GarminGPS通販でおなじみの I.D.Aさんのご厚意で、GPS対応デジカメ CASIO QV-4000GXのモニターをすることになりました。
GarminGPSと違ってマニュアルは日本語だし、ぼくの出る幕はないんですが、このセットを使う人はデジカメであるQV-4000本体とGPS対応セットであるGXシステムの使い方を同時に覚える必要があります。
で、やはり「???」と思うこともあり、とりあえず気が付いたところを記載してみます。今日届いたばかりでフィールドでの使用は未済ですが、そのへんもおいおい追加したいと思います。(2002/2/17)
【目次】
1.電池を入れる
2.GPSの裏蓋の交換
3.ブラケット装着
3−2.ストラップの付け方(2/25追記)
3−3.別のブラケット(4/21追記)
4.GPSの設定
5.カメラとGPSの接続
6.カメラのタイムスタンプ設定
7.位置情報のロック
8.方位(2/24追記)
9.購入(4/21追記)
【更新履歴】
1.電池を入れる
デジカメ本体およびインターフェースボックスをブラケットに取り付けてしまうとデジカメとインターフェースボックスに電池を入れられなくなります。
ですから、最初にデジカメ本体、インターフェースボックスに電池を入れてください。(2002/6?以降よりインターフェースボックスは不要となりました)
2.GPSの裏蓋の交換
ブラケットにGPSを付けるには、GPSの蓋(電池の)をブラケット付属の蓋に交換します。蓋がうまくGPSに入らない場合は裏のピン(GPSにさす方)の向きを確認してください。落ち着いて90度回転させましょう。(写真は横向き、このままでは入りません)。
3.ブラケット装着
装着位置は好みですが、ぼくはカメラ本体は、ねじをいったんはずして内側に入れて、こちらにしました(取っ手寄り)。あまり端にセットするとブラケットを左手で構えたときに重いので・・・。ぼくの場合は写真左のような感じです。インターフェースボックスはなるべく左(取っ手寄り、写真では右)にしたいのですが、折り畳み固定ねじとの関係であまり左にはいきません。あ、インターフェースボックスを固定する場合は金具を開いてブラケットを噛ませるのではなく、カメラのねじもはずしたうえで取っ手と反対側から通すと楽です。
GPSとブラケットの接続は写真右のような感じで、下からGPSをはめ込むイメージです。GPSをブラケットからはずす場合には接続部の上の部分(赤まる部分)を押して下にずらします。
3−2.ストラップの付け方 (2002/2/25 追記)
ところが・・・。カメラを固定する三脚穴の位置がかなり偏っていることと、ブラケットの形状の関係でどうしても左(正面から見て右のGPSがある方)が重くなるため、カメラに付属のネックストラップをカメラに付けたまま首から下げておくとカメラのねじ穴にかなりの力が入るということがわかった・・・。
もともと上の状態で首にストラップをかけるとGPS側の重みでカメラが斜めになってしまう。そのため、左の写真のように組み替えた。
まず、IFボックスをブラケットのベースの上にした。下にするよりも左(GPS)寄りに取り付けができるから・・。
そのうえで、カメラからネックストラップをはずし、以下のように装着した。
・GPS側はGPSの固定台にかけた(写真右上の赤丸)。
・カメラ側はブラケットベースのねじ穴にストラップを通し(写真の黄色丸)、ねじはずれ等による落下防止のためカメラのD環(ストラップ用のリング)に通した(写真左上の赤丸)。この状態だと、首からカメラを下げてもバランスには問題ないです。
3−3.別のブラケット (2002/4/21 追記)
GPS通販のRIGHT STUFFさんから最近、QV4000GXが発売された。ブラケットは独自のものであり、I/Fボックスがない(ケーブルに組み込まれている)。
I/Fボックスは電池の消耗が見えないのでこれはありがたい。
詳細はこちら。このブラケットは装着したまま、CFカードや電池の交換が可能(左写真参照。ベースとカメラの止めネジは純正品ではありません)。ストラップもブラケットに直接つけることができる。
4.GPSの設定
基本的に専用の設定はないです。MainMenuからSetup、Interfaceを選択して通信を「NMEA」で速度を4800にするだけです。5.カメラとGPSの接続
インターフェースボックスから出ている通信ケーブルをGPSにさし、一方のケーブルをカメラの横の「DIGITAL」(一番上)にさします。カメラ用の端子はかちっと押し込まないとだめです。カメラの電源を入れ、RECモードにすると(この時、レンズキャップがついたままだとカメラに怒られます。キャップをはずしても怒ったままなので、いったん電源をOFF/ONしてください)液晶が表示されます。表示されない場合は液晶の右下の「DISP」ボタンを押してください。(2002/2/24追記 と思ったら、怒られたらキャップをはずしてシャッターを1回押すと正常起動することを教えてもらいました。このシャッター押しで撮影されることはありません)
すると上のような画面が表示されます。
赤丸のようなゾウリムシ表示(すいません、ただいまぼくが命名しました)が出ればGPSとの接続が成功しています。GPS、インターフェースボックスとも電源投入を忘れずに・・・。
ただし、最初に室内でやったときはこの表示が出た記憶がないです。ひょっとすると一番最初はGPSがちゃんと測位していないと表示しないのかなと思い、外へ出てGPS受信可能な状態で電源投入したら問題なくゾウリムシが表示されました。その後は測位できない状態で電源投入してもゾウリムシがでるので思い違いの可能性もあります・・・。
(電源の投入順序は最新のマニュアルでは指定されていますが、ぼくの場合はどの順でも問題ないようですので、GPSは入れっぱなしにしています。いちおう自己責任ということで・・・。なお、電源のOFF順序はマニュアルに記載されておりませんが、電源投入状態のままカメラへのケーブルを抜くと静電気でカメラを破壊する可能性があるそうです。)6.カメラのタイムスタンプ設定
これは撮影時に切替すればいいのですが、操作は覚えておきましょう。
タイムスタンプの設定は写真画像上に位置情報を書き込むかどうかの切替です。これを設定すると左上に緯度・経度が白字で表示されます。同時に選択した表示形式で右下に日付を表示します(こちらはデジカメの通常機能)。デフォルトは「切」になっていたと思います。切替えるにはRECモードでMENUボタンを押してMENUを表示させます。MENUはモードがフルオート(A)の位置では表示しません。左のようにカメラ左上のダイヤルを「A」「BS」以外に合わせてください。
するとMENU画面が出るので「タイムスタンプ」の項目を表示して変更します。
(2002/2/17)
7.位置情報のロック
屋内では衛星が補足できないのでリアルタイムに位置情報が取得できませんが、直前に取得した位置情報をカメラ側が保持してくれます。
最後に測位した時点でインターフェースボックスの電源をOFFにします。電源OFFにすると同時に位置情報はホールドされるのでゾウリムシに×が付くまで待つ必要はありません。撮影モードを変更したりカメラの電源を切ると情報は失われます。(2/27訂正)。
OFFするのを忘れたまま屋内に入ってしまってもGPS側が衛星をロストするまでは大丈夫なようで、そのまま撮影してしまうか、気が付いたときにインターフェースボックスの電源をOFFしてください。ただしこの場合は中途半端に測位してしまう可能性があり、お勧めはやはり屋外で測位した時点でOFFすることだそうです。
撮影時刻はカメラ本体の時刻になるのでGPS側の時刻とずれてしまう点を留意してください。8.方位
eTrex Ventureは電子コンパスは内蔵していないので撮影時の方位角を記録することはできませんが、summit,vistaではこれが可能です。
この場合、GPSを水平に保持しないと方位はかなりずれてしまいます。
実際に撮影する場合には水平位置で測位してから、上記7の方法で測位情報をロックするのが良いようです。(2002/2/24)
9.購入(2002/4/21 追記)
GPS対応カメラは、ここで紹介したとおりI.D.Aさんで購入できますが、販売網が少しづつ拡大しているようです。
QV4000GXの販売先 販売者 特徴 I.D.A 最初に販売した。カメラのファームウェアは他社もここのものか。 RIGHT STUFF 独自ブラケット・電源不要のI/F内蔵のケーブル インターナビ I.D.Aさんの製品をe-Trex Vista/Ventureとセットで販売
【更新履歴】
2/24 8.方位を追加
2/25 3−2.ストラップを追加
2/27 7.I/F BOX電源断時の位置情報保持タイミングを修正
4/21 3−3.別のブラケット、9.購入、を追加
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