SUUNTOの公式サイトにあるQAからSUUNTO VECTOR/X9/X9i関連のものを拾って意訳してみた。
・意訳というのは正確ではないかも、という逃げ。ちなみに(茶色)内はぼくが付加したもの。
・VECTOR/X9はQAはバッテリー交換以外はほとんど共通であった。X9i固有のQAはほとんどない。機種固有のものはQの最後に機種名を記した。
Q | A | |
1 | 製品のシリアルナンバーの意味 | シリアルナンバーは数字8桁で製造年と週を表す 例:50100285 先頭の「5」は製造年(たぶん2005年の意味)、次の2桁「01」は週(年初からの通算の週だと思う)、以降は内部管理用 |
2 | 同じ場所に居るのに高度表示が変化するのはなぜか | 高度は気圧を基準に測定している。高度と天候のいずれも変化すると気圧が変化し、これが垂直高度が変動したとみなされるためである。 |
3 | 近隣のスント正規代理店を見つける方法 | www.suunto.comで見つかる。(日本はアメアスポーツジャパン。ダイビング系はFLコーポレーションかも) |
4 | リストバンドが壊れたので新しいものが欲しい。 | 小売店で入手できるが、在庫がない場合などは輸入代理店に直接相談してもいい。小売店や輸入代理店はスントのサイトで検索できる(top頁左下の「お住まいの地域の代理店」から)。 |
5 | 気温表示がおかしい。20°Fくらい高く表示される。 | 腕に装着している場合は体温の影響があるので、はずして15分以上置いてください。 |
6 | アラーム音の調整ができますか | 残念ながらできません。 |
7 | 内蔵バッテリーはユーザが交換できますか(X9/X9i) | できません。 |
8 | 気圧を測るのに毎日GPSをONする必要がありますか | 気圧は気圧計で計測しており、GPSとは無関係です(必要ありません)。 |
9 | 海面気圧はどうすればわかりますか。 | 新聞はネットの気象サイト(と書いてありますが、日本では気象庁のアメダス詳細版に前日分が掲載されています)。 |
10 | コンパスが北をさしません。修正できますか。 | 購入後にキャリブレーションはしましたか。コンパスのキャリブレーション(校正)は、特に電磁気のそばに行ったときなど定期的に必要です。 マニュアルの「コンパスの校正」を参考にしてください。 (拙作サイトではX9、VECTORを参照)。 またQ11/12も参考にしてください。 それと、Bearing mode(方位追従モード)がオフで、Cardinal Mode(通常モード)であることを確認してください。 |
11 | コンパスの校正はどの程度の頻度で必要ですか | 以下のときに校正を推奨しています。 ・最初に使うとき ・バッテリーを交換したとき ・コンパスを使うハイキングに出かけるとき なお、コンパスの校正は、大きな金属や電線、他の電気製品がない場所で実施してください。 |
12 | コンパスの校正がうまくいきません。 | 時として成功するまで何回かやり直す必要があります。 (水平になっていなかったことが原因と思われるので)スントを水平にするためにテーブルのうえにひっくり返したコップの上に置く、なども良いアイデアです。なるべく電気製品から離れ、できれば屋外で実施してください。 液晶に失敗の表示が出たら(X9/X9i以外の機種では)バッテリーをいったんはずして、再挿入してください。情報は消えませんが、時刻等はリセットされます。 時計が計算中はどのボタンにも触れず、成功か失敗かが表示されるまでお待ちください。 最初の校正では外周の表示は消えないかもしれませんが、2回め以降は消えます(外周の液晶表示はVECTORについての記述) |
13 | ソフトウェアのバグなどが判明したときにスントをリセットできますか | 残念ながら、バッテリーがなくなりSUNNTO自身が電源オフする以外、方法がありません。現時点ではオンラインでファームウェアをアップデートする方法はなく、サービスセンターに送付する必要があります。 |
14 | スントは防水仕様ですか | ISO2281に基づく防水テストをしており、3気圧/10気圧(=30m/100m)防水となっています。しかし同等の水深でのダイビングと同じではありません。 すなわち、スントは30m/100mでのダイビングはできません。雨、シャワー、水泳などの通常の水では機能に影響がないことを保証するものです。ただしいかなる状況でも水中でボタンを押すことはやめてください。スントはダイビングウォッチではありません。(X9i英文マニュアルでは、潜水時にボタン押下による減圧により誤動作を引き起こす可能性がある、と書いてあります。) |
15 | ユーザが可能なメンテナンスは何でしょうか | 注意:補修が必要になったから必ず正規サービスにご相談ください。 9シリーズ以外のすべてのスントはバッテリー交換およびストラップの交換をユーザが行えます。この時バッテリー部の中のOリングも交換してください(純正のバッテリー交換キットにはOリングも付属します)。この時部品をぬらさないこと、特にバッテリー部の水濡れは厳禁です。 バッテリー交換は正式サイトはこちら、拙作サイトはこちらを参照してください。 ストラップやバッテリー交換キットなどはFLコーポレーションで通販しているようです。こちら。 |
16 | トリチウムをバックライトで使用していますか | 使用していません。バックライトはユニット内のバッテリーによります。(なんでこんなQAがあるのか不明ですが、とりあえずトリチウムというのは放射性物質のようだ。) |
17 | reference altitude(参考基準高度)の更新はどの程度の頻度で必要ですか。 | 毎日の気候の変化は気圧に影響します。正確な高度を得るには、高度計を使うときはいつでも参考基準高度をチェックする必要があります。行動中に地図などに標高が記載されている場所で高度計との差を比較してください。もし差があるなら参考基準高度を修正してください。 |
18 | スントを装着しているときに防虫剤を使用しても大丈夫ですか | 外装やシール等に損傷を与える強度の化学薬品をスントに使用しないことがマニュアルに明記されています。防虫剤は時としてこれらの強い化学薬品を使用しています。もしこれらを使う場合はスントをそれらがかからないように防御してください。 |
19 | ボタンのロックはできますか | X9/X9iおよびそれ以前のモデルVector, Altimax and X-Lander はできない。6シリーズ(X6HR, X6, S6,t6)は可能。 EnterボタンのあとにStart/stopボタンを押すとロック。再度同じ動作を行うと解除となる |