カシミールで衛星画像を使う
2002/8/9

カシミールの3D描画(カシバード)で衛星画像をマッピングする方法をまとめてみました。衛星画像でなくても通常のテクスチャマッピングでも同じです・・・。

カシミールのヘルプの「13.10.8  風景の詳細/マッピング」もごらんください。

なお、こんな面倒くさいことはゴメンという方は素直にスカイビュースケープを使いましょう。世界衛星画像が提供されているので、ごくふつうにカシミールを操作するだけで衛星画像が使えます。
 スカイビュースケープはこちら
 拙作、描画例はこちら


衛星画像マッピング例
クリックするとMPEG-4の動画が表示されます。
三浦半島から湘南海岸(399KB)
八ヶ岳をぐるっと一周(311KB)

【流れ】

  1. マッピングする画像の選択
  2. 位置がわかる場所を2カ所探す
  3. カシミールを起動する
  4. カシバードを起動し、マッピング画像を指定
  5. 事前に調べた2カ所の位置をマッピング時に指定
  6. 描画する
  7. マッピング画像の色の調整
  8. 6,7の繰り返し(気が済むまで)

【操作例】

以下の例ではランドサットの衛星画像を使ってみます。

ランドサット衛星画像 1.マッピングする画像の選択

 できるだけ詳細な画像が欲しいところですが、あまり大きな画像を使うとカシバードの描画時にメモリ不足で落ちます。この例では左の画像(実際は600*600ピクセル)を使ってみます。なお、読み込みできる画像は256色かフルカラーのBMP形式です。

2.位置がわかる場所を2カ所探す

 写真を見てカシミールなどで位置が分かる箇所を2カ所探します。2点はなるべく離れた場所を選択してください。近隣だとずれが発生した場合、別の場所でのずれが大きくなる傾向があります。
 山頂などは写真では判別しにくいので川や湖などがいいでしょう。今回は山中湖の北の端と精進湖の突き出た洲に決め、この場所をカシミールの地図で事前にメモしました。

 湖があるときは湖のどこかで合わせた方がカシバードで描画したときのずれが目立たなくていいです。山頂のずれはあまりわかりませんが、湖は衛星画像では黒く大きいのでずれるとけっこう目立ちます。

ちなみにMPEG-4で遊ぶにアップしている左下の動画をよお〜く見ていただくと最後の方で芦ノ湖がずれているのがわかります・・・。あ、このページの上にリンクしました。


3.カシミールを起動する

 通常どおりカシミールを起動し、カシバードで描きたい場所を決めます。

4.カシバードを起動し、マッピング画像を指定

風景の設定  カシバードを起動したら、風景の詳細を指定し、設定画面を表示します。
 左下の「テクスチャマッピングを有効にする」にチェックを入れ、CH1の「設定」ボタンをクリックします。
テクスチャを使う すると下のような画面がでるので、「テクスチャを使う」をチェックします。左下の「画像読み込み」のボタンが使えるようになるので、このボタンをクリックして画像を読み込みます。
 真中下の「くりかえしパターン」のチェックははずしてください。これは小さい画像を模様のように並べる時に使うものです。

5.事前に調べた2カ所の位置をマッピング時に指定

マッピングの位置指定  問題の位置指定です。やり方はいくつかありますが、ここでは2カ所の緯度経度の指定をしています。
 上の画面の右下、「地図で指定」をクリックします。
 すると左の画面が表示されます。
 左の「ピン打ちNo1」をクリックして、事前に調べた画像の位置をクリックして、右の緯度経度に数字を入力します。表示された画像が小さくて見にくい場合には左の「2倍」「4倍」を指定すれば大きく表示されます。「ピン打ちNo2」についても同様に行います。画像の種類によっては上の「画像を半透明」をチェックした方がいいこともあります。指定が終わったら上の画面に戻るので、この時に一番上の「登録(S)」を忘れずにクリックしておきましょう。これで画像を指定するだけで、毎回位置合わせをしなくても済みます。


6.描画する

 これで準備はできたのでカシバードで描画(撮影)してみましょう。

7.マッピング画像の色の調整

 実際に描画してみたら富士山が妙に黒っぽくなってしまったので、元の画像をレタッチして明るくしてみました。(上に掲げた画像はレタッチ後のものです)
 下の画像はレタッチした画像を指定して描画したものです。
 マッピングしたのは上の画像の範囲なのでそれより遠く(南アルプスとか)は「風景の設定」で設定した内容で描画されています。

鉄砲木の頭上空からの富士山