山旅日記|写真
連休でも人もまばら・・・帯那山(1422m)
2002/4/29
 前夜、宵の口に眠り込んでしまい、明け方4時に目が覚めた。今日はいい天気らしい。3連休の最後だし、帰り道も混むだろうから、車で行って展望のいい所を考える。富士山五合目はスバルラインの通行料金がばかにならないし、三つ峠だと展望がないとき楽しみがない。霧ヶ峰では遠すぎる。というわけでふと思いついたのが帯那山。この山は頂上直下まで林道が通っているはずだ。水ヶ森と合わせていくべきだろうが、2日前の生藤山で歩いた足にまだ筋肉痛が残っているし(^^;)、今日はこの山だけでいい。いずれにしても勝負は笹子トンネルを抜けて山がどの程度見えるかだ。

 5時半くらいに八王子インターで中央道に乗る。遠望はあまりきかないが2日前よりは良いようだ。大月インター付近で初めて富士山を見た。意外といい眺めかもしれない。
 笹子トンネルを抜け甲府盆地に入るとうっすらではあるが白根三山が見える。この見え方なら少し高いところへ行けばけっこう見えるかも。そんなことを考えながら勝沼インターを降りる。20号を走り甲府の中心部へ。山梨大学の横を通ると正面には武田神社が見える。おお、ここが信玄の神社か。帰りにお参りしていこう。

 やがて道はクリスタルラインに入る。積翠寺温泉の先から急に簡易舗装の狭い道になる。おいおい、この道でいいのか?とカーナビに問いかけても答えるわけもなくそのまま進むとセンターラインのある立派な道に出た・・。どうなっているんだ。と思うとなんと人家が数件もある。そのまま広い道がしばらく続きやがて車線はなくなるが舗装はきれいだ。沿道には時々葉桜が咲いている。高度は1000メートルを超えている。
 と、突然、登山口の表示が見えた。

 カーナビはまだ先を示しているし、道路は十分整備されているが、カーナビの地図で見ると山頂までそれほど距離があるとは思えない。(カシミールで地図を出がけに印刷したのにまたも忘れて来てしまった・・・)

 7:25、路肩に車を置いて歩き始める。すぐにストックを忘れたの気が付いたが、どうせあっという間に着くのでそのまま歩く。
 多少杉林が混じるものの雑木林でなかなか気持ちがいい。
 野鳥のさえずりも間近に聞こえる。
 道は緩やかに登る。10分で山頂なのかな、と思ったら、10分で林道の続きに出た。ただしここは舗装されていない。さっきの場所に車を置いたのが正解かな。
 さらに登ると登山口?に着いた。  若い男がオフロードバイクを置いてテントを畳んでいる。今日初めて見る人。

 このあたりからアヤメの群生地になっているようだ。
 ここから10分ほどで山頂に着いた。8:04。

 山頂は杉林の中で、木々の間から山が見える。カヤトの山頂だと思いこんでいたのでいささか拍子抜け・・・。木々の間から八ヶ岳が見えることを確認して戻る。

 さきほどのアヤメの群生地で金峰山や富士山、南アルプスを眺める。下界で見るよりもずっと鮮明に見えた。満足。
 さきほどのバイク青年はいない。車のある場所まで山を眺め写真を撮りながらゆっくり歩く。車に戻ったのが8時半くらい。片道10分、往復20分の徒歩予定だったのが往復で約1時間となった。
 でも車を置いた場所から林道に出会うまでの10分ほどの道はその上の道とは全く違い極めて気持ちがいい。後で車で道路の先を確認したら、アヤメ群生地の直下に別の登山口があることがわかった(駐車場は20台分くらいか)が、わずか10分の差なら下の方が全然いい。ただしこちらは路肩しかないので数台程度しか駐車できないが。

 林道でも何枚か写真を撮り甲府に戻る。
 武田神社にも参拝してきた。そういえば武田神社の入り口からは富士山が見えた。ここから富士山が見える、見えないという議論をした覚えがあるが誰といつしたのだろう・・・。

 中央道は帰りもすいていた。11:30に帰宅。