浅間温泉から霞沢岳は見えない(00/08/10)画像が多くなったのでDaydreamからこちらに引っ越しました。
8月8日から9日まで信州松本の浅間温泉に家族で旅行をしてきました。
宿泊したのは地元にお住まいの細野さん に教えてもらった「ホテルおもと」 というところで浅間温泉でも高台にあって眺めがよい。さらに部屋も6階の角部屋だったのでアルプスの眺めはとても良かった。で、部屋からはこんなふうに見える。
右端は言わずと知れた常念岳。
この宿、7階と8階に展望風呂があってそこには展望図がある。それによると上の写真で左奥は霞沢岳となっている。写真ではわずかにかすんでいるが。ホテルは食事も応対もとても良かったので、帰宅して細野さんにお礼のメールを書いた。その中で「霞沢岳も見えた」というと「それは違う」とのご指摘。
それでカシミール で確認したのが下の画像。たしかに霞沢岳は見えない。霞沢岳だと宿の展望図に書かれているのは霞沢岳より東にある小嵩沢山から南に伸びる稜線であることが判った。「小嵩沢岳南」とふたつ記載しているのはピークに便宜的に名前を付けたもの(左の方は南1という名前を付けたのですが・・・)。
実は今回の旅行ではノートPCも持参していたのですが娘にPCを占拠されてカシミールでの確認をしていなかった。というか、事前にしておけばいいものを夏でもこんなによく見えるとは思っていなかったので準備していなかった・・・。もっともデフォルトの地名ファイルではここまで詳細な山名はでませんが。
ちなみにこの展望図をバックに長野県歌「信濃の国」 の歌詞を毛筆で書いた立派な額が7階に掲示されていた。では霞沢岳は本当はどこにあるのだろう。
下の画像は高さ1000メートルで描画したもの。これによれば霞沢岳は黒沢山のすぐ左に見えることになる。もともと方角が全然違うということがこの下の平面図で判るだろう。
細野さんによると見えている小嵩沢山からの尾根の輪郭が、霞沢岳から六百山までのラインによく似ているのでみんな間違えるのだろうとのことで、このあたりに来た人は同じように霞沢岳が見えたというらしい。きっと他のホテルの展望図も同じミスをしているのではないか。ということでちまたの展望図を簡単に信用してはならない、というお話でした。
翌日は蓼科高原にあるバラクライングリッシュガーデンに寄ってきました。
カシミール用位置表示花好きにはたまらないんでしょうが、花のわからない私には意外に狭い庭園の入園料1000円はけっこう高いなあ、と思った・・・。