オークション三昧(後編)
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今回は出品の方について少し・・・でもないか。
出品したものはほとんどが捨てる予定だったものである。 金額は最低100円から・・・。 もちろん送料は別ではあるが、梱包や発送の手間を考えると捨てたほうがましというものも多い。 ではなぜそんな手間をかけてと思うだろうが、出品することを意気に感じるようなところがある。 なかにはしょうもないものもあるが、捨てるにはお金がかかることも多いし、 捨てたらそれで終わり。でもオークションで売れば使ってくれる人がいるんだよね。 気持ち的には「地球にやさしい」かも。 それになんといってもまだ使ってくれる人がいる、使いたい人に渡ることが捨てられるはずだった ものにとっても幸せなはず。今のぼくにはもう捨てるしかできないのだけれどお世話になったもの たちに第2あるいは第3の人(物)生を開いてやることが感謝のしるし、そういうピュアな思いは 意外にもあります。 とはいえ、さすがにこれは無理だよな、というものは捨てているのも事実ですが・・・。 まあそういうある程度の取捨選択をしているせいもあり、今まで落札されなかった商品はないです。
最近出品したものとそのコメントなど・・・。
- SCSI電源ケース:100円。96年のはじめ、まだWindows 3.1だったNECのPC98をWindows95にしようと思った。が、HDDの容量が足りない。で、HDDを増設してデータをそちらに移す必要があった。外付けのHDDは少し前にLogitecの外付けSCSI HDD(540MB)をSCSIカード込みで買っていたので、同じようなもの(コネクタを繋いで電源を入れればいい外付けのもの)を買うべく自作とかDOS/Vという言葉すら知らずに今はなきDOS/Vショップに行ったら、単体のHDD(たぶんNEC製の1GB)とこの電源ケースを渡された・・・・。
「え?これどうするの??」これが第一印象。
このケースの使用期間はそれほど長くはなかったと思うが最近までそのままになっていた。これはそのままでも燃えないごみに出せる大きさだけど、試みに出品したところ、同じケースを持っている、という人がぜひ同じものが欲しかった、と落札してくれました。
- 外付け128MB MO:100円。もともと長期に借りていたものをそのままいただいたものでした。W250 D285 H72mm 128MB専用。SCSIインターフェースという大きながたいです。重いです。これもNEC PC98に付けて使っていました。
当時MOは230MBが主流でしたが、128MBでも当時のHDDの容量(540MBとか1GB)を考えれば十分でした。その後、先のショップでDOS/Vマシンを注文したときに230MBのMOを内蔵したのでそれ以来使っていませんでした。 重量もあり、捨てるとすると有料でしょう。一方、今時こんな大きな、しかも128MBのMOを買う人がいるのだろうかと思いましたが、学生の方が落札されました。苦学のたしになったかもしれないです。
- ISDN用TA2点:TAはNEC AtermIT55DSUを100円、NTTME MN128miniを500円で。
NECのAtermはISDNを入れたときに買った当時のベストセラーTAです。聖蹟桜ヶ丘のショッピングセンターの中のNTTのデモショップで64Kbpsという速度を経験して、当時の28.8kbpsとの違いに驚きISDNを導入した時のものです。 ナンバーディスプレイ対応の電話を買ったときにATermが対応していなかったので、TAをMN128miniに買い換えました。 そのとき以来バックアップ用として保管し、ADSLになってからは知人に譲るために持っていましたがその話も立ち消えになり、廃棄待ちになっていました。 > 自宅がADSLになってまだ1年もたっていないくせに、出品時には「いまさら、ISDNを使う人がいるんだろうか?」と思っていました。もちろん、ADSLサービスが開始されていない地域のほうが多く、都市部でもマンションなどで光ファイバーのためにADSLが使えない場所もあり、需要は多いのでした。ただISDN関係は回線の権利付きで新品のTAが多数出品されており、こちらは、型番が古いので100円で出しました・・・。 これが落札されISDNへのニーズがあることがわかったのでMN128miniは開始価格を500円にしてその価格で落札されました。
- ISDN用ルータ:NTTME MN128RのDSUなしタイプ。これは上記のMN128miniと同時に500円で出品しました。ルータは当然ながらLANを導入した時に買いました。LANを導入したということはマシンが2台に増えたということで、そういう意味では記念碑的です。今ではノートPCも入れると9台のマシンが転がっていますが、その先鞭を付けたのが最初のLAN導入ですね。
当初2,3日はまったく入札がなく、DSU付き、TA付きでないとだめかなと思ったのですが、最後に1700円で落札されました。
- インクジェットプリンター:CANON BJC400Jという当時のベストセラーです。 ずいぶん前から使っておらず廃棄待ちになっていました。すでにインクカートリッジは乾燥しており廃棄済みで、唯一のメリットはプリンターケーブルが3メートルもあることです。このケーブルは当時のPCの配置上、どうしても届かず別に購入したものです。落札価格は110円なのでケーブル代とすれば安いでしょう。このインクジェットはうるさかったです。振動も音も・・・。それと最近のプリンターも同じですが、後ろから給紙する方式で、これがけっこう嫌でした。後ろから給紙するためには左右のいずれかが空いていないとだめなのと給紙トレーの奥行きがばかにならないので・・・。で、今、自宅にあるプリンターは2台ともHP(ホームページでなくてヒューレットパッカード)の前面給紙タイプです。
- 45回転にしかならないアナログ・ダイレクトドライブ・フルオートプレーヤー:110円。最近AVアンプを買ってアナログレコードも聞けるようになったけど、久しぶりの起動のせいか2,3日使っているうちに33回転で動かしているのに45回転になってしまうようになってしまいました。裏を開けて見たのですがチンプンカンプンで・・・。
代替機をオークションで探していたら、たまたま全く同じ機種のプレーヤーが出ていてこれを3000円でゲットし、不要となった粗大ごみ候補のプレーヤーをジャンク扱いで出しました。で、売れました。買った方は電気系の修理を頑張ってしますと言っていました。回転数の切り替えがおかしい以外は20年たった今でも十分稼動するので、直して使ってもらえると本当にうれしく、110円の割にとても面倒だった梱包作業が浮かばれます。
- プリメインアンプ AU-D607:この出品には533件のアクセス、友達にメールした1件、41件のウオッチリスト追加があり、たぶん出品商品の中で最高のアクセスがあったと思います。
サンスイのダイヤモンド差動回路搭載 X07シリーズの初期の製品です。 79年製造だったか。大学生協で購入した記憶が・・・。 このアンプは07シリーズでも初期の設計でプリ部とメイン部が分離しており、後ろのパネルで分離することができました。プリアンプやメインアンプを別に買うようなお金持ちでは無かったのでぼくはこの機能は使いませんでしたが、今でもピュアオーディオマニアの方はそういう方が多いので、この方式をもつD607は他の07シリーズよりも人気があるのかもしれません。 AVアンプ購入に伴い、まさに最大・最重量の粗大ごみになる予定でした。 中古市場では2万円というような価格も見るアンプではありますが、ボリュームにガリが乗っていたので、1000円にでもなればいいと思ったら4000円を超える価格となりびっくりしました。出品時の皮算用を大きく超えることがあるのもオークションの楽しみのひとつですね。もちろん当てがはずれることもありますが・・・。 この大きく重いアンプを梱包できる材料は自宅にはなく、ヤマト運輸の営業所まで車で運び、梱包材をそこで購入して送付しました。
- AMD K6-2+500:AMDのK6/K6-2/K6-3のシリーズはインテルのPentiumシリーズと同じCPUソケットであるソケット7用のCPUです。その後Pentium2,3,4あるいはAMDもDuronだAthronだXPだとか進化するにつれ、CPUのソケットもSlot1だAだスーパー7だ370だとかいろいろ変わってしまい、自由にCPUを交換できるという本来のDOS/Vの持ち味がなくなってしまいました。
AMD K6-2+はK6-3の後に出たけれどもK6-3より遅いという不思議なCPUでした。が、ソケット7で使える最後のCPUということもあり、もっと速いCPUであるCeleronやPentium2よりも高いという奇妙な価格のCPUでした・・・。ぼくも新品で11000円くらいで買った記憶があります。すでにAthronの800あたりが1万円程度まで値下がりしていたのに・・。それもソケット7のマザーボードを生かすために・・・。 そういう曰く付きというか稀少性のあるCPUだったせいか、1000円で開始したのに入札は5000円を超え、「即決にしませんか」という誘いメールもあったりで5300円で落札。このCPUの人気を再確認しました。 ちなみにアクセス件数こそ324件でしたが、ウオッチリスト件数は48件で上記にサンスイのアンプを超えました。
- Socket7マザーボード EP-MVP4F 上のCPUを載せていたボードです。マイクロATXという小型の仕様でしかもオンボードでサウンドとAGPビデオが付いているお買い得版です。これはオークションで買ったものです。当時の落札価格はよく覚えていないのですが数千円から8千円くらいだったと思います。今回は4100円で落札してもらったので1年2ヶ月使って4000円落ちくらいという感じでお得な気分です。
以上が最近2ヶ月!に出品したものです。 2ヶ月の割には多いでしょ。実は今日発送が終わった商品もあるんですが、これはまだ取引が完了していませんので書きません。またの機会に。(もういらない??) さて、愛用してきたこのYAHOOオークション。いよいよ4月15日から出品時、落札時にもお金がかかるようになってしまいます。オークションはトラブルも多いようなのでまあわかるのですが、ちょっと残念です。 4月15日までにもう少し部屋のお掃除に協力してもらいましょうかねえ。 |
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