SUUNTO VECTORという時計
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学生の頃から金属アレルギーになってしまったせいで、めがねはメタルフレームはだめで小銭をそのままポケットに入れることもできない。腕時計も皮バンドのものでも留め金が金属だとだめだし、たいていは時計本体の裏が金属なんでだめ・・・。ということで、ここ数年はPHSを時計代わりにしていたが、最近やっと装着できる時計を見つけた。・・・、といっても実は買ったのは去年の10月・・。少し使ってみてから感想をアップしようと思ってそのままになっていた。
買ったのは、フィンランドの軍用コンパスメーカーSUUNTOのVECTORというもの。山岳雑誌に広告が出ているし、登山用具店でも販売しているのでアウトドアの人には有名だが、一般にはあまりなじみがないだろう。文字盤が大きくてCASIOのG-Shockシリーズと間違えられることが多い。 楽天のショップで布替えベルトが無料でついて、19,800円だった(かな?)ので思わず買ってしまった。標準のベルトは軟質プラスチックのようなもので留め金はやはり金属であったが、布ベルトにすぐに交換した。(留め金が金属と書いたがよく見ると樹脂であったことに最近気が付いた・・・。2003/11/21追記)。時計本体は裏側もプラスチックなので、ぼくの肌でも問題ない。色はスタンダードなのは黄色なのだが、シャンパンゴールドという新色があったのでこれにしてみた。数十万もするROLEXの金時計をはめる趣味はないが、スポーツタイプの時計で回りが金色っていうのもいいかな、と思ったのだが、実際の色はちょっと地味で失敗だったかも。
いろいろ検索してみると某名字が同じ二人組みのアイドル歌手がしていて、そのFANの中で流行っているとか、実はそこそこ売れてきているようだ・・・。
さて、この時計、アウトドア仕様は高度計とコンパス。
高度計付きの時計は、以前にCASIOのトリプルセンサーを持っていた。ただしこれはベルト以外は金属製だったのでふだんはあまり腕にまけず、山に行くときだけしていた。これはそのうちベルトが壊れてしまい、替えのベルトを探さぬまま電池切れでお釈迦になった。
その後、GPS機能付きでカシミールとの通信も可能なCASIOのProTreckが出たが、ちょっと高いのとGPSのセンサー部分が大きくてなかなか買う気にならなかった。そのうちGPSはGARMINのハンディGPSを使うようになったのであまりこだわらなくなった。ただ、ぼくが使っているGARMINのeTrex Ventureはコンパスを内蔵していないのでコンパスはほしい・・・。
というわけでSUUNTO VECTORの持つコンパス機能はなかなか便利。
山ではもちろんだが、町中でちょこっと使うのに便利だ。
都会を歩いていて目的の店や駅に行くのにどっちに行けばいいか分からなくなるときがある。GPS携帯を持っている人ならここでGPS携帯の出番であるが、そこまでしなくても、自分がどっちを向いて歩いているのかわかれば解決することが多い。また、ビルの窓から外を眺めたときにどっちの方向を見ているのかな、と気になることがある。こういう時にVECTORの左下のボタンを押すと数秒間だけ画面がコンパスになる。
この昨日はけっこう便利で、さすが軍用コンパスを作りコンパスを知り尽くしているメーカーだけあって、かゆいところに手が届く仕様だなと感心した、・・・・というしょうもない話でした。
あ、もひとつ。この時計、電池がカメラ用の市販の電池でしかも、裏蓋を自分ではずして簡単に交換できる。こういうのもすべては自給自足の軍隊仕様だな、と思った。
2004/1/1 追記
・SUUNTO VECTORの使い方
・帰ってきたVector 〜並行輸入品修理の顛末〜
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