山旅日記へ|この山の写真
赤城山(黒檜山) 2004/11/7
〜FYAMAP 10周年オフ〜
ということで、久しぶりに大勢の人と山を歩きました。
というか、なんせ去年の瑞牆山以来1年ぶりで、みなさんについていけるかとても心配でした。この夏にイチローや三浦雄一郎、そして富嶽仙人さんご愛用のドーピングスーツ・ワコールCW−Xを購入したのですが、夏に山に行きそこなったので今回が初試着となりました。はたしてその効果は・・・。今回のオフは幹事さんの十分な事前調査とサポート部隊(←ぼくは入っていません)の充実により、安心して参加できるオフとなり実際、実施当日までに行われた掲示板でのやりとりからはじまり、当日の山ではもちろん、下山後の温泉も含めて、大変楽しいオフとなりました。
詳細はぼくなどより幹事のお一人である野原さんのサイトに記載していますので、ここではまったく個人的な感想のみ記載することとします。登場人物名はほとんどの場合、インターネット、掲示板上のハンドルであり本名ではありません。
当日の天気は上々、暖かすぎて遠望は望めそうになかったが、上州や日光の山は冬でも地元からは見えないのでそれらを見られれば十分という気持ちで車を走らせる。
圏央道・青梅ICから鶴ヶ島経由で関越に入り、前橋ICで一般道へ。赤城山は上州のどこからも見えるので前橋ICから登山口までは、例えば中央道から八ヶ岳までのように、すぐなのかなと思っていたが、集合場所の大沼まではけっこう時間がかかった。
現地直前になって少し時間が余ったので、覚満淵によってきた。所詮人造湖なのでこれは遠くで見ているほうがよかったかもしれないが、誰もいない湖は静寂そのものだった。集合場所に到着するとメンバーはすぐに分かった。
幹事役のTYFさんとは以前に北八ヶ岳の横岳で超ニアミスをしたことが後日判明したが、初めてTYFさんにお会いしたら「横岳ですれ違ったのはやはり多摩の岳夫さんですね。雰囲気や体型がそのままです」と言われた。さて、中高年+登山サークル+家族の総勢16名の部隊は、団体登山の定石どおりにベテランがトップをつとめ、リーダーはしっかりしんがりを勤めて歩き始めた。
いきなり手を使って岩を乗り越すような急坂が続く。急坂は苦しいが高度がどんどんあがるのでうれしい。途中の猫岩というところで初めて周囲が見える。地蔵岳を従えた大沼がよく見えるが、高度はまだまだだ。GPSを持っていると高度がばっちりとわかってしまうのでまだ1/4あたりであることを否応なく知ることになる。
途中「FYAMAPの方ですかあ」と声をかける集団がきた。見れば渋谷オフでお会いしたことのある、Mt.Highwayさんご一行であった。氏のサークルの山行計画を強引にこちらの計画に変更してきたらしい。
そんなこんなで、大過なく頂上にたどりつくが、さすがに百名山。それほど広くない山頂は人の山。展望集団のわれわれは早々に北面の展望ポイントをめざしてさらに道を急ぐ。するとすぐに大きな皇海山が見え、その左右に日光・男体山と日光白根がよく見えてくる。
展望ポイントにはさきほどのMt.Highwayさんご一行がいらしたが場所を譲ってもらった。さっそくきのこ汁の準備が始まる傍らで、とりあえずの写真撮影。
そういえば手ぶれ補正付きの光学10倍ズームデジカメ、CanonPowerShot S1ISも山でのデビューは本日が最初となる。行動中は胸ポケットに収まるDimage Xtで、山頂についたらザックからS1-ISにちんけな三脚をつけて、と使い分けをしようというわけだ。もっとも今日は山頂はブッシュが回りにあるので短い三脚をつけたまま撮影できる場所は限られていたが・・・。そういえば登山口で気がついたミスが2件。
・去年の冬に購入したデジタルビデオの山デビューの予定だったのにテープが入っておらず、しかもバッテリー切れ・・・。バッテリーは予備で復旧したのだが、テープだけはいかんともしがたく、車に置いてきた。
・次に、Mio168。こいつにはこの付近の地図を入れているつもりだったが入っていなかった・・・。とりあえず付属のMappleDigitalを起動するとすぐに赤城山付近を検索表示してくれるので、omani用にカシミールの地図を切り出して入れているつもりだったのだが・・・。どうも今回の幹事さんとは違い準備不足ばかり・・。というわけで、きのこ汁を食べて山頂で記念撮影をして下山。下山時に少し道を誤ったぼくはすぐに引き返して分岐から下ろうとすると、山頂で三角点の写真を念入りに撮影をして出発が遅れていた、遥山望さんが猛スピードで降りていくのが見えた。遥山望は地図の専門の仕事をなされていてFYAMAPに入る以前に一度渋谷でお会いしたことがあったが、FYAMAPは山と地図の2面からなるので、勝手に地図の人と決め込んでいたのだが、今回のオフ前後の書き込みや当日のお話をお聞きし、どうも山好きが高じて地図の仕事をしていたのでは、と思えるほどであった。ご家族同伴で参加されていた。 家族同伴といえば、参加者の中には、パソコンに没頭して書き込みをしている相手が実はふつうの人たちであることを理解させるべく家族同伴させたのでは、という方もいらしたような・・・。その誤解(正解?)は解消したのかどうか・・・。
下山時はまさに脚力の総合力が見事に出るのであるが、やはり情けないほどであった。しかもこの2,3日、タウンシューズの「てつ」でも右足の親指の爪が少し気になったいたGOROの山靴であるが、下りで少し爪があたってしまった。何回か紐を結び直しをし、つま先への力の入れ方を直したところ徐々にあたらなくなったが(その後、「てつ」は順調になった。関係ないですが、11月10日に無事2足目の「てつ」(茶色)が完成し、今はいています)・・。GOROといえば確認しただけでもこのパーティでは野原さん夫妻と山梟さんがGOROの靴であった。
下りはマイペースを心がけていたもののやはり太ももにはかなり疲労がきているようでバランスが悪い。この山は標高差はないものの元が火山なので登山道には大きな岩が多く、足が疲れる。
しばらく下っても先行した遥山さんの姿もわれわれの集団もまったく見えない。
あの集団についていけないとは情けない・・・、などと思いながら集合場所の駐車場に着くと遥山さんのザック以外に人影がない・・。あれれ、下山コースは駒ヶ岳経由だったのだろうか、などと思い、幹事のTYFさんのケータイに連絡すると、現在下山中でもう少しで到着するという。
おかしいな、追い越した覚えがないのに、と思ったが、後で聞くと山頂直下の神社におまいりをしていたということだった。 さて、車で富士見温泉 ふれあい館に到着すると、入り口にFYAMAPののぼりをもったいかついおじさんがいる。施設の人ではないことはメンバーに会った瞬間の表情でわかった。
仕事の都合でどうしても午前の山には来られなかった中村健さんであった・・・。中村さんはFYAMAPの中でも展望の権威であり、これも前日に発熱してオフ参加できなかったEOSさんが作成する難問の展望クイズをすらすら解いてしまう方であり、山の経験も豊富な方である。
そういえば山頂で野森さんが高崎に到着した中村さんと電話をしていた。風呂に入り、簡単な自己紹介に続き雑談。
ぼくの担当?はGPSデータのPCへの取り込みの実演だったので、遥山望さんの横でGPSからのカシミール3Dへの取り込みと、GPSログを利用したデジカメ写真への位置情報の書き込みをしてみたものの、短時間でご理解いただけたかどうかは不安。
山頂で食べ損ねたズッコケさんのコンビニ顔負け海苔別収納のおにぎりをいただき、参加者やFYAMAPのスタッフの方からのお土産などをもらい解散となった。CW−Xの効果はよくわからないが足が痛いということはない。たしかに回復力が高くなるようなことかもしれないが、登高時はともかく下山時に筋力不足をカバーしてくれるものではなさそうだ。
圏央道まで来ると大雨で、レガシーのようなフルタイム4WDがほしいと思った。
青は登り、赤は下りのログです。(カシミール3D+山旅倶楽部地図)【タイム】
8:45 集合場所出発
8:55 登山口
9:11 猫岩
10:27 分岐
10:33 山頂
10:50 展望ポイント
11:51 展望ポイント発
12:02 山頂記念撮影
13:03 登山口
オフの写真|参加者のリンク WARABIさん||野原森夫さん
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