日本語対応版はいいよねっとさんが発売したものです。詳細はいいよねっとさんのページを参照してください。
今日(2002/7/21)は4時に起きて、長野県の霧ヶ峰高原・車山に行ってきました。
出かける前に自宅でカシミール7.41(eTrex日本語版対応バージョンです)で漢字で歩く予定の場所を漢字でウェイポイント登録しました。GPSのマニュアルを見ると漢字は5文字までなので5文字以内で登録しました。登録したウェイポイント名は、車山、車山肩、車山リフト、ジャベル(沢渡にあるヒュッテの名前です)、蝶々深山の5つです。アイコンはカシミールに用意されているGARMIN GPS用から選択。
これを通常どおりGPSにアップロードしました。アップロード後GPS側で登録を確認しました。文字化けなどは全く問題ないです。 ぼくは山歩きをするときはGPSについてはこのくらいの準備しかしません。カシミール側で登山道を作成してルートとしてGPSにアップする方法もあるのですが、面倒臭いのでやりません。それと今日のトラックログをカシミールに表示させて改めて認識したのですが、カシミールで使用できる国土地理院の地形図に出ている登山道はけっこう間違っていたり古い道がそのまま出ています。カシミールでルート作成をする場合は特別な情報がない限り地形図の道にそってルート作成しますが、これが間違っていると正しい道を歩いていてもルートと現在位置が自然にずれてくるわけで、あまり好ましいとも思えません。もちろんコースの状況にもよりますが・・・。
というわけで、ぼくにとってeTrex日本語版の最大のメリットはウェイポイントを日本語で登録できるに尽きます(あ、もちろん地図のメリットは大きいです)。
eTrex Ventureを比較用に持っていったのですが、なんと電池切れ、というか正確にはVentureは電池を新しくして置いたのですが、Vista-Jの方が今朝から使い始めた電池が霧ヶ峰に着く頃には容量表示がほとんどなくなってしまい、Venture用の電池をVista-Jに入れてしまったのでした。
Ventureは20時間、Vistaは12時間が電池寿命ですのでもともと電池の持ちは良くないのですが、eTrexの電池容量の残量表示はきつめとの報告もあるので、そのまま使っても使えたのかもしれません。いずれにせよ、Ventureとの並行ログ取得はしませんでした・・・。
セットした位置はI.D.AさんのGPS対応カメラQV4000GXのブラケットです。ただしブラケットはライトスタッフさんのものです・・・。これを首から下げて歩きました。こうして歩くとGPSを手に持たなくてもGPSの液晶画面を常に眺められるので便利です。ちなみにブラケット装着は専用の電池カバーが必要なのでここでライトスタッフさんの電池カバーをVistaオリジナルの電池カバーと入れ替えています。
さてビーナスラインを上がり霧ヶ峰高原に入ると意外にも遠望が効くようなので、予定していた沢渡(ウェイポイントはジャベル)を止めて、リフトで一気に山頂まで行こうと思い、ビーナスラインをさらに走りました。ちなみにGPSの電源は諏訪市内(霧ヶ峰の麓)で入れました。トラック(ではなくて日本語版では「軌跡」ですね)の軌跡ログ設定では「自動」で「標準」で「上書きなし」です。 車でくねくねした道を走ったり、高速を走ったりするのでやっぱり「自動」が便利・・。
というわけで、車山のリフト乗り場に車を停めました。で、GPSを見ると、おお、日本語で地名が出ている(当然ですが・・・)。これはやっぱり感動的です。しかもMapSorceの地図はビーナスラインも載っているのでかなりわかりやすいです。ウェイポイントを登録して地図画面を見るときVentureでは方向が悩みます。もちろん地図上に北のアイコンは出ますし、下に進行方向を表示させることができますが、やっぱり道路が出ていると直感的にわかります。これは現地で地図を見てみないと感覚がわかりにくいですが、この瞬間、やっぱりこいつを買いたくなりました・・・(あくまで予定)。
山頂でコンパスの最初の補正をしました。コンパスの補正は本体をゆっくり2回水平に回すのですが、ブラケットごと首からぶら下げているのでGPS本体を回せず、自分が2回回りました。観光客でにぎわう車山でこれをやるのはちと恥ずかしかった・・・。回している(回っている?)最中、液晶画面には「ちょうど良いです」と回転速度の評価が出ていました。コンパスおよび高度計のついた機種は初めてなので新鮮な体験でした。同時に山頂の標高が分かっているので高度補正もしました。
さて、山頂で地図を見ると自分でアップロードした「車山」のウェイポイントの他に地図に登録されている「車山」と「車山気象レーダー」が出ていました。山名はともかく、気象レーダーまで登録されていたのはびっくりしました。それと近隣の「車山スキー場」はその一帯が網掛けで表示されていました。スキー場の境がどこなのかはちょっと確認できませんでしたが、これも現在位置を確認するのには便利でした(帰りはスキー場の中を歩いて降りたので)。
帰宅してメインマシンにダウンロードしました。ウェイポイントをアップロードしたのはノートPCからでしたのでメインマシンには出発前に登録したウェイポイントは登録されていないので、「すべて」(トラックログとウェイポイント)をダウンロードしてカシミールに保存しました。
GPS対応カメラで撮影した画像をカシミールにドロップすると撮影方向にカメラアイコンがきちんと向いた状態でアイコンが貼り付きました。もちろん周囲には今日のトラックログと日本語表示のウェイポイントが表示されていました。
ちなみに都会の地図と日本語入力画面のスクリーンショットを左に掲げます。
全般的な感想です
1.地図のスクロール:みなさんご指摘のように遅い、という印象があります。 特に一定のスクロールで一瞬画面が消えてしまうので、これがちょっと困ります。
2.地図の移動:ひょっとするとマニュアルに書いてあるのかもしれませんが、 地図を表示しているときにその特定のポイントを中心に持ってくる動作がわかり ませんでした。
3.日本語入力:これは慣れの問題でしょうが、さすがにちょっとやりにくかっ たです。実態としては事前の登録であればカシミールなどPC側で設定してGPSに 転送、現地では番号で済ましておく、ということでいいと思いますが・・・。
4.ポイントの登録順:これもご指摘がありますが、一覧からスクロールして検 索するのが大変でした。絞り込み検索とかもう少し候補数を減らせる検索方法が 望まれます。
と、要望ばかり書いてしましたが・・・、
5.地図の精度:予想外によかったと思います。町中では十分使用に耐えうると
思います。都内の繁華街の場合、Locatioの地図と比べると見劣りがしますが、
GPSの捕捉時間がLocatioより全然早いので実用性はVistaの方があると思います。
ビルの多い町中ではLocatioの捕捉までの時間は数分かかることが多く、駅から
降りて歩いているうちに目的についてしまうことが多いです・・・。
特に進行方向の表示の早さは助かります。
6.買うかどうか:日本語の表示、ウェイポイント登録だけなら買わずに我慢す ると思いますが、この地図は捨てがたいですね。うう、今のVentureと比較して しまうとVistaJの価格は・・・。下取りもなさそうだし・・・。
要するに買いたいです。
あとは予算捻出ですね。