山旅日記|写真
アヤメ五分咲きでも静か〜帯那山
2002/6/9

富士山とアヤメ  ゴールデンウイークに引き続き、アヤメが咲き始めた帯那山に行ってきました。
 Walstoneさんから、現地で会えればラッキーのラフなミニオフ会のお声掛けがあり、行くことにしました。アヤメには1週間早い感じですが、来週はマンションの管理組合総会とかあるし天気悪そうだし・・・・。

 Walstoneさんたちは10時甲府着の電車組をピックアップしてから車で上がるとのことなので到着は11時くらいでしょう。となるといつものように早朝に出てしまうと時間が空きすぎるので、僕的には超遅出の7時くらいに家を出ました。この時間だと高速が混むかなとも思ったけど意外とそういうこともなく順調。八王子から乗るぼくはいつもはパスする談合坂のSAにも寄ってみた。そうかあ、最近のSAってこんなに立派なんだなあ、と感心しつつ焼きたてパンなんぞを買ってみる。

 笹子トンネルを抜けると正面に鳳凰三山が異様にはっきり見える。これは先日の連休よりも見通しがいいかもしれない。六月という季節から遠望は期待していなかったがけっこういいかもしれない・・・。

 甲府市内を抜け、林道に入る。前回から1月あまりしか経過していないのに山の翠は新緑の黄緑から夏色の深い緑になっている。
 今日はアヤメ見物が主眼なので前回の下の方の登山口でなく、その上のアヤメ群生地の入り口に車を置いた。時刻は10時過ぎ。Walstoneさん一行が到着するまで1時間以上あるだろう。林道を上がる途中、車が何台かいた。さきほどの登山口には2台、ここにも2台いたが、アヤメで有名な山の櫛形山の混雑に比べてなんと閑散としていることか・・・。アヤメは咲いているんだろうか。

 という疑念は歩き始めるとすぐに解消した。徒歩1分で到達するアヤメ群生地は櫛形山に比べると小振りだが全く人がいない・・・。アヤメの時期の櫛形山やレンゲツツジの時期の甘利山の喧噪を覚悟してきたので拍子抜けしてしまった。そういえば帰りのラジオで今日は甘利山林道が規制されているといっていた。
 アヤメは五分咲きくらいだろうか、7分といえばそうかもしれない。とにかく意外なほど咲いているというのが印象。林道途中から聞こえていた虫の音がうるさいくらいだ。ときどきカエルのような声も聞こえる、ヨシキリのようでもあるが、いったいなんの鳴き声だろう・・。
 群生地の右を登りわずかで山頂に着く。樹林の切れ目から、さらに雪がなくなった富士山がすっきりと見える。南アルプスは木々の間から南部と北部がよく見える。
 奥帯那山への道をわずかに歩くがやっぱり戻る。
 登山道の南もかなりのアヤメが咲いている。こちら側を降りてみるとかつての帯那牧場への林道に出た。少し歩いてみるが暑いので止めてまた山頂付近に戻る。
 朽ちたコンクリートの小屋のそばの松の木の下で食事にする。

 食事をしていると何組かのハイカーが歩いてきた。Walstoneさんたちではなさそうだ。

アヤメと金峰山と水ヶ森  さあて、もともと会えなくても仕方ないという取り決めのミニオフなので諦めかけてキンポウゲの咲く群生地を降りていくと、下の方でアヤメの群落の遙か先を眺めている集団を発見。あの場所は金峰山が見える場所である。前回ぼくが車を置いた場所から登ってきたらしい。で、最初に金峰山が見えるのがここ。アヤメの山でああいうチェックをしているのは展望派に違いない。近づいてみるとGARMIN GPS eTrex Ventureが2台・・・・。

 ふと見ると中道さんがいた・・・。その隣りにWalstoneさん。もう一人の方は松本さんであろう。そのまま挨拶だけして帰ろうかと思いながら、Walstoneさんに「八ヶ岳が見える場所はありますか」とお聞きすると八ヶ岳は見えないけど、あの小屋の上に上がると南アがよく見えるとのこと・・・。では登ってみようと、小屋の場所まで登り返す。なるほど小屋の横には梯子が置いてあり簡単に屋根(屋上)に出られた。

 白根のあたりは若干、樹林がかかるがその他はとてもよく見える。
 白根南嶺の山は特徴がなくてわかりにくいがWalstoneさんが同定してくれた。塩見岳も覗いていることがわかった。聖岳はけっこう立派な三角錐を作っている。笊が岳の双耳峰も今日はとてもよく見える。
 山を眺めているうちにニャン太さんも登場した。

 すでに昼食を済ましたぼくは展望を満喫するとみなさんとは早々にお別れして山を下った。途中、例の牧場の林道を少し車で進んでみたが未舗装でところどころ落石もあり進退窮まるのも嫌なので途中で引き返した。

 太良ヶ峠から甲府盆地と南アをゆっくり眺めて甲府に降りた。帰りの高速も意外とすいていた。