つつじにちょっと早かった甘利山


                        95年6月17日


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 ほとんど歩いていないけど・・・。

 明日は梅雨の中休みとの天気予報を聞き、さてどこへと悩むが夕方からの出勤も あり、昼には帰宅できそうなところで、展望はだめでも何かほかにある山という条 件選択したらレンゲツツジの甘利山となった。FYAMAPの情報ではレンゲツツジは1 1日現在でまだつぼみの状態ということであるが、だめでも山岳展望ドライブがで きればいいやということで家を出る。山村正光さんの「車窓の山旅・中央線から見 える山」を今週読んだばかりなので高速から見える山を山座同定するのも今回の大 きな楽しみのひとつだ。

 いつも早朝に食料を調達する鎌倉街道ぞいのコンビニでパンと稲荷寿司と非常食 兼用のチョコを買う。(最近はこういう店があるので女房を拝み倒して握り飯を作 ってもらわずに済むようになり非常に助かる)
 天気予報では山梨地方は朝のうちくもりで昼から晴れる、甲府の最高気温は29 度まであがるらしい。空はくもりがちで遠望は効きそうにない。

 6時5分に国立ICに乗る。奥多摩の山はほとんど見えない。
 八王子ICを過ぎると高尾山あたりが見え始める。山肌はくっきりと見えるが中 腹から雲が湧いている。上野原ICを過ぎると正面に滝子山が見え始める。この山 が見えると少し遠出をした気分になる。右手には扇山、左には高畑山、倉岳山が見 え、鶴ヶ鳥屋山の右には三つ峠のパラボラアンテナが少しかすんでいる。葛野川の 橋からは岩殿山が大きい。右手には先月歩いた百蔵山が見える。大月ICから河口 湖への道の向こうに見えるのは高川山だ。すると手前は九鬼山のはず。笹子トンネ ル近くから正面に見えるのはたぶん本社ヶ丸であろう(その奥に三つ峠が見えるか ら)か、それとも清八山かな。
 トンネルを抜け甲府盆地に入ると冬なら南アルプスが楽しませてくれるが今日は 近くの山しか見えない。神座山が甲府国際CCの上に広がる。このあたりから山座 同定は怪しくなる。遠くに櫛形山が霞むがそれ以外はよく分からない。
 双葉ICまできても茅ヶ岳が裾野を見せるのみで八ヶ岳は見えない。

 韮崎で高速を降り甘利山をめざす。今のところ山頂は見える。
 ICから30分ほどで広河原の駐車場に着くが、すでに規定のエリアは満車。シ ーズンには混むとは聞いていたがこの時間(8時過ぎ)ですでに満車とは・・・。 考えてみれば地元の方はもっと早くこれるわけで・・。とらえず無理矢理押し込め て車を降りるが、まさに観光地といってよい混みよう。しかも空は曇っている。
 なんだか山靴に履きかえるのもためらうがよくみれば皆さん足回りだけはきちっ としている。山頂まではすぐなのでうわさのレンゲツツジをゆっくり見ながら歩く がやはりほとんどがつぼみの状態。見頃はあと1週間ぐらいだろうか。3年前だっ けか、やはりアヤメを見に櫛形山にいったときやはり1週間早かったのを思い出す。
山頂までの道は遊歩道という雰囲気でそこここに三脚をセットした人がいる。

 山頂で1時間ほど昼寝をして待ってみたが雲の晴れる様子もなく、またの機会を 期して降りることにした。11時22分に韮崎ICから高速に。ラジオから流れる交通 情報では中央道下り線の渋滞を放送していたが上りは何の問題もなく自宅には1時 過ぎには到着した。

 P.S 夕方からの仕事が21時には終わるつもりがいろいろあって24時を回ったのが 本日の最高の予定外の出来事。


【 山 域 】南アルプス前衛
【 山 名 】甘利山(1,731m)
【 日 程 】95/06/17(土)
【 メンバ 】単独
【 天 候 】晴れていたがガス、周囲の山は中腹以上は雲
【 コース 】広河原駐車場から往復(片道20分!!)
【 地図等 】5万図韮崎(ただし昭和46年版)、山村正光「山梨県の山」

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