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RICHO GX200を使ってみた 2009/5/31

自動開閉キャップをつけた ハイエンド・コンパクトデジカメと呼ばれるリコーGX200を購入した。

【購入理由または言い訳】
 自転車で持ち歩くにはデジタル一眼は重くて困るということでCaplio R6を昨年購入し重宝していたが、どうしてもスナップ程度の撮影になってしまう(というかちゃんと撮れば撮れるのだろうけど、所詮コンデジでは、という先入観が大きいかも)。
 アマチュア山岳カメラマン・富嶽仙人さんのサイトを見たら氏の最近のメインカメラはα700とLUMIXのLX3だという。特にLX3がお気に入りのようでLX3に興味を持ち、ネットをうろついていたらLX3の対抗馬のGX200を購入していた。

 LX3がF2.0というホントにコンデジかよ、という明るいレンズで、暗いところにも強く、高感度での画質が良いところに惹かれたが、ズームが60mmまでなこと、ちょっと高いことや納期がかかるのが難点。
 一方、GX200はLX3の長所が短所でもありまるで性格は逆。高感度での画質がノイジーなこと、レンズはF2.5までなことがやや難点であるが、人物や室内でのスナップを撮ることが少ないぼくにはノイズの問題はあまり関係なく、Caplio R6と似た操作系のGX200にした。
 まあ、ズームは72mmなので遠望撮影は無理だが、200mmを使うシーンは年に1,2回しかないし、その時はデジ一眼をかついで行く。
RICOH ケーブルスイッチ CA-1

 というわけでGX200と自動開閉キャップを購入。
ついでにミニ三脚とレリーズ代りのケーブルスイッチCA-1も購入。

ビューファインダー VF-1  ビューファインダー VF-1はあればピントの状態がよく見えるだろうし、頭でもカメラを固定できるのでデジ一眼や銀塩カメラと同じようにぶれずにシャッターを切れるだろうが、バリアングルとして使う予定もないし、ケースに収まりにくいので見送った。でもこれ単体で別に購入するとめちゃくちゃ高い(定価23,100円。AMAZONで16,000円)。
 また、購入の趣旨からテレコン関係は最初から考えていない。


 最初は何回やっても多くがぼけてしまい??だったが、ああ、手ぶれ補正能力がCaplio R6と同レベルなんだと気がついて決着。あぶない場面ではミニ三脚をつけて見るとか、そこまでしなくてもケーブルスイッチでシャッターを切れば大丈夫。撮影した画像をその場で拡大して見る方法もわかったのでその場で確認、やり直しできる。

【良かった点】
ボケ味:F3以下ならボケ味もかなりよく出る。
ホワイトバランス:AUTOで十分なのがありがたい。季節により桜や紅葉では違うかもしれないが、最近の雨、曇りかちの天気の下での緑は絶妙である。RAWで撮ろうが何であろうが、色調補正、色温度補正をするとなんかインチキしているような気になるけどそれをほとんどしないで済むのがありがたい。RAWと同時記録のJPGを見るとRAWもいらないような気がする。
バッテリー容量:RAW1:1+JPG同時記録NORMAL(2992*2992)撮影でざっくり200枚くらいだろうか。101枚撮影したけどバッテリー表示は満タンのまま。それほど持ちは悪くはないものの、念のためROWAで代替品を購入した。

【使って便利】 
 ・自動開閉キャップ LC-1:必須です。デジ一眼のときははずしてキャップをどこに入れておくか悩み、撮影を中断したときにキャップを閉めわすれることがよくあったんで。ただしキャップには隙間があるので埃には注意が必要。
 ・ケーブルスイッチ CA-1:USB接続のレリーズですね。コンデジはシャッターを押すときにぶれてしまうのでデジ一眼でも購入している。コンデジのくせにこういうパーツがあるところがGX200は凄いな。もちろん半押しもできる。電池駆動で使うときに電源を入れるのがちと面倒。ちょっとちゃっちい
 ・1:1撮影。画面比を1:1の正方形で撮影するモードですが、いきなり気に入ってます。被写体によっては全然使えないんだろうけど、自然相手だとこれけっこう便利。ファイル容量も少ないし。
 ・電子水準器:自分がいかに斜めに撮影していたかわかる・・。PCに取り込んでから斜めが発覚するとがっかりしながら、補正していたけどその必要がなく、ビシっと水平が出るので気持ちがいい。もっとも水準器を気にしすぎるとそちらに気を取られてあまりよくないかも。
 ・ボタン配置と機能:ファンクションボタンなどのプリセットボタンの配置と位置はよく考えてあり、とても使いやすい。いろいろ設定できるのもCaplio R6と同じで便利。
 ・ポップアップのフラッシュ:一眼と同じでポップアップさせないと光らないので、AUTOにしておいて予定外で光ってびっくりすることがない。
 ・ディストーション補正:広角時の両端のゆがみを補正して平らにする機能。そんなもんどうでもいいじゃんと思っていたけど、やっぱり遠景を撮影したりするとき便利。ただしRAW撮影では同時記録のJPEG画像を含めて有効にならない。

【良くない点】
 ・コンデジの宿命ですが、手ぶれしやすいところ。液晶ビューファインダーをつけて頭でカメラを支えれば防止できるかも。

RICHO GX200 夜間撮影テスト
RICHO GX200 下手こそRAW
RICHO GX200 初期不良時の画像
GX200で札幌観光(GX200復活記念)

自動開閉キャップをつけた 手持ち撮影 手持ちでここまで寄れる
自動開閉キャップをつけた
ISO 161
F3.3
手持ち撮影
ISO 64
1/40 秒 ← 5.322(Apex)
F3
手持ちでここまで寄れる
ISO 64
1/70 秒 ← 6.129(Apex)
F3
ステップズーム。5.1mm 6mm 7.3mm
ステップズーム。5.1mm
ISO 64
1/500 秒 ← 8.966(Apex)
F2.9
6mm
ISO 64
1/470 秒 ← 8.877(Apex)
F3
7.3mm
ISO 64
1/570 秒 ← 9.155(Apex)
F2.9
15.3mm。前の3枚とは別の位置からです 1/30秒でやや手ぶれ気味 これも少しぶれている。ISO283だがそれほど悪くないのでは
15.3mm。前の3枚とは別の位置からです
ISO 130
1/70 秒 ← 6.129(Apex)
F4.4
1/30秒でやや手ぶれ気味
ISO 64
1/30 秒 ← 4.907(Apex)
F2.9
これも少しぶれている。ISO283だがそれほど悪くないのでは
283
1/45 秒 ← 5.492(Apex)
F3.5
ISO141。F2.9で背景もそこそこぼけてくれる ISO64,F2.9でかなりいいぼけと質感がある 追加で購入したミニ三脚
ISO141。F2.9で背景もそこそこぼけてくれる
ISO 141
1/35 秒 ← 5.129(Apex)
F2.9
ISO64,F2.9でかなりいいぼけと質感がある
ISO 64
1/140 秒 ← 7.129(Apex)
F2.9
追加で購入したミニ三脚
ISO 100
F2.9
エツミ クイックポッド。800円。犬みたい 首をかしげた犬のよう 追加購入したケーブルスイッチ。CA-1
エツミ クイックポッド。800円。犬みたい
ISO 100
F2.9
首をかしげた犬のよう
ISO 283
F2.9
追加購入したケーブルスイッチ。CA-1
ISO 100
F2.9
単4電池で駆動。電源スイッチ(写真上面)を入れてから上端のボタンで操作する。いいです 以下RAW同時記録したJPEGを補正なし(リサイズのみ)で表示
単4電池で駆動。電源スイッチ(写真上面)を入れてから上端のボタンで操作する。いいです
ISO 100
F2.9
以下RAW同時記録したJPEGを補正なし(リサイズのみ)で表示
ISO 64
F3.5
ISO 64
F9.1
これだけ青くなってしまったので 色調補正してみた。ピントは下の花
左の柱の影でAEロック
ISO 64
F3.7
これだけ青くなってしまったので
ISO 100
F3.5
色調補正してみた。ピントは下の花
ISO 100
F3.5
広角端。地面の緑がとてもいい色 望遠端
ISO 92
F3.5
広角端。地面の緑がとてもいい色
ISO 64
F3.6
望遠端
ISO 88
F4.4
望遠端で。わずかに手ぶれしているかな。望遠端なのでF4.4でもけっこうボケてくれる 広角端。ディストーション補正をONにしたがRAW同時記録のJPEGなのでその効果はない 自転車の色もほぼ原色どおりだ
望遠端で。わずかに手ぶれしているかな。望遠端なのでF4.4でもけっこうボケてくれる
ISO 64
F4.4
広角端。ディストーション補正をONにしたがRAW同時記録のJPEGなのでその効果はない
ISO 64
F7.2
自転車の色もほぼ原色どおりだ
ISO 64
F5.8