大菩薩峠(91/11/30)
|再び、大菩薩峠(91/12/7)
|陣馬高原(91/12/21)
|三窪高原(92/1/3)
91/11/30(Sat)
大菩薩峠勝沼IC--青梅街道--裂石--上日川峠(ここまで車)約1時間
--(1.5H)--大菩薩峠--(1.0H)--雷岩--(0.2H)--大菩薩嶺--(0.1H)--雷岩--(1.0H)--上日川峠○前夜の午前帰りにもかかわらず、なんとか6時過ぎに起床、あまり好天は望めないが、ものはためしと9年ぶりの山へ出かける。
7時過ぎの多摩川べりはすでに多少の渋滞もあったが、勝沼ICを降り、「大菩薩ライン」こと国道411号(青梅街道)から裂石で林道に入るとさすがに道も険しく、9時15分ごろに上日川峠の長兵衛小屋前の駐車場につく。○9時半に重い腰を上げゆっくり歩き始める。福ちゃん荘前からはしばらく車道を歩く。タクシーでこのあたりまで上がる人も多い。空はまあまあの晴天ながら山頂近くは霧が巻いている。富士見荘あたりからは七合目より下の富士も見える。
勝縁荘の古めかしい建物のあたりからはいかにも旧青梅街道という道で徐々に高度をあげる。見上げれば峠付近のカヤトが気持ちよさそうだが相変わらずガスも巻いている。歩き始めてから1時間10分、10時40分ごろには峠につく。介山荘も開いていて数組のハイカーがたむろするも、峠はガスの中。帰りに絵はがきでも買って帰るか。昨日はいい天気だった。明日もいい天気だろう。
妙見の頭から賽の河原へ下り、上り返すと神部岩、そこから10分ほどで雷岩につくもガスの中。さらに10分ほどで大菩薩嶺2057mにつく。ガスの中、風もなく、威勢のいいじいさん4人組のそばで昼食。
12時半に雷岩に戻り、カラマツ尾根の急な坂を下る、途中、多少ガスも晴れ、白根3山らしき峰も見えるが富士は見えず、1時40分頃に長兵衛小屋に戻る。天気は晴天だが、もう遠方はかすんでいる。これから登る組や小屋に泊まる組などもいる。
○裂石の雲峰寺に足を伸ばし、まだすいている中央道で帰路につく。4時過ぎに帰宅。
なお、林道は12/15〜3/?まで通行止めとなる。
91/12/7(Sat)
再び、大菩薩峠上日川峠--唐松尾根--雷岩--妙見の頭--大菩薩峠--上日川峠
今回は登り始めるまでが大変だった。
7時に起床し、8時に家を出たときの目的地は雁が腹摺山であった。
大月で高速を降り、20号をわずかに甲府方面に進むと真木温泉入り口だ。
右折して真木温泉をやり過ごし、桑西部落を過ぎる。あたりは渓流釣りのメッカのようで乗用車や4WDで太公望が集まっている。桑西をすぎるといきなり道は狭くなり、山の神橋をすぎると舗装も終わり、これが林道という感じの沢沿いの道になる。ときおり工事用のダンプやミキサー車が通るがわがスカイラインは時速10キロもでない状況。これ以上は4WDの独壇場としてUターンする。舗装路の最後のところに車を止め地図を見る。ここに車を置いて大峠(ここまで車で行く予定であった)まで歩くと4時間。頂上まではさらに1時間、帰路4時間として9時間もかかってしまう。時刻はすでに9時をすぎており、ここはあえなく断念。
さて、このまま戻るのも癪なので20号を甲府方面へ進みながら考えた。やはりもう一度大菩薩へ行くか。幸い天気は絶好、富士は白く、白根も白い。
先週走ったばかりの411号「大菩薩ライン」を裂石へ、さらに上日川峠を目指す。下界ではあまりはっきり見えなかったが富士や白根が高度をあげるに従い、はっきりと見えてくる。はやる気持ちを抑えながら上日川峠に着くが、さらに福ちゃん荘まで行ってみようかと色気を出してさらに道を間違え、挙げ句の果てに工事中、通行止めの林道に入り、あっ、本当に通行止めだ、バックしようと思いバックした瞬間、前輪左を路肩に落としてしまった。道はかなり広かったが、雨上がりで後輪がスリップしているうちに道の斜度のまま車輪がずれた。幸い工事現場の人に助けを求めて事なきを得たが、先ほどの大峠への道だったら転落だ。所詮FRはまともな舗装路しか走れないことが身にしみて判った。やはりあんまり楽をしようとすると、痛い目に会う。上日川峠に車を置き、気を取り直して亜歩き始める。時すでに11時をわずかに回っている。
福ちゃん荘からは唐松尾根を一気に登る。登るにつれて富士が高くなる。背中を振り返りながら、せめて雷岩に着くまではガスが出ないことを祈りつつ気合いを入れる。
雷岩までは福ちゃん荘から1時間弱。12時を知らせるサイレンが甲府盆地から聞こえ、12時10分に到着。
なるほど絶景。右から八ヶ岳、横岳、赤岳、権現岳の左には乗鞍が白く、南ア連山が甲斐駒、鋸岳から鳳凰、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥、塩見、悪沢、赤石、聖、さらに左に毛無山、三つ峠の上には富士が秀麗、富士の左には熊沢山をはさんで丹沢が見える。
東は林で展望がきかないが、妙見の頭からは東が見える。飛龍、雲取の石尾根から奥多摩湖、その右には御前、大岳、三頭山、展望を十分楽しんだあと、峠で休憩し、上日川峠へ降りた。
91/12/21(Sat)
陣馬高原上案下--和田峠--陣馬山--和田峠--藤野
となっているが、歩いたのは和田峠より上だけ。あまりに短いのでできれば上案下に車を置いて、と考えたのだが、上案下(陣馬高原下)は狭い停留所で車を置くスペースがない。しかたなしに車を進めてみたが、最初のあたりはどうやってもすれちがい不能の細い道。先日の大菩薩での苦戦とそのときの大峠への林道を思い出しちょっとやな感じ。それでもすこし登ると割と広めの道になり、まあ、大菩薩の裂石から上日川峠までの林道並になった。
かくして和田峠。茶店は閉まっているので「1回500円」と大きく書いてある駐車場を無料で使う(あたりまえか)。和田峠発7:20。木の階段は歩きにづらいが、朝日を浴びてけっこう気持ちいい。天気は冬晴れ。頂上には7時40分についた。頂上直下の清水茶屋も今日は休み。名刺の裏に書いた富士山の雲の絵はもう少し暖かくなってからでないと見れないわけだ。もう1件の「ゆうやけ茶屋」も休み。夕焼け小焼けの作詞者だかが上案下のあたりにいて碑がたしかあったはずだが。
悪評の白い馬の像を初めて見てなんだか妙に感動した。中学1年の時に初めて六国峠にハイキングに行って以来、割と早い時期に春の高尾山と城山へ行き、その稜線に続く奥高尾縦走路、景信山、陣馬山は何となくあこがれていたせいだろう。でも、景信山も陣馬山へも行くこともなく、次は大岳山や雲取山へレベルアップしてしまったのだ。
それはさておき、頂上からはなかなかの眺め。富士、丹沢は雲の中だが、奥多摩や大菩薩の峰々、そして滝子山の奥にはうっすらと悪沢岳、赤石岳の白い峰が見えた。
藤野への道は上案下からの道とはちがって広い道、ただし、ところどころガードレールがない。
この山の写真 92/1/3(Fri)
三窪高原柳沢峠--ハンゼの頭--柳沢峠
と、書いたが、このとおりなのである。三窪高原というとたぶんハンゼの頭(約1820m)を中心に鈴庫山、柳沢の頭、高芝山あたり一帯をさすのだろう。大体、ツツジで有名なこの一帯、今年も6月23日(日)がツツジ祭りらしいが、高原という名前はスキーでもやらないかぎり花のない冬には似合わない。だから本当は「ハンゼの頭」と書きたかったが、ちょっと名前がね。
山の名前もいろいろあるし、それぞれの村や人の生活に根付いた名前が多い。xxの頭というのは山よりも大切な水を供給してくれる沢の奥にある山という感じで別に悪くはないが「頭」というのはあまり好きじゃあない。
それはともかく、411号は大菩薩ラインというらしく、裂石まではカーブも少なく80キロくらいでかっ飛べる気持ちいい道だが、裂石を過ぎ、ゲートを過ぎるとゲートに書いてある警告のとおり日陰には暮れ降った雪が残ってスリップしやすい。いきなり平均20キロに落ちる。
6時に家を出て勝沼ICが7時過ぎ、柳沢峠には8時近かった。7:55に歩き始める。さすがに雪道だ。でもそれなりに歩いている人がいるらしく踏跡はしっかりしている。雪道を歩くのは何年ぶりか。丹沢以来とすれば中学3年以来だが、よく考えるとスキーで何度も歩いているのに気づく。ところどころ滑るところもあるが、まずは問題なく稜線に出る。さらに15分でハンゼの頭だ。この山を存在を知ったのは「甲斐の山旅、甲州百山」だが、それに出ているとおりの絶景だ。下を走っていたときには雲に隠れていた南アのビッグもまぶしいほど白いその姿を見せていた。
誰もいない。
プラスチックのベンチが2つなぜか南アでなくて反対の秩父をむいておいてあった。(きっとツツジを見るためなんだな。2000/5/14記)近くには柳沢無線中継所があって少しシラけるがM、それよりも後ろに控える国師ヶ岳と金峰が雄大だ。40分ほど山座同定を楽しんでくだる。下りぎわにハンターに会う。本日唯一の対向者。もっとも柳沢峠に下ってみるとけっこう車が昇ってきていて、これから歩き始める人もいた。朝は閉まっていたレストハウスも営業していた。下山10:30。レンゲツツジの頃、もう一度行ってみたい。もっともその頃は雨も多いだろうし眺めはよくないかもしれないが。
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