SUUNTO X9はバッテリーの関係で歩行時はGPSの更新間隔を1分に設定しているので、ログ取得間隔がGeko201とはかなり違う。だからトラックログの精度は比べなくてもわかる。
そういう意味でどの程度ばらつくのかがポイント
結論からいうと、予想外に正確。
テストした場所が広葉樹の疎林であり、GPS受信環境が良いことが大きいが、Geko201は胸の前にぶら下げ、かつルートナビの確認のため、かなりの頻度で水平にして目視していた。一方のSUUNTO X9は通常どおり腕につけていた。丘陵地なので、通常歩行のように手を振ることも多く、腰に手をあてて歩く時間は短かった。X9は外(袖の中ではなく)に装着していた。
X9入手前の一番の懸念はこの受信性能である。GARMINがとても良いとは思わない。Mio168の方が良いようだが、PDAを持って歩くわけにはいかない。肝心なのは通常歩行において保持する位置での受信性能であり、とりあえず良い環境下という制限があるものの、X9は及第点が出せそうだ。
青がSUUNTO X9、赤がGeko201である。往路(地図上に表示した部分)の取得ポイント数は、SUUNTOが20、Gekoが119。この差は歴然であるが、懸念されたとんでもない場所へのポイントはなかった。
ちなみにこの間の歩行時間は37分。X9は1分間隔で更新なので2回に1回が失敗している。Geko201が約20秒間隔で更新しており(設定はオート)取得ミスはほとんどないようだ。
要するに、相応の受信環境があれば、相応に正確なログを採取してくれる、ということのようだ。
GPS更新間隔 | バッテリー 持続時間 | トラックログ間隔 | 高度更新間隔 | メモリー容量 (最大25トラックログ) |
1秒 | 4〜5時間 | 10秒 | 10秒 | 24時間 |
1分 | 12時間 | 1分 | 20秒 | 145時間 |
手動 | 使い方による | 手動 | 60秒 | 400時間以内 |