92年8月16日(日) 高尾山

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 中学1年の3月だから73年3月、すなわち19年前に一度登ったことがある。
 あの頃から自然研究路は何本もあったし、ケーブルカーもリフトもあった。たしか前 回(といっても20年近く前だが)はリフトで登った気がする。城山を越え相模湖へ抜け た。
 9時すぎに家を出ても10時には高尾山口に着く。このくそ暑いときにこんな低山登る やつがいるのか、と思い気や、いるは、いるは中年、高年、ファミリー。登山者らしき 恰好の人、普段着のひと。山はおお賑わいでケーブルは長蛇の列だ。
 冷しトロロそばで少し(かなり)早い昼食を軽く済ませて歩き始める。
 長蛇の列を横目で見て一番人の少ない稲荷山コースを歩く。さすがに自然研究路では ないので人もまばら。それでも予想以上の人出だ。日があたると暑いが日陰にはいれば それでも結構涼風が誘う。道幅もひろく整備されている路を30分ほどで稲荷山に着く。
 ここで本日の目的のハムをやってみる。かなり遠方からも受信はできるがなかなか電 波は届かないようでCQをだしても応答なし。CQを出している局に応答しても聞こえ ずに他の局に取られる。あきらめて山頂を目指す。
 森林浴を十分にして本日のふたつめの目的ははたしたなと思いながら歩くこと30分で 山頂599mに到着。人の山。おそらく2 〜300 人はいるだろう。さすがに子供連れが多い 。ベンチの一角には中学生だろうか比較的長いアンテナをたてて移動運用中である。か なりの局の交信しているもよう。バックのなかには別の通信機かバッテリがあるようだ 。ここでも何度か交信を試みたがうまくいかなかった。
 6号自然研究路で下る。登山道にもそこここに人が寝ころんでいたり、弁当を広げて いる。10分ほど下ったところで再度交信を試みる。CQを出している局があったのです かさず応答したが、二人入られた。それでも三度めに応答があった。
 記念すべきファーストQSOの相手は7K1OET 中野区在住の渡辺さんである。
彼も山で本格的に移動運用をやるという。ご本人は高尾で運用したことはあるが高尾か らのを受信するのは初めてとのこと。ちなみにRSはこちらからは57、先方は51とのこ とで極めて微弱な電波をGPアンテナとプリアンプで拾ってくれた訳だ。こうして無事 QSOが終了した。
 なお、このQSOの前に茨城県新治群へ出したが先方はとれなかった。でも電波は届 いているわけだ。あらためて高所のコンディションのよさを認識した。
 さて、無事QSOを終え下山となる。下山は結構急いだにもかかわらず、1時間かか った。


                                 (終わり)