勢そのものを疑ってしまう。
 上の表にあげた基地局の電磁波の強度は議論の前提となる大きなテーマであるがその数字の根拠が上記のような記述であると、そもそも前提が正しいのか非常に疑問だ。いわば電子レンジの扉の外にいるのことを扉の中にいる前提で議論をするようなものなのだ
 強度の電磁波が人間によくないだろうというのは素人でも察しがつく。だからこそ、通常の社会生活を営む我々は、どこまでが許容範囲で、何に注意すべきかが知りたいのだ。危険性を煽る必要はないし、こじつけも要らない。必要なのはきちんとした前提にたった議論であるはずだ。 

 正しい情報でわれわれを啓蒙してほしい
 専門部分にいくら正しい記述をしようとも周辺部分でぼろが出ると誰も読まなくなるし、ぼろがわかる程度の読者はごまんといること肝に銘じてほしい。庶民はそれほど無知でも無能でもないのだ。周辺情報の確認をしないで済むと思っているなら思い上がりも甚だしい。この種の本に信用できる本が少ないと感じるのはまさにこの部分のせいではないか。

 この冊子には編集委員の本多勝一が推薦文を掲げているが、氏は本当に中身を読んでいるのだろうか、あるいは読んだうえでの文章なのか。氏も「技術に弱い」評論家のひとりにすぎないのかどうか、気になるところだ。

絶対音感(6/26)

 前回の5月30日のスカイラインレポートを日産の広報に送ったら、広報経由で商品主管から 「それはエンジンの慣らしが終わっていないのでは」というメッセージがありました。
 まあ一理あるかも。

 さて、私はカラオケで適当に歌うことはできますがいわゆる「絶対音感」はありません。
 「絶対音感」とは和音を聞いて音の構成がわかったり、ある音をだせ、というと正確にその音を出せる能力です。
 で、家内はどうも昔からこれがあるそうです。先日「絶対音感」のある子供がピアノの和音をひいて音を当てる TVをやっていましたが、たしかに家内もあたっていました。家内はピアノが弾けるので、まあそんなもんか、というか、けっこう便利だろうな、と思っていたのですが、どうもそうでもないらしいです。
 家内は車を運転するときラジオを聞いたり音楽を流すことがありません。最近までペーパードライバーだったのでそのせいかと思っていたのですが、本人に聞くとそういうことではないそうです。音が聞こえるとその音がアタマのなかで複数の音符になって気になってしまうらしいのです。
 日本の音楽を聞いてもどうしても歌詞が覚えられないそうです。音楽はほとんどすべて音符となってしまうそうで音階だけがアタマに入り歌詞が聞き取れないのだそうです。
 ということで「ながら族」に全く不向きなのです。
 
 家内は高校のときに当時から有名なバイオリニストの友人でしたが(今はお付きあいはありません)、彼女もやはり同じような悩みがあったようです。

 昔から楽器がからきしだめな私なんぞ、ピアノやギターがひける方はそれだけでソンケーしてしまうのですが彼らには彼らなりの悩みがあるのだなあ、まだまだ夫婦の溝はあるのだなあ、と思ったのでした。

高くて遅いスカイライン(5/30)

 私の勘違いで発表したばかりの新型スカイラインを罵倒してしまい、広報経由で商品主管からも
「生意気なようではありますが、R32を気に入って頂いているお客様には、是非 25日以降、R34に試乗して頂き、その後もう一度ご意見を頂きたい」との意見をいただいたのでさっそく試乗してきました。
 雑誌「ベストカー」などで予備知識を仕入れ、いつもくる営業所の人からパンフレットで研究したうえで望みました(というほど大袈裟な話ではないが)
 以下、表形式で実物と試乗の感想です。

新型スカイラインの印象

○:まとも、△:まあまあ、×:だめ
  項目  印象評価
眺めてみて
フロント外観エアーインテークはR32の雰囲気を残しているが両端が角ばっているのが気になる。ライト回りは往年の箱スカを意識したのかもしれないが、形が悪い。ウインカーの置き場に苦労したという感じ
リア外観大小の2つのランプの斜め配置は好みによるだろう。私は好きではないが。トランクを大きくした分、ヒップアップしたがこれはよいだろう。
インパネおもちゃのような安っぽいメーター類はどうにかしろ! カタログで見るとそれほどでもないが実物は実にひどい。×
シート座りごこちは悪くないがクーペのシートの色の組み合わせは最悪。セダンの方がまとも。クーペのシートはスパルタンな感じを出そうとしているが、色があまりにも安っぽかった。×
リアシートさすがにR32よりは広い。後席に座っても帽子をかぶらなくても済みそうだ
外観全般R32とR33を足して2で割ったようなもので中途半端。スパルタンな感じもなければ重厚な感じも受けない。
試乗してみて
試乗車クーペ25GT-X TURBO (280PS)5速マニュアル 3名乗車
出足意外なほど遅い。少なくとも280PSという感じはない。重過ぎるのか。×
中低速ターボ特有のトルク感がない。係員によればそのようにチューニングしているとのことだが、これは大きく評価が分かれるところだろう。セダンであれば言い訳もできるがクーペでこの程度では話にならないのではないか。×
高速試乗につき最高でも80キロ以下であり不明-
ブレーキフルブレーキする場面はなかったがバランスがいい。
ステアリングクイックで切れがいい
シフトレバーこれはR32も同じだがストロークが長くて少し不便。手首だけで操作できない
ロードノイズ静か。
排気音、エンジン音静か。でも物足りない。
全般高くて遅い車。これが「BMWか、メルセデスか、新型スカイラインか」というほどのものは全く感じない。速さを求める人には勧めない。ランエボの方が10倍速いし、R32のGTSt-typeMの方が加速感はある。ターボ車はたとえ出足は悪くても中速からぐ〜んとトルクが出てくるものだが今度のスカイラインにはそれがない。280PSでこれではミドルレンジのエンジンになる200PSではそれ以下であろう。なるほど、BMWやメルセデスと張り合うには爆発力よりもスマートな加速なのかもしれないが、それが今までのスカイラインファンに受けるかどうか。R32でもGTSクラス(ノンターボ)のユーザには良いかもしれないがType-Mユーザには受けないだろう。受けるとすればGT-Rより安い280PSを望むユーザか。
 同乗した家内は「(家内用の)ミラージュ(1300CC 88PS)よりは速いけど、(私の)カペラ(4WD 140PS)とそれほど差は感じない。昔マイナーチェンジしたRX-7(FC3S)の時は速いと思ったけど。」とのこと。これで320万円とは高すぎる。雑誌「ベストカー」では発売前の予測として1代おきに売れているから、ということで今度は売れるのでは、ということだったが、(いつものように)最初の3か月だけに終わらないことを祈る。
×

 ユーザとともに年をとる車というのがある。若い頃憧れ、苦労してオーナーになり、モデルチェンジがあっても乗りつづけたい、とユーザに思わせる数少ない車にしかこの種の車には成りえない。多くの場合それはスポーツカーである。より具体的にいえば定年になっても乗って絵になるスポーツカーだ。スカイラインは数少ないこの種の車だろう。ZとRX-7もそうかもしれないが、RX-7はFD3Sで失敗してユーザ数を減らした。セリカもプレリュードも無理だろう。

 スカイラインの価格設定を見る限り、20代前半の若者を相手にしているようには思えない。またフラットなトルクを見てもあえて爆発力を消している。これは上に述べたような中年以上のユーザを想定しているのではないか。そしてそのことが「BMWか、メルセデスか、・・」の情けないコピーに通じている。要するにドイツ車を買える生活環境にあるユーザをターゲットにしているのではないか。BMWもメルセデスも評価を得ているのは4ドアだ。そしてパンフレットを見る限り今度のメインはスポーツセダン。

  もし、このとおりだとしたら、やはりマーケティングミスといわざるをえない。
 若い頃、飛ばした奴は中年になっても飛ばすのだ。飛ばす場所をより安全な場所に移しているだけなのだ。

 もう少しで40才です。

日産よ、紛らわしいぞ(5/24)

 まずは、ごめんなさい。とお詫び
 5月16日に書いた「日産よ、どこへ行く」は大きな錯誤があった。
 15日に新スカイラインの発表があり、その日の日産のページにもその記事があったが、その下にあったスカイラインの写真集はどうやら現行というかR33スカイラインのようだ。
 私はこれを見て、どこが違うのだろう、と思ったのだが、違うわけがないのだ。
 いずれにしても発表の記事と同じページに旧型の写真を載せるなよ。それでなくても15日発表でお目見えが25日というのだけでもわかりにくいのだから。
 
 この事実が判明したのは、23日になって同社のホームページに会員(「羅針盤」パスポートホルダーという)だけが閲覧できる新型スカイラインのCMらしき写真が公開されたためだ。
 写真は不鮮明であるがすくなくともR33ではない。

 それにしても凄いのは今回のキャッチコピー『BMWか、メルセデスか、新しいスカイラインか。』

 まあ、CMのコピーは会社の自由だけど、このコピーに今の日産の弱気を感じるなあ。
 BMWとメルセデスって全然別の趣向の車でしょ。
 それをひとつの車のコピーに使うのはいかにも「走り屋」と「ハイオーナーセダン」指向の2つのマーケットを両方受け持とうという感じがありありですね。それにBMW嫌いやメルセデス嫌いのどちらからも興味を持ってもらおう、という感じで好きではないなあ。

 もっとも、「マークIIか、ギャランか、新しいスカイラインか。」じゃあ車雑誌みたいだし。
 10代めでBMWとメルセデスを使ってしまうと次はもう使えないね。まさか「ポルシェか、フェラーリか、」というわけにもいかないし。

 もっともライバルメーカーに「名ばかりのGT」と命名されるよりはよいか。

 今度のスカイラインはいい車なのかもしれない。でも発売前に傷を付けるようなコピーはいかがなものか
 お詫びのつもりがやっぱり愚痴に・・。

日産よ、どこへ行く(5/16)

 ホンダシティーターボIIブルドッグ(80台限定赤、5速)
 マツダ RXー7(FC3S) (GT-R赤、5速)
 ニッサン スカイラインGTst Type-M(R32 ワインレッドセダン、5速)
 これが今までの私のくるま

 いろいろあって3月末にマツダカペラセダン(赤、4速AT、4WD)に乗り換えた
 最大の理由は、スカイラインが1年前よりも高値で売れたこと。
 91年に買った車が50万円以上で売れた。それも去年より高く。
 なぜか。
 R33(5/14までの現行車種)の人気がないからである。
 R33がでたとき、だめだろうな、と思った。
 大きすぎるのだ。デザインが悪い。しかも8代め,R32よりも価格が少しずつ高い。
 その危惧はあたり、R33はニッサンの代表車種であるにもかかわらず売れない。
 そして中古車市場でのR32の人気が高まったのだ。(似たような事象はFD3S=現行RX-7=発売後のFC3Sにもいえる)
 近所の中古屋に売った私のスカイラインは店頭にならび1週間とたたずに売れてしまった。セダンで赤というどちらかというとR32のなかでは不人気にもかかわらず。
 
 5月15日はスカイラインの新型デビューの日だ。
 ニッサンのページでさっそく見てみた

 がっかりした。
 フロントマスク以外何も変わっていないではないか

 R32はいい車だった。FRということで舗装された山道は得意だったが舗装されていない林道では冷や汗の連続。これだけが唯一の心残りだが、それもR32を買ったときにお金がなくてGT-4が買えなかったからでR32のせいではない。
 

 R33が売れなかった理由をニッサンの経営陣は営業不足だと思っているのだろうか。だとしたら大きな間違いだ。
 スカイラインを選ぶドライバーは車に対する目が肥えている。三菱だったらけっしてGTOには目もくれず、ランサーかギャランのVR−4を買う人達だ。
 ニッサンは7thスカイラインでマークIIになろうとして失敗した。
 R33でも同じような路線を歩み、スカイラインを愛するドライバーが魅力を感じない付加価値を付けることで単価をあげている。

 ニッサンのヒットは2代続かないとよくいわれる。プリメーラ然り。
 これは経営の責任だ。
 ヒット作がでると次の車種がかならず大きくなり、高くなるからだ。
 大きくなって価格が高くなった車を買うのは先代のヒット作を買うひとではないことを認識していない。
 R32を買う人はほどよいボディーサイズとエンジン、ハンドリングのバランスの良さを買っている。
 R33を買う人は熱狂的なFANでなければ直線だけ走りたい人か、マークIIよりも安かったのだ
 

 技術のニッサンよ。あなたはトヨタではないのだ。

誰が買うのかWindows98(5/11)

 アメリカでのWindows98をとりまくさまざまな思惑 は傍目でみていると面白い。
 Windows98の出荷が遅れると経済に深刻な打撃がある そうだが、どうも冷静に考えてもWindows98を わざわざ買おうという気は起らない。もちろん、メーカー製のPCなら否応なくWindows98が付いてくるだろうが、自作派はもちろん、既存のWindows95ユーザが買いたいという感じがあまりしないだろう。
 Windows3.1から95への移行は32bit化によるアプリケーションの高速化とロングファイル名というわかりやすい効果があった。もちろんプラグアンドプレイとか使いやすさもかなり向上した。しかし今度の98はWindows95(OSR2.X)という感じしかない。いろいろな書籍を見てもツール類の充実ぐらいしか特記事項はない。今回の目玉はOSとWWWブラウザの融合のようなだが、MSIE4が付いてくるだけでも買いたくない人は多いだろう。
 βテスターの感想ではWindows95よりも2割程度の体感的な遅さといい、メモリも64MBが最低ラインではとの意見もある(日経バイト5月号)。しかも、Windows98は最後のコンシューマー向けOSで99年(にでるかどうかは別として)にはWindowsNT5に統合される運命にある。このようなOSを誰がわざわざ買うのだろう。
 買うとすればWindows98でしか稼働しないアプリケーションを使う人だろう。これをMSはOfficeに想定しているのだろうがOffice97ではWordやExcelにバグがありすぎた。  
続NHKにインターネットの才能はないのか(5/9)

 前回、NHKにインターネットの才能はないのか、を書いたあとにNHKソフトウェアからいきなりメーリングリストの連絡が来た。勧誘ではなくて参加済みの連絡である。もっと驚くべきことは日本語の案内メール以前にMajordomoからメーリングリストへの参加オペの成功通知が来ていたことだ。要は人のメールアドレスを使って勝手にメーリングリストに加入処理をしてから、案内がきたわけだ。まあ、ユーザにいろいろな情報をEメールで流すのは今ではどこでもやっている話なので文句はない。でも、はやりのインターネットでお買い物をしてみようかな、レベルの人にMajordomoの結果リストは驚きまっせ。もちろんすべて英文なわけだし、メーリングリストに加入したことのない人はびっくりするでしょうね。ユーザあての同報メールにメーリングリストを使うセンスも理解できないけど、それ以前に理解できないのは、案内以前に処理する神経ですね。


 さて、案内文にはホームページが新しくなったと書いてあったので見に行ったが、あたらしくなったのはURLだけで中身は基本的には変化はない。それはいい。で、問題の通販のコーナーにいってみた。
 おお、変わっていない、しかも今回から事前にID登録をしないといけないようだ。
 ひとつ変化があったのは前回はどこを探しても見つからなかったメールアドレスがついていたことだ。
 さっそく前回の経過や不満や要望を連ねてメールをした。送信したのは連休中の4日の朝。もちろん、今日9日現在返事はない。

NHKにインターネットの才能はないのか(4/20)

 「NHKソフトウェア」というNHK関係のキャラクタグッズを扱う会社がある。
 先日、
この会社のページで子供用の商品の購入申し込みをした。
 第一印象として出来の悪い購入ページであった。

 申し込みフォームを見たとき、けっこう詳細な個人データ(住所、電話番号、生年月日)を入力させる割にはSSLでの保護がされず、同じフォーム内のアンケートにもその旨、要望して送信ボタンを押した。ふつうならここで確認画面になり、申し込み内容を確認してから実送信をするのがふつうであるが、いきなり送信された

 送信結果画面は表示されたものの、いかにもFORMデータをそのまま表示した画面であり、商品と商品の間に区切りのための空行もなく、見にくいことはなはだしい。しかもすでに訂正や取り消しができない状態・・。

 後日、届け出のメールアドレスに申し込み内容が送信されるのかと思いきやそういうこともない。そもそもあれで申し込みが本当に受理されたのか、日にちがたつと不安にもなる。

 で、商品が届いてみると一部の商品が申し込みをしたものと違っている。
 届いたのは18日の土曜日。電話をしても留守番電話だ。
 申し込み内容を確認できる資料はこちらには残っていない。なるべくはやく事実を確認したいが、ホームページをいろいろ見ても連絡先のメールアドレスも記載されていない
 結局月曜日に電話で連絡をした。
 事情を説明すると折り返し電話するとのことで数分で電話が来た。
 こちらの申し込みがまちがっているとのことで、商品の交換はできるが間違って届いた商品の返送料と新規の商品の送料がかかる、とのこと。こちらでは確認のしようがないので従わざるを得ない。念のため会社側の控えをFAXしてもらった。FORMで送信したデータをそのまま発送部署に送付しているようで、私が画面で見たものと同じ。たしかに私のチェックが違っているが、上に記載したような状態で、これでは正規の申し込みでも発送側で間違えることもあるかもしれない。
 いずれにしてもかなり出来の悪いCGIである。

 インターネットでの通信販売はけっこう使っているが、今までこれほど不親切なページは見た事がない。

動画好きに福音「QuickTime3 Pro」(4/9)

 AppleからQuickTime3の正式版が公開された。ビューワ(プレーヤー)は従来どおり無償で使えるし、ムービーの作成ができるProも29.99ドルと格安だ。
 QuickTime3はカンタンに動画(mov)が作成できるというのでβのころから使っていまして(βは動画作成もできた)
ムービーのページ(2003/8現在 廃止、というか誤って元ファイルごと削除・・・) にアップしていたAVIを全部MOV(QuickTime Movie)に変更した。AVIだとMACの人では見ることができないので。

 今回正式版になりさっそくダウンロードした。ダウンロードはここ からできる。(約6MBあり、セットアップするとブラウザへのプラグインも同時にセットアップされる) ダウンロードされたファイルは正式版ではあるがビューワ機能だけで編集はできないが、おなじサイトですぐにアップグレードの手続きができる。 アップグレードはあらたに編集機能付きのソフトをダウンロードを行うのではなく、すでにインストール済みの正式版に登録情報(キー)を入力することでその場で機能がアップする仕組み。
 キーはサイトで登録(クレジットの番号が必要だが、当然SSLで保護される)が終わるとすぐにキーが送信される。

 機能はといえば、アマチュアがムービーを作成するには十分な機能を搭載している。

 まずムービーの素材であるが、連続したBMPの取り込み、AVIからの変換のいずれもできる。
 作成できるムービーは無圧縮のQuickTimeは当然として、Cinepack,Motion-JPEG,Animationその他私が知らない方式も多数ある。私は通常はCinepackを使っている。
 もちろん、秒あたりのフレーム数や圧縮度合の指定も可能だし、なんといっても嬉しいのはRGB値(色)の調整やSharpnessフィルターなどの各種フィルタ機能だ。

 動画の元になるBMP画像はいろいろなソフトで作成するがなかには色の指定が十分にはできないものや、調整が面倒なものも多く、かといって出来上がった大量のBMP画像を全く同じようにレタッチするのは不可能だ。ムービー作成時に一括してこれらの修整ができるのはとてもありがたい。

 従来、ムービーを作成するソフトといえばWIN/DOS系ではいくつかのオンラインソフト(使用したことがないのでどの程度の機能か不明)を除けば大変高価であった。(VISTAPRO2にはやっとまともなAVI作成機能がついたが・・。)
 あるいはビデオキャプチャーボードなどに付属しているものを使うしかなかったが、私のようにBMPをCGで作成してしまう場合、ビデオキャプチャーボードは持っていないのだ。
 CGムービー派にとってわずか3千円程度で立派なソフトを提供してくれたAppleに拍手を送りたい(この財源はMSから出てるのかな)

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