サイトを整理していたら、山岳展望CGを始めた頃のものが出てきた。
カシミールはまだなく、数値地図はとても高価でなかなか揃えられなかった。
PCもCPUがSX33(数値演算プロセッサを持たないクロック33MHzのもの)の頃でCG1枚作成するのに一晩かかった。
以下にこのころのCGを記念に掲載しておく。
CHsystemによる画像:CHsystemはDAN杉本さんが、NEC PC98で実現した3Dソフト。数値地図がなかったので、DAN杉本さんは紙地図から標高値を読みとり、専用データを作成した。以下のCGは氏が作成した穂高のデータから作成したもの。
ちなみにCHsystemは完全なCGソフトだったので山に限らず自由な3D画像を作成できたし、アニメーションも作成でき、CADソフトのデータ読み込みまで出来た。今でもカシミールにこの機能を要望する人は後を絶たない。
初期のカシミール画像:当初、可視マップ作成ソフトだったカシミールに、3D機能は後から付けられた。
標高データは上記のCHsystem用データを利用。CHsystemと同じような印象の画像だった。
50メートルメッシュの数値地図は2.5万図1枚分で9700円もしたので、紙地図から標高を読みとってデータを作成した。これはぼくが読みとった槍ヶ岳のデータから作成したもの。
当時は有名な山のデータを有志が紙地図から読取り、「部分メッシュデータ」として公開していた。ぼくは標高データを数値地図形式にコンバートする秀丸のマクロを作ったりしていた。
MOVの画像:カシミールにムービー機能が搭載されるまで、自然な青空が描けるムービー用画像作成ソフトとして、Vistaproとともに愛用していました。日時指定による太陽のシミュレーションを早期に採用していたので、ダイヤモンド富士の調査はこのソフトで行うのがふつうでした。
下の画像の右のコメントは作成当時のコメントです。
この画像は国土地理院発行の数値地図250mメッシュ(標高)「甲府」「高山」「飯田」」を利用しKragenさんの風景シミュレータMoVにて描画しました。
神奈川県厚木市上空5,000mからの展望CGです。
この画像は国土地理院発行の数値地図250mメッシュ(標高)「甲府」「高山」「長野」「静岡」「飯田」「東京」「静岡」を利用しKragenさんの風景シミュレータMoVにて描画しました。
多摩ニュータウン連光寺からのダイヤモンド富士(97/1/30)(アニメーションGIF)