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カシミール用位置表示北アルプス・槍ヶ岳が見えることで展望ファンの間で有名な奥武蔵・丸山にやっと行ってきました。この山は数年前の正月に行こうとして林道まで入ったところでチェーンなしの雪道に危険を感じて戻ったことがあり、今回は2回目の挑戦。
今日はインプレッサの慣らし運転のため、中央道方面に出かけるつもりだったが、朝、DAN杉本さんの「超展望の山々」のこの山の記事を見ていて行き先を変更した。車の高速走行は次回のテーマ。
カーナビ(Navin'You+eTrexではなくてインプレッサに取り付けたパイオニアの「楽ナビ」)の目的地に丸山直下の「県民の森」をセットして出発する。
以前に行ったときは飯能から名栗川沿いに走り山伏峠を越えたような記憶があるが定かではない。カーナビは20号を下り日野橋で新奥多摩街道を走らせそのまま青梅の成木街道に車を進ませる。
このあたりは「これでも東京都?青梅市?」と思うような寒村の風情で、街道脇は梅が満開だ。「これでも八王子?」という感じの鑓水あたりの梅も見事であったが、規模ではこちらの方が大きい。道が長いせい・・・。
小沢峠をトンネルで超えると名栗村に入る。
なんとなく見覚えのある景色になる。(あとで地図を見たら、小沢トンネルを出たところで飯能からの道に合流していた)カーナビは途中で天目指峠への道へ行けというが瞬間、いかにも険しそうな山道を想像したのでそのまま直進する。するとその先は山伏峠への道で、舗装はされているがやはりかなり険しい道だ。以前に来たときもこの道だったのだろうか? 自信がない。
山伏峠から下ると今度は正丸峠へ曲がれというので右折するとすぐに道路崩壊による通行止めの表示があり、仕方なく戻ってまた下る。すると正丸トンネルの秩父側出口に出た。カーナビは正丸トンネルを戻って左折し刈場坂峠へ行け、という。
その通り進むとわずかで、また通行止めの表示。そこから刈場坂峠までの道が崩壊しているという。奥武蔵グリーンラインは吾野から顔振峠に始まり丸山を経て秩父に降りる長い尾根筋中心の林道だが、尾根筋が大丈夫なものの登りの道がだめな場所がいろいろあるようだ・・・。本当は事前に確認しておくべきことだけど、丸山の話題で行き方が話題になることはほとんどないので気にもしていなかった・・・。そういえば前回の時も行き方がわからず丸山林道を登って、途中で止めたのだ・・・。丸山はぼくにとって鬼門になってしまうのか・・・。
仕方なく正丸トンネルを再びくぐって芦ヶ久保に向かう。
以前に来たときは丸山鉱泉から登ろうとしたのでそこからのルートがあるはずだ。こういうときにカーナビにリルートをさせても通行止めの区間を指定してしまうのでだめなのだ。もちろん経由しない設定をその場ですればいいのだが、そんな面倒なことはしないで、人間様が自分で誘導するわ、そのくらい・・・。で、丸山鉱泉から登ると見覚えのある林道に入った。カーナビはリルートを繰り返しているがこの時点ではあてにならないので、カーナビの指示と逆に曲がったら見事に反対側に降りる道を走ってしまったようだ・・・。やっぱりカーナビの方がデキるか・・。
気を取り直して「やっぱりカーナビ様のご指示どおりに行きます」と登り返してやっとのことで県民の森の駐車場にたどりついた。紆余曲折があったせいで、自宅でルート指定した時の予想時刻よりも30分近く余計にかかり、3時間かかってしまった。駐車場は広い。車は1台しかいない。
歩きはわずかなので山靴に履き替えるのはやめて革靴のまま歩く。
駐車場から15分程度登るとすぐに山頂である。
山頂は木立の中であまり展望は良くないが、「なんでこんなに立派な」と思うような展望台がデンと構えている。
青山あたりにもってくればそのまま若者向けのお店が開けそうだ。
シックな展望台を含めて山頂一帯を「展望広場」という。
あくまでも県民の森の一施設なのであろう。竣工年月は確認しなかったが、「寄贈 宝くじ協会」というプレートを見た・・・。埼玉県主催の宝くじも販売するだろう「宝くじ協会」がその収益金の一部でこの展望台を作ったということか・・・。展望台は3階部分が屋上になっている。
ハイカーが二人いた。遠望はあまり効かないが目を凝らせば雪山もいくつか見える。
ハイカーの一人がもう一人に概要を説明していた。
その説明によれば左手奥に霞むのは大山から丹沢だ。大岳山は多摩から見るのとはずいぶん形が違うのでわからなかった。
無惨な姿の武甲山の右には甲武信ヶ岳が見え、その奥に霞む白い山は間違いなく八ヶ岳。こいつは展望台設置の望遠鏡で見るとよく見えた。北アルプスは見えそうな気配はないが、浅間山が意外に近く大きく見えた。その右に上越の山が白く光っていたが同定できるほど明確には見えないし、見えても上越の山は一見では同定できない。日光の山も同様。(日光だと思ったのは帰宅してカシミールで確認したら武尊山でした・・・)
その左にも谷川連峰らしき峰がうっすら見えるが視認できるほどではない。展望はそんな感じで、天気予報に反して薄曇りだった割にはまあまあではないか・・。
オリンパスC700UZで10倍ズームを試みるが、拡大しすぎると視点がわからなくなってしまう・・・。もともと空と区別が付かないような白い山を追っているので無理がある。
何枚かをGPS対応デジカメQV-4000GXに収めて駐車場に戻ることにしたが、QV4000は本当に液晶が見えない。QVにはコンバージョンレンズアダプタを付けてその先にMCフィルタと蓋がしてあるが、下手をすると蓋を取らずに撮影しそうになる。フレーミングをファインダでやる癖がついている(オリンパスはファインダーも液晶で視野率100%なのだ)ので、液晶をあまり確認しないとそういうことも起きる。
この頃になると数人のハイカーとすれ違った。駐車場の車も数台に増えていた。さて、帰りはどの道で行くか・・・。
まずはカーナビに「自宅へ戻る」と告げてみる(一応、音声認識方式なのだ)。
すると朝来た道を戻るのではなく林道をそのまま進めとなっている。その先は例の通行止めの刈場坂峠から降りるルートだ・・・。まあ先のことはそこで考えようとルートどおりに進む。林道ではかなり頻繁にハイカーにすれ違う。自転車の人もいるし、ジョギングしている人もいる・・。
刈場坂峠で右折しようと思うと、こちらは頑丈なバリケードで通行止めになっている。今朝方、下で通行止めの表示を見て引き返した時は、バリケードはなく、表示に気が付かなければ登ってしまう感じだったので、戻りながら、あれは看板が古くて、実は通れたのではないかと思ったが、こちら側のバリケードを見ると今も通行止めであることは間違いない・・・。林道をそのまま高山不動方面に進む。
高山不動では不動尊に参拝しようかと瞬間考えたが、そのまま走った。
やがて顔振峠。茶屋がいくつかある。
振り返ると武甲山を背景に梅がきれいだ。このあたりからの武甲山は切り取られた東の山頂部が鋭利に見えてなかなか立派に見える。
写真を撮った(左の写真)。あとは林道を吾野まで下り、入間川沿い、西武線沿いを飯能まで戻る。飯能からはカーナビの指示どおり多摩湖経由で立川に出て、甲州街道から自宅に戻った。
3枚の写真はカシミールにドロップすると撮影場所にアイコンが貼り付きます。
左の赤い線が本日の迷走の記録。黄緑で×をしたところが通行止めでした。
GPSトラックログ、(GDB形式 LHA圧縮 36KB)はここ。
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