山旅日記|写真
連休でも人もまばら・・・鉢伏山(1928m)
2002/5/3
鉢伏山山頂東からの槍穂高  29日に行った帯那山で南アルプスの展望を堪能したので、北アルプスも見たくなった。北アルプスは99年の北岳で遠望して以来お目にかかっていない・・・。
 守屋山、入笠山、霧ヶ峰あたりも考えたが、いつも霧ヶ峰から眺めていて気になった鉢伏山にしてみた。DAN杉本さんの「超展望の山々」にも掲載されている展望の山だ。

 天気は最高。多摩市内からも富士山が見える。
 行きの中央道は八王子ICに6時前に乗ったが、さすがに4連休初日の好天のせいか、インター入り口から渋滞していた。しかし思ったほどでもなく渋滞によるロスは1時間以内だと思う。カーナビを鉢伏山の手前の高ボッチに合わせたがうまく検索できないのでその手前の20号までとし、その先は途中からノートPCでNavin'Youを動かし、こちらに任せた。

 甲府盆地に入ると南アルプスの見え具合は29日と同じくらい。やがて八ヶ岳もはっきり見え出す。
 岡谷インターで高速を降り、20号に乗り、塩嶺トンネルの上を走ると穂高が見え始める。20号から高ボッチ方面に入るが、途中道標を見誤り塩尻峠への道に入ってしまい(たしかにNavin'Youは左折しろといっていたが・・・)道が多少荒れていたが問題なく高ボッチ牧場にたどり着く。
高ボッチからの北アルプス  北アルプスは良く見える。北部は少し霞んでいるが、雲はほとんどない。木曽御岳も久しぶりに見た。

 道路状況によっては鉢伏山まで歩いてもいいかなと思ったけど、これだけの展望を目の前にするとやはり車で鉢伏山まで行ってしまった。(行きはほとんど人はいなかったが帰りはこの道を歩いている人もそこそこいた)

 鉢伏山荘の有料駐車場は料金箱方式だったが、きちんと500円也を払っておいた。
 山頂までは30分ほどの道のり。高ボッチでの展望に加え、中央アルプスも見えてきた。槍穂高は手前の蝶ヶ岳の稜線からだんだん離れてくる。
 どこが山頂なのかよくわからない山頂に着き、神社(祠)にお参りする。北アルプスは北部は霞んでいる。肉眼で確認できたのは五竜岳まででそれより北はよくわからなかった。

   山頂の標識は汚い展望台のそばにあったが最高点よりも数メートルは低いようだ。またこの位置からだと中アより東方向が見えないので、東の方に歩いてみる。GPSの表示は1942mだった。こちらからは諏訪湖越しに南ア方面が見えるはずだが、中央道であれほどよく見えていた南アルプスはもう雲の中でわずかに甲斐駒と仙丈ヶ岳とおぼしき山頂部が見えるのみ。八ヶ岳も逆光のせいもあり霞んでいる。本当ならこの間に富士山が見えるのだろう。美ヶ原の肩越しには浅間山がうっすらと見える。

 山頂東のこのポイントは登山道の途中のようでだれもいない。ただし正規の道ではないのか左の地図にも破線はない。ここで穂高を眺めながら食事にした。カラマツの疎林とカヤトのいい感じの場所で、ツツジやキスゲの季節にはにぎわいそうだ。

 帰りにカーナビに検索させると扉温泉経由の道になったので無視して、元来た道を戻る。分岐には気が付かなかったが、行きに通った覚えのない道(桜が残っていた)を通ると先に記載した案内標に出た。あれ、左折が高ボッチになっている、と気が付いた。来るときはここを曲がらずまっすぐ行ったのだ。

 南アルプスはともかく中央道であれほどよく見えていた八ヶ岳がうっすらとしか見えず、富士山が見えなかったのだけが不満といえば不満で、帰りの中央道で途中下車して清里あたりに行きたくなったが、次回の宿題テーマを「八ヶ岳を見る」にすることにして、まっすぐ帰宅した。

 そういえば、以前、「浅間温泉から霞沢岳は見えるか?」というコラムを書いたが、霞沢岳と重なるように手前の山が見えた。鉢伏山からでもわかるが、高ボッチからの写真がとてもよくわかるので1枚写真を撮りました。こちらに載せています。

 帰宅してからやっとデジカメの無限遠でのピントの合わせ方を調べた・・・。ということで今日までの写真は遠方にピントが合っていません・・・。