7月20日はまだ梅雨明け前で天気は不順だったがその前の週末のレポートでは、かなりいい状態のようなので、出かけてみた。
いつものように5時前に自宅を出て、諏訪IC経由で沢渡のジャヴェルの駐車場に到着したのは7時半。
途中、笹子トンネルを抜けると小雨模様になりコンディションは最悪。
霧ヶ峰に到着するころは視界50メートルとなり車を運転するのも怖い状態。カーナビのおかげで沢渡への入り口も見逃すことなく済んだが、精力的に歩こうという気にはならなかった。
いつもは道路まであふれる車も数台程度。霧だけならと肩をめざして歩き始めたものの、小雨がときどき降り、左手のビデオと首から下げたカメラには水滴が。 視界は100メートルから200メートルくらいだが、花はすごい。沢渡からのコースのよいところは下部が樹林帯で鳥のさえずりが聞けるところだ。
花も最初はアザミやアヤメ、なぜかマツムシソウがあって徐々にキスゲがくる。今年のキスゲは淡い山吹色でやさしい色をしている。
人はいない。 天気の悪い日のよさのひとつ。
肩までくると数組のハイカーがいる。
反対の斜面が少し見えるがものすごい群落だ。
肩で天気の様子を少しうかがっていたが、雨はやみそうもないので引き返すことにした。
視界は少しずつ開けてきて反対の斜面が見えるようになってきた。
引き返すのは早かったかとも思ったが、そう思うとまた雨が降り、という感じが続いた。ようやく物見岩の方が見えるようになってきた。あちらもすごい群落だ。
今年はあたり年ではないか。
このころになると登りのハイカーも増えてくる。
車にもどりビーナスラインを戻るとやはりガスが深い。
すいている中央道を走り、双葉SAで休憩して2時に帰宅した。
7月24日はすでに梅雨明け。
20日は花のみだったので今回は花がそろそろ山頂方面に展開されていることと、展望も期待して出かけた。
出発したのは20日よりも10分早かったが、霧ヶ峰についたのは10分遅かった。
出るときはまあまあの晴天だったがこれも笹子トンネルを抜けると曇りがちで南アルプスも見えない。あらら、と思いながらも、車を進めると霧ヶ峰はやはり霧・・。
今日は山頂までいきたいので、横着者のわたしとしては肩に車をおこうと考えたがすでに満車。なぜか山側の駐車場は料金徴収のおっさんがひかえており、「1時間以内で1000円。延長不可」とほざくので、車山駐車場(リフト乗り場)まで車を進めた。ここはあいかわらず無料で、まだ車もほとんどいない。
天気はガスがはやく動いている状態で、どうしようかな、沢渡ももういっぱいだろうな、八島まで行くと渋滞にはまるな、などと考えているとガスの間から仙丈ヶ岳が・・・。
そうやって人を軟弱の道に行かせるのね、とつぶやきつつ、最短時間で頂上に立つ方法を採用することにした。
リフトから見上げると頂上直下に黄色い絨毯が見える。
そのうちガスもだんだんとはれてきて期待した展望が展開してきた。
頂上には気象観測レーダーの建築工事中であった。
風がものすごかったが、ガスの流れも速く、八ヶ岳や南アルプス、中央アルプスがガスまじりで見える。富士も裾野から姿を見せている。
残念ながら北の方はガスで見えない。
肩の方へ歩き始めるとかなりの群落が見える。蝶々深山方面も黄色い絨毯だ。
あちらまで行こうかと思ったが、帰りの時間を考え断念した。
リフト沿いの下りの道も絨毯がたくさんある。
それにしてもすごい人だ。20日とはずいぶん違う。
いかにも夏休みのキャンプのような中高生も多数いた。
車に戻り、前回はGPSとの接続ケーブルを忘れたためにできなかったカシミールでのリアルタイムナビをしてみた。
これはPCとハンディGPSを接続してカシミールを起動させて、現在位置からの展望図をデフォルトだと5秒おきに表示していくものだ。もちろんGPSのトラックデータもHDDに保存される。今見えている山の名前が刻々と判るという優れものである。ノートPCの電源は車用のDC/ACコンバータで100V給電するので通常の速度でPCを動かせるし、もちろんバッテリ切れの心配もない。
やってみるとなかなか感動するが、助手席においたノートPCの画面をそう頻繁に眺めているわけにはいかないので注意が必要・・。
ビーナスラインからは車山では見えなかった北アルプスも見えた。槍はガスの中だったが、穂高と常念が見えた。
諏訪ICに乗ったのが12:05だったので帰りも余裕。まだ続いている下りの渋滞49キロなんていう交通情報聞いたり、反対車線の渋滞を楽しみながら(おお、いやな奴)帰宅しました。